第16話 あらすじ(ネタバレあり)
兄弟の亀裂、もう戻れないところまで
王様の意識はまだ戻らない。でも生きてはいる。ゴンが弟のトソン大君にそう伝えたんだ。二人が王様の部屋へ向かうと、そこにはミョンユンがいた。トソンはびっくりしてる。ミョンユンは王様の容態が悪化したから、追加で治療したって説明した。
これを聞いたトソンは、もうミョンユンの治療を信じられないみたい。ゴンは父上は助かるって信じてる。でもトソンは違う。俺が世子になる。それが家族を救う唯一の道だって言い出した。
ゴンが俺もまだ家族か?って聞くんだよ。そしたらトソンの返事がひどい。兄さんが俺の許嫁になるはずだった女を好きになった瞬間、俺たちの絆は壊れただって。いやいや、ちょっと待て。誰かこの子に教えてあげて。ミョンユンは最初から君の許嫁じゃないから!完全に勘違いしてるじゃん。
トソンはミョンユンに俺と結婚する準備をしろと言い放って部屋を出ていく。ミョンユンはすぐに追いかけて、私はゴン様を愛してる。あなたと結婚する気はないってハッキリ伝えた。でもトソンは聞く耳を持たない。もう決めたことらしい。頑固すぎる。
祖父の犠牲、ゴンの絶望
話は急展開する。ゴンの祖父、ムニョン様が王大妃に捕まって拷問されてるって知らせが入る。この王大妃、完全にチェ・サンロクに操られてるんだよね。ゴンが俺が代わりに罰を受けるって言おうとした瞬間、祖父が叫んだ。私が逆賊だ!廃位された王を復位させようと企んだ!って。
これ、全部ゴンを守るための嘘なんだよ。祖父の覚悟がすごい。ゴンは必死でトソンに助けを求めた。でもトソンは冷たい。助けないの一点張り。
希望を失ったゴンは、父である王様の部屋で泣き崩れた。その泣き声が部屋の外まで聞こえて、周りの人たちもみんな涙ぐんでた。そこに薬を買いに行ってたミョンユンが戻ってきて、ゴンを優しく慰めるんだ。
ミョンユンの決断と残酷な結末
ゴンがいない間に、ミョンユンが動いた。王大妃と自分の父親チェ・サンロクの前に現れたんだ。そして取引を持ちかける。私がトソン大君と結婚します。その代わりにムニョン様の命を助けてくださいって。父親はゴンのためか?って聞くけど、ミョンユンは答える。父上がこれ以上、人を殺して罪を重ねるのを止めたいからですと。これには父親も言葉を失ってた。この取引は成立する。
トソンも動いて、ムニョン様は流刑で済むことになった。会議の後、ゴンはトソンに礼を言う。するとトソンはミョンユンが俺との結婚に同意したと告げた。
ゴンがミョンユンに確認すると、彼女は王様が回復するまでの時間稼ぎよって笑う。二人が話しているその時、なんと王様が意識を取り戻した!やった!と思ったのも束の間。チェ・サンロクが王様の様子を見に来るって知らせが。
ミョンユンは急いで王様に鍼を打つ。脈をわざと遅くして、回復したことに気づかせないためだ。二人が隠れている間にチェ・サンロクが部屋に入ってくる。ミョンユンが落とした鍼を護衛がとっさに隠してくれて、なんとかバレずに済んだ。
でも、安心したのも一瞬だった。ゴンの祖父が流刑地へ向かう途中、群衆に石を投げられて殺されたんだ。ゴンの目の前で。ゴンは祖父の亡骸を抱きしめて泣き叫ぶしかなかった。これはあまりにも残酷すぎる。
追放、そしてまさかの再会
祖父の死の後、王大妃はトソンを新しい世子にすると発表。ゴンは宮殿から追放されることになった。
ゴンとミョンユンは涙の別れ。宮殿の外でミョンユンを待っていたのはトソンだった。彼は父上を治せなかったじゃないかと彼女を責める。もう完全に彼女を信じてない。ミョンユンは執着するのはやめてと言うけど、トソンは俺が先に君を好きになったんだと引き下がらない。
ゴンは追放される前に王大妃と話す。彼女の罪は許せないけど、彼女の侍女を一人連れていくことを許してもらった。宮殿を出る時、トソンとすれ違う。ゴンは一言も発さず、彼を無視して通り過ぎた。
時が流れて、ゴンは妓楼に入り浸る毎日。もちろん、チェ・サンロクの監視の目を欺くための演技だ。ある日、酔ったふりをして家に帰ると、ミョンユンが待っていた。彼女は結婚から逃げるために、遠くへ旅立つつもりだと告げる。
二人が抱き合っていると、外から呼ばれる声が。外に出ると、そこに立っていたのは…なんと、すっかり元気になった王様だった。父と子は涙を流しながら、強く抱き合った。ここで16話は終わり。マジかよ!
今回のエピソードについての感想
いやもう、今回は感情がジェットコースターだった。祖父ムニョン様の自己犠牲には胸が締め付けられたし、ゴンを守るために自ら逆賊だと叫ぶシーンは涙なしには見られない。その直後、民衆に殺されるなんて展開は本当にキツかった。トソンの暴走も見ていて辛い。愛と嫉妬で完全に自分を見失ってる。ミョンユンがゴンを想う気持ちと、父親の罪を止めようとする覚悟もすごかった。そして最後の最後、絶望のどん底からの大逆転。元気な王様が登場した瞬間、思わずうわっ!って声が出たよ。こんな終わり方されたら、次が気になって眠れないじゃないか。
つづく