さあ、物語が大きく動き出す第46話!オクニョの運命、そして彼女を取り巻く人々の思惑が激しくぶつかり合います。今回は、恋模様の進展と、息もつかせぬ陰謀の応酬から目が離せませんよ!
ついに通じ合った心!テウォン、男の誓い
オクニョの前に、かつての仲間でありながら今はチョン・ナンジョンの手下となったチュ・チョルギが現れ、彼女を力づくで連れ去ろうとします。まさにその時、颯爽と現れたのがユン・テウォン!彼の登場でチュ・チョルギは引き下がり、オクニョは難を逃れます。
その後、テウォンはオクニョに、病床の王から「何があってもオクニョを守ってほしい」と託されたことを打ち明けます。そして、ついに秘めていた想いを告白!「これからは一人の男として、お前を守りたい」。これまで多くの苦難を乗り越えてきたオクニョも、素直に「私もあなたと一緒にいたい」と答え、二人はようやくお互いの気持ちを確かめ合うのでした。このシーン、本当に胸が熱くなりますよね!
動き出す巨大な陰謀!私兵と世継ぎ問題
王はオクニョを守るための力をテウォンに与えるべく、元体探人(密偵)の長であるカン・ソノに引き合わせます。そこでテウォンが目にしたのは、王命によって極秘に訓練されている私兵たちの姿でした。ユン・ウォニョンや文定(ムンジョン)王后大妃の悪行を止めるため、王が武力行使も辞さない覚悟を決めていることが明らかになります。
一方、宮殿では新たな火種が。王の体調が思わしくないことから、ユン・ウォニョンと文定(ムンジョン)王后大妃は、自分たちの都合のいい王子を次の王に据えようと画策を始めます。彼らが目をつけたのは徳興君(トクフングン)の三男、河城君(ハソングン)。この動きを察知したオクニョとカン・ソノたちも、先手を打つべく動き出します。
やられたらやり返す!ナンジョンの罠
オクニョは商団を率いて、チョン・ナンジョンの商団を人参取引で出し抜こうと計画します。しかし、この企みはナンジョン側に筒抜けでした。さすがは稀代の悪女チョン・ナンジョン、ただでは転びません。彼女はオクニョの計画に気づきながらも、騙されたふりをして、逆にオクニョを罠にはめて大損害を与えようと企むのです。
オクニョ側は、ナンジョン側が法外な安値でしか人参を買い取らないと通告してきたことで、一気に窮地に立たされます。大量に仕入れた人参が売れなければ、破産は免れません。
衝撃のラスト!「王女様…?」
物語の終盤、事態はさらに緊迫します。オクニョの出自の秘密を追うチュ・チョルギは、ついにオクニョの母ガビを知る元護衛官イ・ミョンホンを拉致。彼を拷問し、オクニョの本当の父親が誰なのかを突き止めようとします。
イ・ミョンホンが攫われたことを知り、急いでカン・ソノの元へ駆け込むオクニョ。しかし、その場には王に紹介されたテウォンも居合わせていました。焦るカン・ソノが、思わずオクニョに向かって口にした言葉…。
「王女様(オンジュママ)!」
その言葉を、テウォンは確かに聞いてしまったのです。愛する女性が、まさか王族だったとは…。驚きと混乱の表情を浮かべるテウォン。二人の恋の行方、そしてオクニョの運命は一体どうなってしまうのでしょうか!?
『オクニョ 運命の女』第46話の感想
今回は、オクニョとテウォンの関係が大きく進展した一方で、彼らの前に立ちはだかる壁の巨大さも改めて浮き彫りになりました。テウォンがオクニョに「男として守りたい」と告げたシーンは、彼の誠実さと愛情が伝わってくる名場面でした。しかし、その直後にオクニョの本当の身分を知ってしまうという展開は、あまりにも皮肉です。彼の心中の複雑さを思うと、胸が締め付けられます。
また、チョン・ナンジョンの執念深さには、もはや感心すら覚えます。人参取引でオクニョの策を見破り、逆手に取って叩き潰そうとするあたりは、彼女の商才と冷酷さが際立っていました。政治的な陰謀と個人の運命が複雑に絡み合い、物語の深みを一層増しています。最後のテウォンの表情が、今後の波乱を強く予感させる、非常に密度の濃い回でした。
つづく