顔永原(イェン・ヨンユェン)はテレビ番組に出演し、世間の同情を集めようと画策します。警察は彼が過去に関わった女性実業家から、彼がいかに巧みに人の心を操るかという証言を得ました。一方、美宝の弟・葉舒俊は、姉の名誉を守るため、ある覚悟を決めて番組の収録現場へと向かいます。生放送のスタジオで、誰も予想しなかった衝撃の事件が起こります。
「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」あらすじネタバレ14話
悪魔の心理テクニックと新たな証言者
顔永原(イェン・ヨンユェン)がついに動き出しました。彼はテレビの親子感動番組に出演し、カメラの前で慈悲深い父親を演じ始めたのです。その姿はあまりに白々しく、見ているだけで胸がざわつきますよね。
放送の10時間前、刑事の楊蕊森(ヤン・ルイセン)は顔永原(イェン・ヨンユェン)の供述を整理していました。彼女は、彼の手口がPUA(ピックアップアーティスト)と呼ばれる心理操作の5段階にぴったり当てはまると気づきます。まずは魅力的なキャラ設定で相手を引きつけ、次にそれを覆して同情を誘う。そして契約と崩壊を経て、最終的には感情的な虐待へと追い込んでいくのです。
楊蕊森(ヤン・ルイセン)は彼は被害者を装って人の心を操る天才だと仮説を立てます。上司の鍾敬國(ジョン・ジングオ)もその分析には一理あると感じつつ、決定的な証拠が足りないと指摘しました。そんな矢先、顔永原(イェン・ヨンユェン)の過去の犯罪記録から汪紅(ワン・ホン)という女性社長の名前が浮上します。二人は急いで彼女のもとへ向かいました。
女社長が語る寄生虫の実態
番組収録の8時間前、二人は汪紅のオフィスを訪ねました。最初は門前払いされかけますが、顔永原の名前を出した途端、彼女は協力を承諾します。汪紅の口から語られたのは、顔永原の恐ろしい本性でした。
あの男に関わった女で、まともな結末を迎えた人はいない当時、未亡人だった汪紅は、親身に世話を焼いてくれる顔永原に心を許してしまいました。しかし、彼は裏で怪しげな連中と付き合い、浮気も繰り返していたのです。さらに彼は会社の経営権まで奪おうと画策していました。汪紅は彼と別れていなければ、会社も命も失っていたと振り返ります。そして、かつて顔永原の愛人だった歌手の女性も、彼に追い詰められて死んだのだと証言しました。
この話を聞いた楊蕊森(ヤン・ルイセン)たちは、鍾潔(ジョン・ジエ)の自殺も彼による精神的な追い込みが原因だったと確信を深めます。さらに、鍾潔(ジョン・ジエ)が亡くなった年、顔永原が何者かに刺されて入院していたという事実も浮かび上がりました。
美宝が背負った孤独な過去
楊蕊森は再び刑務所の葉美麗(イエ・メイリー)を訪ね、過去の真相を問い質します。そこで語られたのは、あまりに悲しい事実でした。
あの日、家出を計画していた鍾美寶(ジョン・メイバオ)たちは、母の鍾潔(ジョン・ジエ)が転落したことを知ります。しかし美宝は病院へは行かず、家に戻って顔永原をナイフで刺したのです。当時、医師として病院にいた葉美麗(イエ・メイリー)は、運ばれてきた顔永原を見て動揺し、手術を執刀できませんでした。
その後、美宝は親戚に預けられましたが、顔永原を刺したことを知った親戚によって、軍隊式のような厳しい寄宿学校へ送られてしまいます。彼女はそこで外界との連絡を絶たれ、孤独な青春時代を過ごしていたのでした。
生放送の悲劇、弟の決断
いよいよテレビ番組の収録が始まります。顔永原は涙ながらに嘘のエピソードを語り、美宝を悪者に仕立て上げ、視聴者の同情を買っていました。テレビを見ていた丁小玲(ディン・シャオリン)や李茉莉(リー・モーリー)たちは、その卑劣さに怒りを露わにします。
一方、警察は顔永原がオーストラリア行きの航空券を予約していることを突き止めました。彼は番組出演料を手に入れたら、そのまま海外へ高飛びするつもりだったのです。
そして、弟の葉舒俊(イエ・シュージュン)がスタジオに現れました。彼は一人で冷静になりたいと言ってスタッフから離れますが、そのポケットにはナイフが隠されています。楊蕊森は、以前入手した虐待された子供の写真が美宝本人ではないことに気づき、鍾敬國に連絡しようとしますが繋がりません。
ステージに上がった葉舒俊。彼は言葉を発する代わりに、隠し持っていたナイフで顔永原を刺しました。悲鳴が上がるスタジオ。衆人環視の中、弟は姉の復讐を果たしてしまったのです。
第14話の感想
顔永原の被害者面した演技には、本当に腹が立ちましたね!汪紅さんの証言で、彼が昔から女性を食い物にするプロのヒモだったことが証明されてスッキリしましたが、その代償はあまりに大きすぎました。まさか、繊細なピアニストである葉舒俊が、公衆の面前で刺してしまうなんて……。彼が姉のために選んだ結末が悲しすぎます。そして、写真の矛盾に気づいた楊刑事の発見も気になります。まだ隠された秘密がありそうです。
つづく

