絶体絶命からの脱出劇
前回、ゴンもミョンユンもみんな捕まっちゃって、もうダメかと思ったよね。いきなり覆面の一団が現れて、兵士たちをバッサバッサと斬り始めた。その中心にいたのが、なんとトソン大君。弟、やるじゃん!この混乱に乗じて、ゴンとミョンユンは二人で逃げる。カプソクとオウォルもなんとか自力で脱出。とりあえず、みんなバラバラに逃げ切った。
診療所での一夜と、まさかの裏切り
ゴンはミョンユンを連れて、前に世話になった診療所へ向かう。灯台下暗しってやつだね。まさか戻るとは思わないだろうって魂胆。ミョンユンはまだ体調が悪くて、寒さで震えてる。それを見たゴン、一晩中ミョンユンを抱きしめて温めてあげるんだよ。これはもう、ただの主従じゃないよね。
朝起きた二人は、さすがに気まずい空気。ゴンは君を平民にしてあげたいなんて言い出す。プロポーズみたいなもんだ。でもミョンユンは冷静。今はそんな話をしてる場合じゃないって。そりゃそうだ。で、部屋から出ようとしたら、ドアが開かない。外から鍵をかけられてる。あの医者、兵士にチクりやがった!もう誰も信じられない。
宮殿の陰謀、トソン大君が新世子に?
その頃、宮殿ではとんでもない話が進んでた。ミョンユンの親父、チェ・サンロクが偽物の玉璽と国璽を用意。これでトソン大君を新しい世子にしようって計画。バレたら一族郎党、打ち首もんだよ。でも、やらなきゃこっちがやられるって状況。
大妃は全然うれしそうじゃない。自分の父親が、夫である王様を殺してまで息子を王にしようとしてるんだから。そりゃ気分悪いわな。
トソン大君、反逆の狼煙
そんな中、トソン大君が世子になるって公式発表が出た。宮殿入りしたトソン、ここからがすごかった。いきなり大妃の部屋に行って、彼女が大事にしてる杏の鉢植えを目の前で叩き割る。大妃、ブチギレ。トソンは満足げな顔。
それだけじゃない。勉強はサボる、酒は飲む。しまいには宮殿でシャーマンの儀式まで始める始末。これはもう大罪。儒学者たちは大激怒で、トソンの世子冊封を取り消せって大騒ぎ。チェ・サンロクも頭を抱える。でも、トソンは涙を流しながら儀式を続けてる。これ、絶対何か考えがあるよね。ただのバカなフリにしか見えない。
大妃とチェ・サンロク、悲しい過去
追い詰められた大妃は、自分が悪人になったって泣き崩れる。ここで、大妃とチェ・サンロクの過去が明らかになる。この二人、元は婚約者同士だったんだ。でも、当時の王様が彼女(スリョン)を横取りしようとした。チェ・サンロクは彼女と逃げようとしたけど捕まって、命と引き換えに彼女は王の側室になった。目の前で愛する人を奪われたわけだ。チェ・サンロクがずっと大妃のそばにいるのは、ただの権力欲じゃなかったんだね。この過去を知ると、二人の関係が全然違って見えてくる。
そして、明かされるゴンの正体
一方、ゴンたちはカプソクの機転でまたも脱出に成功。隠してた財宝を掘り起こして、ゴンの祖父の家へ向かう。家に着くと、おじいさんがゴンを暖かく迎える。そして、こう言ったんだ。世子様、よくぞご無事で。
それを聞いたミョンユン、顔面蒼白。そりゃそうだよね。ずっと一緒に逃げてきた男が、まさかこの国の世子様だったなんて。信じられないって顔でゴンを見つめるミョンユン。ここで8話は終わり。いやー、最高の引き!
第8話の感想
今回の8話、マジで情報量がすごかった。特にトソン大君の豹変ぶりには驚かされたよ。ただのおとなしい弟かと思ってたら、とんでもない策士だった。兄を助けるために、わざと狂ったフリをして宮殿を混乱させるなんて、頭が切れすぎる。大妃の鉢植えを割るシーンは、彼の覚悟が見えてゾクっとしたね。
それから、大妃とチェ・サンロクの過去。これもかなり衝撃的だった。ただの悪役コンビじゃなくて、王に引き裂かれた悲恋のカップルだったなんて。二人の行動の裏に、こんなに深い事情があったのかと思うと、一気にキャラクターに深みが出た。
もちろん、ゴンとミョンユンの関係も目が離せない。診療所での一夜はドキドキしたし、ゴンがミョンユンを守ろうとする姿はやっぱりカッコいい。ラストでミョンユンがゴンの正体を知るシーンは、まさに息をのんだよ。これで二人の関係がどう変わっていくのか。恋愛どころじゃなくなるかもしれないし、逆に燃え上がるかもしれない。とにかく、全キャラクターの背景が深く描かれた、見ごたえのある回だった。
つづく