いやー、今回の7話も濃かったね。逃げるゴンとミョンユン、宮殿での女の戦い。どっちも見どころ満載だったよ。
第7話:逃避行と宮殿の嵐(ネタバレあり)
勘違いから始まる逃避行
ゴンはまだ、ミョンユンをお付きの侍女だと思ってる。人違いで誘拐しちゃったわけだよね。侍女のオウォルが気絶したフリをして、なんとかその場を収めたのはナイスプレーだった。
ミョンユンは外でゴンに詰め寄る。お嬢様はあなたを助けたことを後悔してるってね。そしたら意外にも、ゴンが素直に謝ったんだ。八つ当たりして悪かったって。この素直さがゴンのいいところだよな。
ゴンは城壁を越えて逃げる計画を立てていた。それを聞いたミョンユンが、手伝うって言い出す。彼女には、見つからずに城門を抜ける方法があるらしい。
一方、一人残されたトソン大君。親父(チェ・サンロク)からミョンユンと世子が結婚するって聞かされて、頭が混乱してる。そこに役人が来て世子様がもうすぐ見つかりそうですなんて言うもんだから、さあ大変。トソンは表向きあいつが捕まろうが俺には関係ないって冷たい態度をとる。もう敵同士だ、なんて嘘までついて。でも裏では、ゴンを捜す兵士たちをこっそり片付けてる。まったく、素直じゃないんだから。
その頃、ミョンユンの親父チェ・サンロクは、娘の置き手紙を発見。揀択(カンテク)が終わるまで家出しますって内容にブチギレ。部下のムベクに、何が何でも娘を連れ戻せって命令してた。そりゃそうだ。計画が全部パーになっちゃうもんね。
ミョンユンはすごい作戦を思いついた。ゴンと護衛のカプソクを、ヤバい伝染病の患者に仕立て上げたんだ。顔なじみのチンピラに頼んで、病人を運ぶフリをして城門を通過。見張りも伝染病患者ですって言われたら、そりゃ通すしかないよね。賢い!
無事に城門を抜けて、ゴンはチンピラにお金を渡して別れる。ミョンユンたちにもここまでありがとうって別れを告げた。でも、ミョンユンがここで引き下がるわけない。お嬢様が心配してるから、目的地までついていきますって言い出した。いやいや、君がゴンを心配してるんでしょって(笑)。
ゴンとオウォルは反対する。でも、カプソクが人手は多い方がいいってミョンユンを引っ張っていく。結局、4人で旅を続けることになった。カプソク、いい仕事するじゃないか。
宮殿の女たちの戦い
逃避行の裏で、宮殿の中も大変なことになってた。王妃が、王様の主治医たちがみんなチェ・サンロク派なのを疑ってる。それで、派閥に関係ない医者をトソン大君に頼んで連れてこさせたんだ。
でも、その医者が王の元へ向かう途中、大妃(王の母)の尚宮に止められる。一触即発だったけど、王妃の尚宮が内命婦(ネミョンブ)のトップは王妃様ですって一喝。なんとか王の元へたどり着いた。
いざ診察って時に、今度は左議政、大妃、チェ・サンロクが乗り込んできた。得体の知れない医者に診せるなんて!って、心配してるフリして邪魔しに来たんだ。
ここで王妃がキレた。護衛に命じる。もしチェ・サンロクが王様に少しでも危害を加えたら、その場で斬り捨てなさい。これには全員が凍りついた。すごい迫力!
その後、王妃と大妃が二人きりで対峙するシーンは圧巻だった。大妃に私が憎いかと聞かれた王妃は、はっきりと答えた。憎くて息もできないほどですって。今まであなたを恐れていたけど、今は怒りしかない。私の家族を壊したあなたを許さない、って。最後に私は弱くても、この国の国母ですと叫んだシーンは鳥肌立ったよ。王妃、ついに覚醒したね!
変装、そして芽生える気持ち
場面は逃避行に戻る。ゴンたちは洞窟で夜を明かした。翌朝、市場に行くと、なんとゴンとカプソクの人相書きが貼られてる。こりゃまずいってことで、変装することに。
カプソクは若旦那、ゴンは貧しい農民に変装。でも、ゴンは農民の格好をしてもイケメンが隠せない。ミョンユンが顔に炭でも塗ったら?って提案する。いざ塗ろうとすると、ミョンユンはゴンの顔を間近で見てドキドキ。自分にハッとして、ごまかすように炭を塗り合う二人がめちゃくちゃ可愛かった。
ミョンユンも女性らしい服に着替える。その姿を見たゴンは、完全に心を奪われてたね。言葉を失ってた。カプソクが裕福な夫婦のフリをしたらどうです?って言うんだけど、嫉妬したゴンが兄妹だ!って言い張る。全然似てないのに(笑)。この意地っ張りなところが、またいいんだけどさ。
つかの間の休息と迫る危機
旅の途中、一行は古い小屋を見つけて休むことに。その夜、カプソクとオウォルのおかげ(?)で、ゴンとミョンユンはすぐ隣で寝ることになる。お互いを意識しまくりで、見てるこっちがニヤニヤしちゃう。
でも、幸せな時間は長く続かない。ミョンユンが旅の疲れで熱を出してしまう。一行は医者の家に駆け込むんだけど、この医者がクセ者だった。ゴンたちの人相書きを見てたんだ。治療をするフリをして、こっそり兵士を呼んでいた。
ミョンユンが目を覚ますと、カプソクとオウォルが薬で眠らされてる。慌ててゴンの元へ走るけど、もう手遅れ。家は完全に兵士に包囲されていた。ゴンとカプソクが応戦するけど、多勢に無勢。絶体絶命のピンチで7話は終わり。どうなっちゃうんだよ!
第7話の感想
今回は、ゴンとミョンユンの逃避行で二人の距離がぐっと縮まるラブコメパートと、宮殿での王妃と大妃のバチバチの権力闘争パート、この二つの対比が最高に面白かった。
逃げる中で変装したり、兄妹のフリをしたり、お互いを意識してドキマギしたり。シリアスな状況なのに、クスッと笑えるシーンが多くて、二人の関係がどんどん深まっていくのが見ていて楽しい。特にゴンが嫉妬して兄妹だ!って言い張るシーンは、彼の可愛らしい一面が見えて良かったな。
その一方で、宮殿では女たちの火花散る戦いが繰り広げられていた。今まで耐えてきた王妃が、ついに大妃に反撃を開始した姿は本当にスカッとした。自分の家族と愛する王を守るため、国母としての覚悟を決めた王妃の強さには胸を打たれる。
あと、地味に気になるのがトソン大君の動き。表では冷たいフリをしながら、裏でゴンを助けている。彼の本心はどこにあるのか。今後の物語の鍵を握る重要人物なのは間違いないね。
最後の最後で絶体絶命のピンチに陥るという、韓国ドラマらしい最高のクリフハンガー。来週までどうやって待てばいいんだよ!
つづく