刑事の楊蕊森(ヤン・ルイセン)は、事件の鍵を握る小説の続きを読む中で、物語と現実の奇妙な一致に気づき始めます。一方、作家の呉明月(ウー・ミンユエ)は、かつて被害者の美寶から聞いたある秘密を明かします。それは、美寶の幼少期に起きた悲劇的な出来事でした。美寶の心に深い傷を残した人物の正体とは?物語は核心へと迫ります。
「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」あらすじネタバレ8話
小説の中の真実:囚われた王女と魔王
刑事の楊蕊森(ヤン・ルイセン)は、作家・呉明月(ウー・ミンユエ)の小説に没頭していました。
物語の中で、王女は魔王に囚われています。
彼女は弟である王子が苦しんでいることを感じ取り、彼を救えるのは自分だけだと悟っていました。
楊蕊森(ヤン・ルイセン)が小説を読んでいると、上司の鍾敬國(ジョン・ジングオ)が戻ってきます。彼はなぜ警察官になったのかと尋ねました。楊蕊森(ヤン・ルイセン)は悪を懲らしめ、善を助けるため。悪人が許せないからですと真っ直ぐに答えます。鍾敬國が帰宅した後も、彼女は徹夜で小説を読み続けました。
小説の中では、魔王が王女に迫っていました。私を愛せば、弟を見逃してやるその言葉に、王女は弟と仲間を救うため、自ら魔王を受け入れる決意をします。それはあまりにも悲しく、歪んだ愛の始まりでした。
書かれなかった結末と、美寶の告白
翌日、楊蕊森は再び呉明月のもとを訪れます。
呉明月は精神的に追い詰められており、小説の第3部は出版しないと言い出しました。
しかし、楊蕊森の説得により、彼女は少しずつ心を開き始めます。
そして、かつて鍾美寶(ジョン・メイバオ)と交わした会話を思い出しました。
ある日、スランプに陥っていた呉明月を、美寶が励ましたことがありました。その時、美寶はある女の子の話として、自身の壮絶な過去を語り始めたのです。
その女の子は、母親と二人で暮らしていました。やがて母親は一人の男と恋に落ち、弟が生まれます。しかし、その男は悪魔でした。夜、女の子が眠っていると、継父であるその男の手が伸びてきたのです。
それは愛ではなく、犯罪
美寶の話は続きます。
女の子は恐怖で動けませんでした。
もし抵抗すれば、母親や弟がひどい目に遭わされると知っていたからです。
これは愛なんだという男の言葉に洗脳され、すべては自分のせいだと思い込むようになっていきました。
その話を聞いていた呉明月は、たまらず美寶の言葉を遮ります。それは愛じゃない。ただの呪いよ呉明月は涙ながらに訴えました。女の子は悪くない。悪いのはその男だわ。それは犯罪なのよ
呉明月は、美寶に新しい結末を提示しました。悪人は必ず報いを受けるべきだと。二人は涙を流しながら抱き合いました。
現実とリンクする捜査線
楊蕊森のもとに、呉明月から小説の最終章がメールで届きます。
そこには、王女が結婚式の日に隠し持っていた銀の針で魔王の心臓を突き刺し、自らの手で決着をつける姿が描かれていました。
それは、美寶が望んだ救いの形だったのかもしれません。
一方、現実の捜査も大きく動き出します。鍾敬國は、美寶の継父の名前が顔永原(イェン・ヨンユェン)であることを突き止めました。さらに、美寶の弟である天才ピアニスト・葉舒俊(イエ・シュージュン)の過去の映像を確認します。14年ぶりに父と再会したはずの彼の目には、喜びではなく、明らかな恐怖が宿っていたのです。
第8話の感想
小説の世界と、美寶の壮絶な過去がリンクする構成に鳥肌が立ちました。
継父による虐待を愛だと思い込まされていた美寶の苦しみを思うと、胸が張り裂けそうです。
呉明月がそれは犯罪だとはっきり告げたシーンには救われましたね。
ついに継父・顔永原(イェン・ヨンユェン)の名前が浮上しましたが、彼こそが諸悪の根源なのでしょうか。続きが気になります。
つづく

