いやあ、今回の11話はすごかったな。息つく暇もなかったぜ。早速、何が起こったか話していくよ。

波乱の結婚式、すべてをひっくり返す男

まず、ミョンユンがかわいそうすぎた。自分の親父チェ・サンロクが王に毒を盛る現場を目撃しちまうんだ。物陰で泣き崩れるミョンユン。これでやっと、ゴンがなぜあれほど自分の父親を憎んでいたのか、身をもって理解したわけだ。

彼女はトソン大君に会う。涙ながらに父が王様を病気に?と尋ねる。トソンは静かにうなずくしかない。ミョンユンはもう絶望の淵だ。侍女のオウォルにも、恥ずかしくて何も話せない。

そんな彼女の気持ちなんてお構いなしに、大妃はミョンユンを宮殿に呼ぶ。これからは私の本当の娘のように大切にするわなんて言ってる。どの口が言うんだか、本当に腹が立つよな。

そして、ついにトソン大君とミョンユンの結婚式、それからトソンの世子冊封式の日が来た。主役の二人、ミョンユンもトソンも、表情は完全に死んでる。当たり前だ。

チェ・サンロクが新しい世子を任命する教旨を読み上げる。トソンがそれを受け取ろうとした、まさにその瞬間だった。

式場の扉がバーンと開く。そこに立っていたのは、死んだはずのイ・ゴン!祖父のムニョンや味方たちを引き連れての登場だ。

ゴンは高らかに玉璽(ぎょくじ)を掲げた。この儀式は偽物だと宣言する。もう、鳥肌が立ったね。最高の登場シーンだ!

もちろん、悪党側の役人たちは黙っちゃいない。ゴンは王に毒を盛った反逆者だ!と騒ぎ立てる。でも、ゴンは一枚上手だった。毒殺計画の証人である味見役のユンを引っ立ててきたんだ。これには悪党たちもぐうの音も出ない。

現場にいたカプソクとオウォルは、それぞれミョンユンとゴンの本当の身分を知って呆然。そりゃ驚くよな。

大妃はショックで倒れそうになり、侍女たちに支えられて退場。こうして、壮大な茶番劇だった結婚式は中止になった。痛快だったぜ!

再会と新たな亀裂

式が中断された後、ゴンとトソンはついに再会を果たす。ゴンはミョンユンにも声をかけるけど、二人の間には重くて気まずい空気が流れる。これは仕方ない。

そこにゴンの母である王妃が現れる。生きていた息子との再会に、二人は涙を流して抱き合う。このシーンはグッときたな。

でも、宮殿はまだ敵だらけだ。ゴンの世子復位に公然と反対する役人もいる。

さらに、別の悪そうな高官、左議政がトソンに近づく。兄上も、いずれはお前を邪魔に思うだろうなんて囁いて、兄弟の仲を裂こうとする。こういう奴、いつの時代にもいるよな。

だけど、俺たちのトソン大君は賢い。兄はそんな人ではないと、その悪意をきっぱりとはねのけた。そうだ、その調子だ!この兄弟の絆は、そんなことで揺らがない。

悪党たちの最後の悪あがき

ゴンは、毒で衰弱しきった父王の姿を見て、怒りを新たにする。そして、トソンと共に、大妃とチェ・サンロクのもとへ直接乗り込んだ。案の定、二人は同じ部屋でこそこそ話していた。

ゴンは単刀直入に切り出す。今すぐ罪を自白しろ。さもないと、あんたたちの不倫関係をすべて暴露して、歴史に汚名を刻んでやると。最高の脅し文句だ。

これには大妃も顔面蒼白。でも、チェ・サンロクはまだ諦めない。最後まで戦ってやると開き直る。本当に往生際が悪い。

追い詰められたチェ・サンロクは、今度はゴンと祖父ムニョンの前に現れる。そして、とんでもない取引を持ちかけた。王の解毒剤と引き換えに、俺と大妃の命を助けろって。どこまで自分勝手なんだ。

でも、ゴンのじいさん、ムニョンがすごかった。彼は冷たく言い放つ。王は、お前のような男に命乞いをするくらいなら死を選ぶだろう。どうせお前は死罪だ。取引は成立しない。さっさと解毒剤を渡せ。このじいさん、容赦なくて最高だぜ。

逃亡計画と最後の賭け

完全に追い詰められたチェ・サンロクと大妃は、宮殿からの逃亡を決意する。キム尚宮が手引きを申し出る。チェ・サンロクはトソンに、ミョンユンの脱出を手伝うよう頼む。トソンは解毒剤を渡すことを条件に、それを引き受けた。

その夜、ゴンはミョンユンのもとを訪れる。彼は自分の気持ちを静かに語り始めた。宮殿に戻ってきたのは、儀式を止めるためか、それとも結婚を止めるためか、自分でも分からなかったと。でも、君に会って、本当の理由がはっきりしたって。これ、もう告白だよな!

だけど、ミョンユンは父親の罪に押しつぶされそうになっている。父と共に罰を受けますと、ゴンの申し出を断るんだ。切なすぎる。

まさにその時、ゴンに急報が届く。大妃とチェ・サンロクが逃亡しました!

場面は変わって、宮殿の外。大妃がチェ・サンロクを待っている。手下のムベクは先にお逃げくださいと促すけど、彼女は動こうとしない。

ゴンは知らせを受けて、大妃の部屋へ確認に向かう。部屋は暗く、人の気配はない。キム尚宮が大妃のふりをして時間を稼いでいたんだ。

これで逃げられたか、と思った瞬間。暗闇から声がした。

誰の許しを得て入ってきたのだ

そこにいたのは、まぎれもなく大妃本人だった。ゴンは驚きを隠せない。逃げたはずの大妃が、なぜまだ宮殿にいるんだ?一体、何が起こってるんだよ!

第11話の感想、ちょっとだけ語らせて

いやー、今回の11話はマジで神回だった。ゴンが結婚式に颯爽と現れて、すべてをひっくり返すシーンは、何度見てもスカッとするよな。これぞヒーローって感じだ。

トソン大君の健気さにも泣かされる。兄を心の底から信じて、周りの雑音にも惑わされない。この兄弟の絆が、このドラマの大きな支えになってる。

一方で、ミョンユンの立場は本当に辛い。愛する人と、罪を犯した父親。その間で苦しむ彼女の姿は、見ていて胸が締め付けられるよ。

チェ・サンロクと大妃の往生際の悪さには、もはや呆れるしかない。自分たちの欲望のために、どれだけの人を不幸にすれば気が済むんだか。解毒剤を取引材料に使うなんて、人間のクズだよ。でも、ゴンのじいさんがビシッと言ってくれて、少しスッキリした。

そして、最後のどんでん返し。大妃が逃げたと思ったら、まだ宮殿にいた。この展開には完全にやられた。彼女は一体何を考えているんだ?ただじゃ転ばないってことか。この一筋縄ではいかない感じが、このドラマの面白さだよな。

つづく