スーイエは、自身のキャリアにとって重要な学会発表を控えていた。しかし彼の心には、父・何盛(ホー・ション)との長年にわたる確執が重くのしかかる。恋人のシーファンはそんな二人の関係を深く心配し、父と子の間を取り持とうと、そっと手助けを始める。フォーラムでは、スーイエの発表とシーファンが企画したイベントがそれぞれ大きな成功を収める。その成功がきっかけとなり、凍りついていた父子の関係にも、ようやく雪解けの兆しが見え始める。一方、シーファンの親友である許向雅(シュー・シアンヤー)も、自身のキャリアに関する大きな決断を下そうとしていた。
「素敵な恋の咲かせかた」あらすじネタバレ23話
父と子の溝、そして恋人の心配
スーイエは昼休みになると、もうシーファンに会いたくてたまらない。彼女の職場まで飛んでいくんだ。キスしようとしたら、シーファンに10mの安全距離!って止められちゃう。この二人のやりとり、本当に微笑ましいよね。
ただ、シーファンには一つ心配事があった。スーイエと父親の何盛(ホー・ション)の関係だ。二人の間には、かなり深い溝があるみたい。何盛は息子の恋愛を気にかけていた。相手がシーファンだと知って、実はホッとしていたんだけどね。
その夜、シーファンはスーイエに父親とのことを尋ねた。スーイエは重い口を開く。父親は家庭を全く顧みなかった。そのせいで母親は癌になり、若くして亡くなった。彼の話を聞いて、シーファンは胸を痛める。彼女は黙って、翌日の学会でスーイエが着るスーツを準備してあげるんだ。
それぞれの舞台で輝く二人
フォーラム当日、二人はそれぞれの場所で輝きを放つ。シーファンと同僚の許向雅(シュー・シアンヤー)が企画した漢方ドリンクや香りのイベント。これが参加者にめちゃくちゃウケて、大好評だった。
一方、スーイエの発表も大成功を収める。中医学と化学療法の術後ケアに関する彼の研究は、国内外から大きな注目を集めた。客席でその姿を見ていた父、何盛。彼の目には涙が浮かんでいた。シーファンの言った通りだった。息子は自分の選んだ道で、こんなにも輝いている。父親として、こみ上げるものがあったんだろうね。
ついに訪れた和解の夜
長年のわだかまりは、そう簡単には消えない。シーファンは、父子が向き合う機会を作ろうと決めた。彼女は二人を食事に誘う。わざわざスーイエが考案した漢方茶や薬膳料理を用意してね。
食事の席で、何盛が切り出した。二人は結婚を考えているのか?突然の質問に、スーイEとシーファンは言葉に詰まる。その場の気まずい空気を救ったのは、同席していた郁里仁(ユー・リーレン)だった。ナイスフォロー。
食事が終わった後、スーイエと何盛は二人きりで話す。何盛は初めて、息子の仕事を心から支持する言葉をかけた。それどころか、自分も関連する論文を探して、一緒に研究しないかと提案までしたんだ。これは大きな、大きな一歩だよ。
母の形見、そして未来への誓い
父との和解。その帰り道。スーイエとシーファンは手をつないで歩いていた。ふと、スーイエが立ち止まる。彼はカバンから一つの腕輪を取り出した。それは、亡き母が残した形見だった。
スーイエは、その腕輪をそっとシーファンの手首につける。そして、まっすぐに彼女の目を見て言った。愛してるシーファンの瞳から涙があふれる。二人は強く、強く抱き合った。
家に帰ると、シーファンの両親が娘の腕にある腕輪に気づく。すべてを察して、二人とも大喜び。もう家族公認の関係だね。
新たな道へ進む仲間たち
フォーラムも無事に閉幕した。何盛は帰る前、シーファンに深く感謝を伝えた。息子のことを理解してくれてありがとう、と。
周りの人たちも、新しい一歩を踏み出そうとしていた。シーファンの親友、許向雅(シュー・シアンヤー)がホテルを辞める決意を固める。彼女は薬膳の養生館を開きたいと考えていた。スーイエに相談すると、彼は全面的に協力すると約束する。
その食事の席で、今度は向雅の恋人、林億深(リン・イーシェン)がスーイエに尋ねた。シーファンが仕事を辞めて留学するのを、君はどう思う?スーイエの答えは迷いなかった。全力で応援する
夜、シーファンは自分のキャリアを振り返る。ホテルで働いた7年間が終わろうとしている。でも、その最後にスーイエが輝く姿を見られた。彼が父親と和解する瞬間に立ち会えた。それだけで、とても幸せで、満たされた気持ちだった。
第23話の感想: やっと雪解け!見てるこっちが泣けてくる
いやあ、今回は本当に泣けた。ずっとギクシャクしてたスーイエと父親の何盛が、ついに和解したからね。何盛が息子の発表を見て涙ぐむシーン。あれはダメだよ。こっちまで涙腺が緩む。この和解の裏には、間違いなくシーファンの存在があった。彼女が根気強く、そして賢く立ち回ったからこそ、父子は向き合えたんだ。本当にいい彼女だよ。
そして、スーイエからの腕輪のプレゼント。あれはもう、事実上のプロポーズだよね。亡き母の形見を渡すなんて、最大の愛情表現じゃないか。二人の関係が確固たるものになった瞬間だった。
この二人の絆が強くなったからこそ、周りの人たちも安心して自分の道に進める。向雅の独立も、シーファンの留学も、全部が前向きなエネルギーに満ちている。それぞれのキャラクターが自分の足で未来へ歩き出す。そんな希望に満ちた、本当に見ごたえのある回だった。
つづく

