あらすじ
いやー、今回も大変なことになったね。まず、ゴンはミョンユンを自分の部屋に隠すことにした。もちろん周りは大反対。でもゴンは聞かない。彼女を絶対に守るって決めたんだ。
その頃、ミョンユンの父、チェ・サンロクは娘が見つからなくて宮殿から出られない。どうやら最後の手段に出ることを決めたみたいだ。大妃は一人で宮殿に戻るしかなくて、気まずい空気が流れてる。
宮殿のもう一方では、中殿が味見尚宮をどうするかで追い詰められていた。そんな中、とんでもない事件が起きる。なんと、牢にいたはずの味見尚宮が、何者かに殺されてしまったんだ。これでゴンの潔白を証明する道はさらに険しくなった。事態はもうめちゃくちゃだよ。
ネタバレ
父チェ・サンロクの凶行
ミョンユンを救いたい一心で、父のチェ・サンロクが暴走した。娘の運命を変えるには世子を殺すしかない。そう思い詰めて、刃物を持ってゴンの部屋に忍び込んだんだ。部屋から出てきたミョンユンが必死に止める。でもサンロクは聞く耳を持たない。ゴンは冷静だった。俺を殺したって無駄だ。弟のトソンがお前を絶対に許さないってね。外からカプソクの声が聞こえて、サンロクは我に返った。結局、刃物をゴンに渡してその場を去ったよ。その後、サンロクはオウォルから話を聞いて気づく。ゴンが本気でミョンユンを愛しているってことに。
中殿の決断と暴走
中殿も、もう限界だった。悪の親玉みたいな左議政が、彼女をそそのかすんだ。味見尚宮を殺せって。最初はゴンが私とトソンを守ってくれるって信じてた中殿も、だんだん追い詰められていく。自分の尚宮にまでトソン大君のためですって言われたら、もうね。王とトソンが毒殺される悪夢まで見て、完全にパニック状態。そのまま牢屋に直行だよ。そこで味見尚宮に助けてくれないなら、全部トソンのせいにするって脅される。その一言で、中殿の何かがプツンと切れた。持っていた刃物で、味見尚宮の首を刺してしまったんだ。
兄弟の涙と偽りの自白
母が犯した罪を知って、トソンはボロボロになった。母の部屋に行って、彼女が現場に残した刃物を黙って返す。言葉なんていらない。それだけで十分だった。その後、トソンはゴンのところへ向かった。そして、叫ぶんだ。俺が味見尚宮を殺したって。自分のせいで兄の無実が証明できなくなった。そう言って泣き崩れる弟を、ゴンはただ強く抱きしめた。二人の涙が、見ていて本当に辛かった。ゴンは、トソンが母をかばっていること、全部わかってたんだろうね。
そして、事態は最悪の結末を迎える。祖父のムニョンたちが集まる前で、ゴンが静かに口を開いたんだ。味見尚宮を殺したのは、私だって。隠れてその会話を聞いていたミョンユンの前で、ゴンはすべての罪を被ることを選んだ。
第12話の感想
いや、もう言葉が出ないよ。中殿、まさか君がやるとは思わなかった。人は大切なものを守るためなら、ここまで変わってしまうんだな。弱そうに見えていた彼女が、一番恐ろしいことをやってのけた。このドラマ、本当に誰がどうなるか読めない。
それと、今回一番グッときたのは、やっぱりゴンとトソンの兄弟愛だ。母の罪を知って絶望するトソン。その罪を自分が被ろうと嘘をつくトソン。そして、その弟の嘘も苦しみも全部わかった上で、ただ抱きしめるゴン。あのシーンは泣ける。最高だよ、この兄弟。
正直に言うと、ゴンとミョンユンの恋愛模様は、まだそこまでピンと来てないんだ。ずっと悲劇的な展開が続いてるから、二人の間に火花が散る余裕がないのかも。でも、この兄弟の絆だけで、もう十分すぎるくらい物語に引き込まれる。この関係性が壊れないことを祈るばかりだね。
つづく
