あらすじ(ネタバレあり)

玄烈(げんれつ)に興味津々

玄烈(げんれつ)のこと結構気に入ってるみたい。一緒にいると彼女の魅力がどんどん分かってくるってさ。あんたは面白い女だなんて言ってる。でも君綺羅はピシャリと一言。私、結婚してますんで。これには玄烈も一歩引く。人妻に手を出す気はないらしい。ただ、未亡人なら話は別だけどねだって。諦めてないな、こいつ。

君綺羅は君綺羅で、宿屋の人に嘘をついてる。自分は玄(げん)部のもので、馬賊に襲われて身分証をなくした、とか言ってる。なかなかやるよね。

君綺羅の本当の狙い

玄烈が一人で傷の手当てをしてた。そこに君綺羅がすっと入ってくる。手伝いますよって、優しい笑顔で。手当の仕方も手慣れたもんだ。でも彼女の本当の狙いは別にある。その目は、玄烈が持ってるはずの令牌(族長の証)を探してキョロキョロ。分かりやすいんだよ、君綺羅。

その頃、城の外では別の動きがあった。羅奇(らき)たちが謎の男に遭遇する。どうやら武器の取引に関わってたみたい。でも見つかった途端に自害。手がかりは消えちゃった。

迫りくる奚部の魔の手

城の中もきな臭くなってきた。奚(けい)部の少族長が、玄烈を暗殺する計画を立ててる。賀機遥(が・きよう)は街に潜む奚部の間者を見つけ出した。すぐに玄烈へ報告する。玄烈は報告を聞いても落ち着いたもんだった。もう何か策があるみたいだね。

そのタイミングで君綺羅は席を外す。こっそり鉱石を売る露店へ向かった。店主と珍しい石の話をしてる。彼女が探してるのは玄鉄晶石。目的はブレてない。

玄烈は君綺羅がいないことに気づく。急に嫌な予感がしたらしい。もう焦って大変。慌てて彼女を探しに飛び出していく。街で奚部の男を捕まえて女を見なかったか!って問い詰めるけど、知らないって言われるだけ。どんだけ心配なんだよ。

絶体絶命の夜

玄烈が焦りまくってるところに、君綺羅がひょっこり現れる。どこ行ってたんだ!って、心配と怒りが混じった声で問い詰める玄烈。君綺羅はあなたがいなくなったから探してたのよなんて、しれっと言う。うまいこと言うなあ。

部屋に戻って、また傷の手当ての続き。君綺羅は、玄烈の隙を見てついに令牌を盗んだ!…と思ったら、ただの宿の部屋の札だった。ダサい、ダサすぎるよ君綺羅。玄烈は全部見てた。君綺羅は気まずそうにあ、これ、掛けるの手伝おうと思ってとかごまかす。もうコントだろこれ。

その夜、ついに奚部の連中が宿に押し寄せてきた。状況は最悪。玄烈は君綺羅に頼みがあると言う。奚部の連中は男はしゃがめ、女は出ていけと叫ぶ。君綺羅は女たちに紛れて、うまく宿から脱出した。玄烈は彼女に一つの令牌を渡す。羅執舟(らしつしゅう)を探せ、と。この時期、彼は毎年こっそり遥城(ようじょう)に来て母親の墓参りをしているらしい。君綺羅は一瞬ためらう。でも玄烈を信じて、令牌を握りしめて走り出した。

君綺羅、救世主になる

玄烈と賀機遥は、奚部の猛攻を受けて後退する。なんとか廃屋に逃げ込んだ。でも奚部の連中は外から火を放つ。二人を燻し殺す気だ。もうダメかと思ったその時。君綺羅が羅執舟(らしつしゅう)の援軍を連れて戻ってきた!彼女が警鐘をガンガン鳴らす。それにビビった奚部の連中は撤退していった。君綺羅、マジでヒーローじゃん。

でも玄烈と賀機遥は、煙を吸いすぎて火の中で意識を失ってた。君綺羅はすぐに部下に指示して、二人を運び出させた。

もう一つの物語:捕らわれの邵祁民

一方、別の場所では邵祁民(しょうきみん)がひどい目に遭ってた。捕まって薬を盛られ、売り飛ばされそうになってる。意識が朦朧とする中で、彼は子供の頃を思い出してた。いじめられていた自分を、君綺羅が助けてくれた記憶。彼にとって彼女は恩人なんだね。

そこに現れたのが玄青蔻(げん・せいこう)。彼女は邵祁民を見るなり一目惚れ。この人、私が買うわと即決。特に彼の瞳が気に入ったらしい。私が大事にしてあげると誓ってる。邵祁民の運命、どうなっちゃうんだ。

感想

いやあ、今回の君綺羅はすごかった。有能な女スパイかと思えば、部屋の札を間違えて盗んじゃうドジっ子な一面も見せる。このギャップがいいよね。彼女の人間味が出てる。玄烈がどんどん彼女に惹かれていくのも無理ないよ。君綺羅がちょっといなくなっただけで、あの焦りようだもん。完全に意識してる。

君綺羅も、令牌を盗もうとしたり嘘ついたりしてるけど、結局は玄烈を助けるために必死になる。この二人の間に、敵とか味方とかじゃなくて、何か特別な信頼関係が芽生え始めてる感じがたまらない。

あと、邵祁民のパートも目が離せない。彼が君綺羅に助けられた過去があったなんて。そんな彼が今度は玄青蔻(げん・せいこう)に買われるっていう展開。この出会いが吉と出るか凶と出るか、すごく気になる。アクションも策略もてんこ盛りで、本当に息つく暇もない回だったよ。

つづく