ついに来たね、最終回。色々ありすぎたけど、二人の物語がどこに着地するのか、しっかり見届けようじゃないか。

あらすじとネタバレ

玄烈(げんれつ)の解放

前回、君綺羅(くんきら)が捕まっちゃったところからだね。玄烈(げんれつ)はもう必死だよ。王様の前で彼女は両国の平和のために尽くしてきたんだ!って叫ぶ。これに王様も心を動かされたみたい。でも、ただじゃ許さない。お前が一生をかけて、両国の平和を最優先すると誓えって条件を出す。玄烈はもちろん即答。やりますって。この一言で、君綺羅はやっと解放されるんだ。

それぞれの道へ、束の間の別れ

場面は変わって、青蔻(せいこう)のところ。彼女は祁民(きみん)が死んだショックで、ちょっと心が壊れちゃってる。祁民(きみん)がまだ生きてると思って、北泫に一緒に帰る準備をしてるんだ。見てて辛いシーンだよ。玄烈は彼女の気持ちを汲んで、話を合わせる。祁民は今、仕事で出かけてるって優しい嘘をつくんだよね。君家では、祁民を丁重に弔う。君のお父さんが彼を義理の息子として迎えるんだ。泣ける。

そんな中、北泫からヤバい知らせが届く。羅執舟(らしつしゅう)が兵を集めて反乱を企ててるって。玄烈の兄、つまり北泫の王様が危ない。玄烈はすぐに帰国を決意する。

この話を、君綺羅は全部聞いてた。でも彼女は引き止めない。行ってきなって言うんだよ。国を守るっていう玄烈の責任を、彼女は痛いほど理解してるから。自分にとっての君家と同じだって。強い女だよ、本当に。

羅奇(らき)も玄烈と一緒に行く。三女との別れがまた切ないんだ。彼女が泣きながらお守りを渡すと、羅奇(らき)は必ず婿入りしに帰ってくる!って約束して去っていく。玄烈も君綺羅に凱旋したら、必ず君を迎えに来ると誓う。でも君綺羅は分かってる。北泫の王が、簡単に玄烈を焱南に手放すわけないって。それでも、今は国が第一。二人はそれぞれの覚悟を胸に別れるんだ。

北泫の動乱と二人の未来

焱南では、君綺羅が新たな役目を引き受ける。国境の交易所を守るっていう、誰もやりたがらない危険な仕事。彼女は自ら志願して、王様から君家の安泰を約束されるんだ。

その頃、北泫は案の定、大混乱。羅執舟(らしつしゅう)が王宮に攻め込んでくる。絶体絶命の兄を救ったのは、ギリギリで駆けつけた玄烈だった。羅執舟は、かつての仲間だった玄烈が王をかばうのが信じられない。なんでだよ!って叫ぶけど、もう後戻りはできない。玄烈は彼を斬れない。だから羅執舟は、自ら玄烈の刀に身を投げて命を絶つんだ。悲しい結末だったね。

戦いが終わって、玄烈は兄から再び狼主の地位を託される。そして、国境地帯の守りを自ら買って出る。それは、君綺羅がいる焱南との国境だった。

時が流れて。羅奇は約束通り、三女の元へ帰ってきた。二人はみんなに祝福されて結ばれる。こっちは本当に良かった。

そして、君綺羅と玄烈。彼女は二人の子供、双子を産んでる。二人は国境で再会し、一つの決断をする。この子たちの一人を焱南に残して育てようって。それは、自分たちの役目を、次の世代に継がせるため。二人の愛が、未来の平和を守るための礎になる。こうして、二人の物語は、新しい希望へと繋がっていくんだ。

感想

いやー、終わったね。最終回、情報量が多くてちょっと駆け足だったけど、きれいにまとめてくれた。俺がこのドラマで一番好きだったのは、君綺羅と玄烈の関係性かな。ただ好きだとか会いたいとか、そういう次元じゃない。お互いが背負ってる国のこと、家族のこと、その全部を理解して尊重しあってる。だから、離れていても心が繋がってるのが伝わってきた。

最後の子供のシーンは、このドラマのテーマそのものだったと思う。二人の愛が、個人のものじゃなくて、国と国の平和っていうもっと大きなものに昇華されていく感じ。すごく壮大で、美しい終わり方だった。甘いだけのハッピーエンドじゃなくて、責任とか未来とか、そういう重さもちゃんと描いたのが良かったな。個人的には、羅奇と三女がちゃんと結ばれたのが救いだった。あの二人の幸せそうな姿には、こっちまで笑顔になったよ。

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