いやー、今回もすごかったな。話がどんどん動いて、もう目が離せないって感じ。早速、第10話で何が起きたか、一緒に振り返っていこうか。
あらすじとネタバレ
ここからは完全にネタバレだから、まだ観てない君は気をつけてくれよな。
大妃の怒りとトソン大君の苦悩
まず、チェ・サンロクが刺された件。彼はすぐに運ばれて治療を受ける。で、大妃がこれにブチギレるんだ。宮殿中が凍りつくくらいの怒りよう。そりゃそうだよな、自分の腹心が襲われたんだから。
息子のトソン大君は、ビビりまくって大妃のところへ行く。どうか父上(左議政)をお許しくださいって土下座する。でも、大妃は聞く耳を持たない。チェ・サンロクの命に何かあれば、お前の祖父の一族を根絶やしにするって、もう本気だ。
追い詰められたトソンは、大妃付きの尚宮にこっそり助けを求める。尚宮は交換条件を出す。行方不明の玉璽を見つけてくれたら、大妃様への口添えを考えますと。トソンは、この取引に乗るしかなくなる。
父を救え!イ・ゴンの反撃開始
一方、俺たちの主人公イ・ゴンも動いてる。彼は祖父左議政の元教え子たちと密会する。ここで忠実な味方を確保したわけだ。
次に、回復した内官のサンロクに会いに行く。サンロクは王様の容態について、最近診察した医員が詳しいはずだと教える。ゴンたちはすぐにその医員を探し出す。医員は怖がって逃げようとしていた。ゴンが問い詰めると、衝撃の事実が明らかになる。
王は毒を盛られていた。解毒剤は、毒を盛った犯人自身が持っているはずだ、と。これでゴンの目的がはっきりした。犯人を見つけ出し、解毒剤を手に入れることだ。
明かされる秘密と新たな陰謀
場面は変わって、回復したチェ・サンロク。トソンがお見舞いと謝罪に行く。でも、チェ・サンロクの怒りは収まらない。私個人への恨みなら許した。だが大妃様を狙ったことは許せないと言い放つ。そして、祖父左議政が引退しなければ、絶対に許さないと告げる。
ここで、彼はとんでもない爆弾を投下する。お前の祖母が奴婢だったという証拠の文書を、私が持っていると。トソンは言葉を失う。自分の出自に関わる秘密だ。彼は世子の衣装を見つめながら、自分にその資格はないと涙を流す。
その頃、ゴンは解毒剤を求めてチェ・サンロクの屋敷に忍び込んでいた。結局、何も見つけられない。諦めて帰ろうとした時、壁の隙間からミョンユンの姿が見える。物思いにふける彼女を、ゴンはただ切ない表情で見つめることしかできない。
大妃はここから本格的な逆襲に出る。左議政派の役人たちを全員罷免。さらに、トソンが正式に世子になる日に、チェ・サンロクの娘ミョンユンと結婚させる、と発表する。あまりにも強引なやり方だ。
衝撃の真実、そして父の裏切り
ミョンユンは父から結婚の話を聞かされ、逃げられないように宮殿の一室に軟禁される。ゴンもその知らせを聞く。カプソクは激怒するけど、彼はまだミョンユンがチェ・サンロクの娘だと知らない。
そんな中、ゴンに新たな協力者が現れる。宮女のソノクだ。彼女は、王に毒を盛ったとされる味見尚宮が、実は生きていると暴露する。ゴンたちはすぐに墓を掘り返す。案の定、棺は空っぽだった。
ゴンは最後の切り札を使う。祖父左議政の屋敷へ忍び込む。祖母の奴婢文書を渡し、協力を取り付ける。
その夜、トソンはミョンユンを自室に呼び出す。君と結婚する気はないとミョンユンが言うと、トソンも俺も同じ気持ちだと答える。彼はミョンユンの気持ちを尊重するつもりだった。そして、こう頼む。兄上を救うために、父上を治療してほしいと。
ミョンユンは引き受ける。二人は計画を立て、大妃の息がかかった内官の目を盗んで王の寝所へ。ミョンユンが治療を始めた、その時。
チェ・サンロクが入ってきた。ミョンユンは慌てて隠れる。チェ・サンロクは、王の意識が戻っていることに気づく。起きているのは分かっているぞ。王がうっすらと目を開ける。
ミョンユンは見てしまった。自分の父親が、王の口に再び毒薬を流し込む瞬間を。彼女の凍りついた表情で、10話は終わる。
今回の感想
いや、今回はトソン大君に惚れたな。最初は兄への嫉妬心もある、ちょっと頼りない弟って印象だった。それが今や、兄を救うために危険を冒し、好きな女性の気持ちを尊重する男になった。彼がミョンユンに君に気持ちがないなら結婚しないって言ったシーンは、グッときたよ。すごく誠実なキャラクターに成長した。
対照的に、チェ・サンロクの非道さが際立った回でもあった。権力のためなら王殺しも厭わない。それも、実の娘がすぐそばに隠れている状況で、だ。あの冷酷さにはゾッとする。自分の父親の罪を目撃してしまったミョンユンが、これからどう動くのか。彼女の選択が、物語の鍵を握ることになるんだろうな。ゴン、トソン、ミョンユン。この三人がどうやってこの最悪の状況をひっくり返すのか、本当に楽しみだ。
つづく