いやはや、今回の『オクニョ』も息をのむ展開の連続でしたね!死の淵から生還したオクニョが、ついに反撃の狼煙を上げます。それでは早速、第41話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!

オクニョ、王女の自覚と新たなる決意

自分が王女であるという衝撃の事実を知ったオクニョ。しかし、母カビを死に追いやった文定(ムンジョン)王后大妃やユン・ウォニョン、チョン・ナンジョンという巨大な権力に立ち向かうには、まだ力が足りないと冷静に判断します。彼女は、今は身分を隠し、時が来るのを待つことを決意するのでした。これまでの非礼を詫びるハン尚宮たちに対し、母への尽力に感謝を述べるオクニョの姿には、すでに王女としての品格が漂っていましたね。

テウォンの決別とオクニョへの想い

一方、オクニョが殺されかけた事件の黒幕がチョン・ナンジョンであり、父ユン・ウォニョンがそれを黙認していたと知ったユン・テウォン。彼は激しい怒りと罪悪感に苛まれます。そして、オクニョのために平市署(ピョンシソ)の役職を辞し、父との縁を切るという、あまりにも重い決断を下すのです。

オクニョと再会したテウォンは、命を救ってくれた礼を言う彼女に対し、「お前に合わせる顔がない」と苦しい胸の内を明かします。父たちの罪を背負い、愛する女性を危険に晒してしまったことへの自責の念。そんなテウォンの苦しみを理解したオクニョは、彼を責めた過去の自分を詫びます。お互いの心のわだかまりが解け、涙ながらに抱き合う二人の姿は、本当に切なかったですね…。

チョン・ナンジョンの屋敷に渦巻く不協和音

その頃、ユン・ウォニョンの屋敷では、新たな火種が生まれていました。ウォニョンの子を身ごもり、側室となった下女のジョンガムが、やりたい放題。チョン・ナンジョンに「あなたも私も同じ側室」と言い放ち、真っ向から対立します。これには百戦錬磨のナンジョンも激怒。「これまでウォニョン様の子を身ごもった女は皆、生きてはいない」とジョンガムを脅しますが、彼女の増長は止まりそうにありません。敵の足元が揺らぎ始めたのは、面白い展開です。

「お前の破滅を予言してやる!」オクニョ、宿敵との直接対決

そして、ついにその時が来ます。オクニョはなんと、単身でチョン・ナンジョンの屋敷に乗り込むのです!死んだと思っていたオクニョの登場に、さすがのナンジョンも幽霊でも見たかのように驚愕。

オクニョはかつてナンジョンの運勢を占った時のことを持ち出し、告げていなかった「もう一つの予言」を突きつけます。

「お前は権力と名声をすべて失い、民に後ろ指をさされ、自ら命を絶つことになる。それがお前の運命だ!」

この強烈な宣戦布告は、まさに圧巻の一言!完全に気圧されたナンジョンの姿に、スカッとした視聴者も多いのではないでしょうか。

新たな危機!明の使節と仲間たちの逮捕

しかし、一難去ってまた一難。国境で起きた明の役人とのいざこざが外交問題に発展し、明から使節がやってきます。ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンは、これを政敵である大尹(テユン)派を一掃する好機と捉え、5万両もの大金で使節を買収。

ウォニョンの思惑通り、明の使節は王に対し、事件の責任者として兵曹判書(ピョウジョパンソ)のイ・ジョンミョンやカン・ソノ、ソン・ジホンらの身柄引き渡しを強硬に要求します。王は抵抗しますが、ユン・ウォニョンの巧みな言論と明の圧力の前に、なすすべがありません。

そしてついに、オクニョの仲間たちが次々と捕らえられ、拷問にかけられるという絶体絶命の事態に陥ってしまうのです。

起死回生の一手!パク・テスの勅書

仲間を救うため、オクニョはかつての師パク・テスが遺した「明の皇帝の勅書」の存在を思い出します。これは、パク・テスが明のために立てた功績を皇帝自らが認めた証。これを使えば、明の使節の要求を覆せるかもしれないのです。

オクニョは仲間たちと協力し、兵士が見張るソン・ジホンの家から見事に勅書を盗み出します。そして、この起死回生の一手を王に直接届けるため、文定(ムンジョン)王后大妃付きのハン尚宮に「王様に会わせてほしい」と必死に頼み込むのでした。

ハン尚宮の手引きで、夜の王宮で王を待つオクニョ。そこに現れた王の顔を見て、オクニョは息をのみます。そこにいたのは、これまで何度も自分を助けてくれた謎の役人、あの男だったのですから!

『オクニョ 運命の女(ひと)』第41話の感想

今回のエピソードは、オクニョの力強い復活劇として非常に見応えがありました。死の淵から生還し、自らが王女であるという重い真実を受け止めた彼女が見せたのは、単なる復讐心ではなく、冷静な状況判断と確固たる覚悟でした。特に、宿敵チョン・ナンジョンに破滅を予言する場面は、これまでの彼女とは一線を画す気迫に満ちており、物語の大きな転換点を感じさせます。また、オクニョのために全てを捨てる覚悟を決めたテウォンの苦悩と愛情の深さも、物語に一層の厚みを与えていました。新たな外交問題という大きな壁に、オクニョが知略でどう立ち向かうのか、その手腕から目が離せません。

つづく