いやあ、今回の42話は本当に見応えがありましたね!絶体絶命のピンチを救ったのは、やっぱり我らがオクニョでした。彼女の機転と勇気が、ついに王様まで動かすことになります。
起死回生の一手!オクニョ、王を救う
物語は、オクニョがハン尚宮の手引きで、王様(明宗(ミョンジョン))と再会するところから始まります。 王様は、自分が身分を隠していたことを詫びますが、オクニョはそれどころではありません。明の使節が、国境を越えたことを口実に戦争をちらつかせ、大尹(テユン)派の重臣たちが捕らえられているという国家の危機を救うため、ある策を携えてきたのです。
オクニョが王様に差し出したのは、かつて師パク・テスが明の皇帝から授かった「勅書」。 そこには、女真族討伐のためなら国境を越えることを許可する、と記されていました。これぞまさしく、逆転の切り札!
朝廷では、ユン・ウォニョンと明の使節が王を追い詰めます。「兵を送る」とまで脅しをかける使節に対し、王様はオクニョから受け取った勅書を突きつけます。 先代皇帝の勅書を前に、使節はぐうの音も出ません。ユン・ウォニョンたちの計画は完全に失敗し、捕らえられていた大尹派の役人たちは無事に解放されるのでした。 いやー、このシーンは本当に痛快でしたね!
王からの驚きの提案
オクニョの功績を称えた王様は、褒美として何が欲しいか尋ねます。オクニョが願ったのは、「典獄署(チョノクソ)の茶母(タモ)に戻ること」。 しかし、ユン・ウォニョンや文定(ムンジョン)王后が自分を狙っていると知った王様は、オクニョの身を深く案じます。
そして、なんと「私の側室になり、宮殿で私のそばにいれば、誰もお前を傷つけることはできない」と、驚きの提案をするのです! オクニョを守りたい一心からの、王様のまっすぐな言葉。オクニョも、そして見ているこちらも、あまりの展開に言葉を失ってしまいます。オクニョとユン・テウォンの関係を知りながらも、こう告げずにはいられない王様の気持ちを思うと、なんとも切ないですね。
チョン・ナンジョンの屋敷に渦巻く陰謀
一方、計画をオクニョに潰されたユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンは、怒り心頭。文定(ムンジョン)王后にことの次第を報告し、すべての邪魔をしているのはオクニョだと告げ口します。 これまでオクニョを気にかけていた文定(ムンジョン)王后も、ついにオクニョを敵と見なし始めるのでした。
そんな中、ユン・ウォニョンの屋敷で大事件が発生。チョン・ナンジョンが食事の直後に倒れ、毒を盛られたことが発覚します! 真っ先に疑われたのは、側室のチョングム。しかし、その日の食事を用意した女官スオクが姿を消したことで、スオクが犯人として追われることになります。
ですが、この事件の裏にはオクニョの策略が…。姿を消したスオクを捕らえたのは、オクニョの手下でした。 これは、チョン・ナンジョンの商団を内側から崩すための、オクニョの反撃の狼煙だったのです。
典獄署に戻り、仲間たちと再会を喜ぶオクニョ。 しかし、彼女の戦いはまだ始まったばかり。王の側室になるのか、それとも別の道を選ぶのか。そして、ユン・ウォニョン一派との直接対決の行方は…?物語は新たな局面へと突入します。
『オクニョ 運命の女(ひと)』第42話の感想
今回のエピソードは、まさに物語の大きな転換点でした。これまでオクニョが培ってきた知識や人との繋がりが、ついに国を動かす力となった瞬間には、胸が熱くなりました。特に、パク・テスの遺した勅書が、時を経てオクニョを、そして王を救うという展開は、運命の壮大さを感じさせます。一方で、王がオクニョに側室になるよう提案した場面は、彼女をめぐる人間関係に新たな波乱を呼び込むことになりそうです。ユン・テウォンとの関係を思うと、非常に複雑な心境になります。悪役たちがオクニョの活躍によって焦り、内紛を起こし始める様子は、彼らの破滅への序章のようで、今後の展開から目が離せません。
つづく