やあ、みんな!今日も『オクニョ 運命の女』の世界にどっぷり浸かってるかい?第34話は、オクニョの新たな挑戦と、彼女の出生の秘密にまつわる謎がさらに深まる、見逃せない回だったね!そして、ラストにはあまりにも衝撃的な展開が待っていた…。さっそく、波乱万丈の34話を振り返ってみよう!

オクニョ、商団の頭になる!テウォンとの対立へ

なんと、我らがオクニョが、新しい商団の頭(テヘン)として立ち上がったんだ!かつての仲間やイ・ジハム、チョン・ウチたちの助けを借りて、チョン・ナンジョンやユン・テウォンの商団に対抗すべく、他の商人たちをまとめ上げようと動き出す。その堂々とした姿は、もはや典獄署の茶母(タモ)や道流署(ソギョクソ)の道士(どうし)見習いの面影はないね。

でも、この動きがユン・テウォンの耳に入ってしまったから、さあ大変。テウォンは、オクニョが自分に敵対する商団を率いていると知り、愕然とするんだ。「裏切られた」とまでは言わないけど、その表情には明らかにショックと戸惑いが浮かんでいた。愛するオクニョと、商団の元締めとして対立しなきゃいけないなんて、テウォンの胸中を思うと、こっちまで苦しくなっちまうよ。

明かされる母の遺言と、文定(ムンジョン)王后の思惑

一方、オクニョの出生の秘密にも新たな動きがあった。養父のチ・チョンドゥクが、かつてオクニョの母ガビの出産に立ち会った女囚から聞いた話を思い出す。ガビは死ぬ前、「宮殿の衛兵イ・ミョンファンという人物に、子供が生まれたと伝えてほしい」と言い残していたというんだ。この「イ・ミョンファン」という新しい名前、間違いなくオクニョの父親探しの重要なキーパーソンになるだろうね!

この情報は、回り回ってチョン・ナンジョンたちの耳にも入ってしまう。彼女たちは、オクニョが王の子ではなく、このイ・ミョンファンの子である可能性を考え始める。

そんな中、オクニョは文定(ムンジョン)王后に呼び出される。王后は、かつてチョン・ナンジョンが手に入れた、オクニョの母の遺品である豪華な簪(かんざし)を見せ、「これが典獄署から出てきた理由を密かに調べよ」と命じるんだ。オクニョは、自分の出生の謎が、王宮の最も高い場所にいる人物にまで知られていることに気づき、改めて事の重大さを思い知らされる。王后がこの簪に執着する理由は何なのか?謎は深まるばかりだ。

悲劇!チ・チョンドゥク、殺人犯に仕立てられる

そして、今回のクライマックス…。チョン・ナンジョンの商団の幹部チン・スミョンが、不正取引で捕まり、典獄署に収監される。チョン・ナンジョン側は、ユン・テウォンに手を回し、チン・スミョンを秘密裏に脱獄させるよう画策するんだ。

典獄署の署長から頼まれたチ・チョンドゥクは、何も知らずに、チン・スミョンの身代わりを立てて彼を外へ逃がす手助けをしてしまう。人のいいチョンドゥクのことだから、困っている人を助けるくらいの気持ちだったんだろうね。

しかし、これが最悪の事態を引き起こす!脱獄したチン・スミョンは、何者かによってすぐに殺害されてしまうんだ。そして、彼を最後に外へ連れ出したチ・チョンドゥクに、殺人の容疑がかけられてしまう!

役人に捕らえられ、「人殺しだ!」と叫ばれるチ・チョンドゥク。その知らせを聞いたオクニョの、血の気が引いたような表情で、34話は幕を閉じる。オクニョのために良かれと思ってしたことが、全部裏目に出てしまうチョンドゥク…あまりにも不憫で、見ていられなかったよ。

『オクニョ 運命の女』第34話の感想

今回のエピソードは、オクニョが自らの力で運命を切り開こうと大きな一歩を踏み出した一方で、その行動が意図せずして愛する人たちとの間に新たな溝や悲劇を生んでしまうという、物語の皮肉な構造が色濃く出ていました。商団の元締めとしてユン・テウォンと対峙せざるを得なくなったオクニョの覚悟と、養父チ・チョンドゥクに降りかかった理不尽な災難の対比が鮮やかで、胸を締め付けられます。また、オクニョの出生の秘密という物語の根幹をなす謎が、文定(ムンジョン)王后やチョン・ナンジョンといった権力者たちの思惑と絡み合い、より一層複雑で危険な様相を呈してきました。単なる復讐譚ではなく、個人の運命が国家レベルの陰謀に飲み込まれていく壮大なスケールを感じさせ、物語の深みに改めて引き込まれる回でした。

つづく