あらすじとネタバレ:ついに王が動く!

王様の覚悟とゴンへの約束

まず、王様ね。意識が戻っただけじゃなかった。ゴンとトソン大君の言い争い、全部聞いてたんだよ。全部お見通しってわけ。

ゴンとの二人きりの場で、王様は約束する。ミョンユンは命の恩人だ。だから必ず助けるって。これにはグッときた。

王様の計画はこうだ。自分の回復は敵、特に大妃と左議政には隠しておく。周りは敵だらけだからね。その上で、昔の味方だった南人派を呼び戻す。廃位された王に忠実な連中もいるからリスクはある。それでもやるしかない。

切り札は虎狩り部隊。この部隊の力を借りて、宮殿の悪党どもを一掃する作戦だ。王様は自分の無事を証明するために、自ら部隊の拠点へ行くと決めた。ゴンは体調を心配する。そりゃそうだ。

そこでミョンユンの出番。彼女が診察して旅は可能ですとGOサインを出す。ただ、悪化の可能性も付け加えるあたり、さすがだよね。王様はゴンを安心させるため、ミョンユンも旅に連れて行くことにした。

虎狩り部隊のもとへ、命がけの旅

一行は旅に出る。でも、途中で王様の容態が悪化しちゃうんだ。ミョンユンは絶対安静と判断。時間が無い。

王様はゴンに手紙と王の冠を託す。これを持って俺の代わりに行けと。ゴンが出発するとき、ミョンユンが護衛のムベクに彼を守ってと頼むシーンがまた良いんだ。

一人になった王様はミョンユンに言う。お前のような娘が、なぜあのチェ・サンロクの娘なのだって。悲しいけど、これが現実なんだよな。

その頃、虎狩り部隊のところには、すでに大妃とチェ・サンロクから使いが来ていた。左議政から身を守るため、彼らも部隊を味方に引き入れようとしてたんだ。だからゴンが着いても、王の冠を見せても疑われる。結局、戦う羽目になる。

絶体絶命のピンチに、なんと王様本人が登場!これには虎狩り部隊もひれ伏すしかない。王様は彼らに宮殿の裏切り者を一掃するよう命じた。部隊は忠誠を誓う。これで役者は揃った。

宮殿内のドロドロ権力バトル

王様はこっそり宮殿に戻って、また意識不明のフリ。ここからが宮殿内の策略合戦だ。

左議政は王妃の女官チョ尚宮を抱き込んで、王を毒殺しようと企む。トソン大君を王にするためだ。左議政は用が済んだらチョ尚宮も消すつもり。どこまでもクズだな。

でもチョ尚宮が裏切る。大妃とチェ・サンロクに左議政の計画を密告するんだ。証拠の毒も渡してね。

ところが、その動きをトソン大君の護衛に見られてしまう。トソン大君はチョ尚宮を捕らえて問い詰める。追い詰められたチョ尚宮はチェ・サンロクにゴンを殺せと命じられたと嘘をつく。もう何が何だか。

大妃とチェ・サンロクは、左議政が成功すれば次は自分たちの番だと焦る。チェ・サンロクは命がけで止めると誓う。敵の敵は味方、みたいな複雑な状況になってきた。

ミョンユンの潜入捜査と逆転の証拠

王様は虎狩り部隊と合流し、反撃計画を進める。まずはムニョン様殺害の犯人捜しだ。

ここでミョンユンが動く。実行犯の居場所を突き止めると、なんと妓生に変装して酒場に潜入。男たちにムニョンを殺したのは俺たちだと自慢させたところで、ゴンが登場!あっという間に犯人たちを捕らえた。

呼ばれてきた判事は、犯人を見て真っ青。恐怖のあまり、全部白状する。黒幕は左議政であること。大妃とチェ・サンロクがトソン大君を王にして安州で暮らす計画だったこと。左議政が王を殺そうとしていること。全部だ。保身のためにベラベラ喋る姿が滑稽だったよ。

最終決戦!悪党ども、全員集合

情報が揃い、ついに決戦の朝。

朝会で、大妃が左議政の悪事を暴露する。でも左議政は妙に落ち着いてる。その時、反乱です!と兵士が駆け込んできた。左議政が手を組んだ司令官が、護衛たちを殺し始めたんだ。

左議政は高笑い。お前たちの最期だと大妃とチェ・サンロクに言い放つ。チェ・サンロクが虎狩り部隊を呼んでも、誰も来ない。左議政の勝ち誇った顔。

その瞬間だった。

王様とゴンが、自らの兵を率いて堂々と現れたんだ!

全員が凍りつく。さっきまで威張ってた左議政も、司令官も、判事も、みんな顔面蒼白。王様が虎狩り部隊、出よと命じると、隠れていた部隊が一斉に現れて悪党どもを制圧。

左議政と司令官はあっさり降伏。大妃は崩れ落ちる。ただ一人、チェ・サンロクだけが怒りの形相でゴンと王様を睨みつけていた。

第17話の感想:いや、もう最高かよ!

今回は本当にすごかった。今まで溜めに溜めてきたものが、一気に爆発した感じ。前半でバラバラに見えたピースが、全部ラストの逆転劇のためにあったんだって分かった瞬間、鳥肌が立ったよ。

特にミョンユンの活躍が光ってた。ただ守られるヒロインじゃなくて、自ら危険に飛び込んで、妓生にまでなって証拠を掴む。この強さと賢さが最高なんだ。

王様の覚悟も胸を打ったな。病の体を押して、息子のために、国のために立ち上がる姿は本当にかっこいい。ゴンとの間にあった壁が、ようやく壊れた感じがした。

悪役たちがどんどん追い詰められていく様も痛快だった。特に判事が恐怖で全部喋っちゃうところとか、人間の弱さが出ててリアルだったな。

そして何より、ラストシーン。絶望的な状況に颯爽と現れる王とゴン。あの登場シーンは、このドラマ屈指の名場面だと思う。全ての悪事が暴かれ、悪党たちがひれ伏す。これぞ時代劇の醍醐味だよね。本当にスカッとした。

つづく