美宝(メイバオ)の弟・シュージュンが警察を訪れ、継父による長年の脅迫と虐待の事実を告白します。彼の証言により、継父への疑惑は確信へと変わりますが、決定的な証拠が見つかりません。そんな中、引きこもりの作家・ミンユエがある決意を胸に刑事の前に現れます。そして捜査線上に浮かび上がった継父がとった、予想外の行動とは?

「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」あらすじネタバレ12話

ジョン刑事の家庭事情と弟の告白

物語は少し意外な日常の風景から始まります。ジョン刑事の娘が、父親のために大量のサプリメントを持って署を訪ねてきました。ジョン刑事は相変わらずの心配性で、娘の麗江(リージャン)旅行に反対します。

ここでヤン刑事が知ったのは、娘がジョン刑事の実子ではないという事実でした。血の繋がりはなくとも、彼がどれほど娘を大切に思っているかが伝わってきますね。娘はもう大人なんだから理解してと訴えますが、親心というのは複雑なものです。

一方、美宝(メイバオ)の弟であるイエ・シュージュンが、マネージャーと共に警察署へやってきました。彼は開口一番、継父であるイェン・ヨンユェンを告発したいと言い出します。

悪夢のような継父の影

シュージュンの口から語られたのは、戦慄するような過去でした。2年前、彼が初めてツアーを行った際、あの悪魔が現れたのです。

イェン・ヨンユェンは宣伝の現場で息子よ!と大声で叫び、満面の笑みを浮かべて近づいてきました。シュージュンにとって、その笑顔は恐怖そのもの。彼はパニックになり、その場から逃げ出したそうです。

その後も悪夢は終わりません。シュージュンが摩天楼マンションに戻ると、イェン・ヨンユェンは再び姿を現しました。彼は姉の美宝の住所を聞き出そうとし、ある写真をネタに脅迫してきたのです。お金を渡さなければ写真を公開すると脅す継父。彼はまるで底なし沼のように、いくら金を渡しても満足することはありませんでした。

姉が守ろうとしたもの

ある時、美宝は弟が脅されていることを知り、すぐに警察に通報するよう勧めました。脅迫は一度始まったら止まらない美宝の言葉は正しかったのです。

シュージュンは、もっと早く姉の言うことを聞いていればと後悔を滲ませます。実は、脅迫に使われた写真は、彼らが幼い頃に撮られたものでした。1年前、イェン・ヨンユェンは金をよこさないなら美宝を殺すとまで脅してきました。それでも美宝は怖がらないでと弟を励まし、金銭の要求を拒絶させたのです。

この証言を聞いたジョン刑事とヤン刑事は確信します。イェン・ヨンユェンこそが、最も殺害動機を持つ人物だと。しかし奇妙なことに、彼は事件前の1年間、ふっつりと姿を消していたのです。

動き出す住人たち、そして作家の決意

捜査が行き詰まる中、摩天楼マンションで新たな騒ぎが起きたとの情報が入ります。管理人のシェ・バオルオが、イェン・ヨンユェンと揉み合いになっていたというのです。ジョン刑事たちはすぐに現場へ向かいました。

一方、作家のウー・ミンユエにも大きな変化が訪れます。モー・リー(ジャスミン)との電話で捜査の進展を知った彼女は、ついに恐怖症を克服します。部屋から一歩を踏み出し、エレベーターに乗ってジョン刑事を呼び止めたのです。

彼女が震える手で渡したのは、美宝が幼少期に継父から虐待を受けていた証拠写真でした。ジョン刑事はこの写真を元に逮捕状を取ろうとしますが、殺人事件そのものと結びつける直接的な証拠がまだ足りません。

指紋、そして衝撃のラスト

ジョン刑事とヤン刑事は、マンションの住人たちの関係性を洗い直します。リン・ダーセン、リン・モンユー、モー・リー、ディン・シャオリン……。彼らの証言や関係性に、自分たちは騙されているのではないか?そんな疑念が頭をよぎります。

そんな中、ジョン刑事は以前から追っていたレコードの買い手を突き止めました。その人物自体は事件と無関係でしたが、なんとそのレコード盤からイェン・ヨンユェンの指紋が検出されたのです!これでついに指名手配ができる。そう意気込んだ矢先のことでした。

なんと、イェン・ヨンユェン本人が自ら警察署に現れたのです。取調室でジョン刑事と対峙した彼は、不敵な態度でこう言い放ちました。私は殺していない。お前たち全員、ジョン・メイバオに騙されているんだ

第12話の感想

継父の不気味さが際立つ回でした。弟のシュージュンが語る笑いながら近づいてくる悪魔の描写には、背筋が凍る思いです。一方で、引きこもりだった作家のミンユエが、美宝のために勇気を振り絞って外に出たシーンは胸が熱くなりましたね。そしてラストの自首!全員が美宝に騙されているという言葉は、単なる悪あがきなのか、それとも……? ここに来て謎がさらに深まりました。

つづく