ついに物語が大きく動き出しましたね!ドラマ『オクニョ 運命の女(ひと)』第47話は、これまで張り巡らされてきた伏線が一気に繋がり、悪縁で結ばれた者たちの対決が最終局面へと向かう、まさに息をのむ展開の連続でした。
テウォン、衝撃の真実を知る
物語は、オクニョがカン・ソノと話しているところを、テウォンが偶然聞いてしまうシーンから始まります。そこで語られたのは、なんと「オクニョは王様(明宗(ミョンジョン))の妹、つまり王女である」という衝撃の事実!
「男としてお前を守りたい」と誓ったばかりのテウォンにとって、愛する女性が手の届かない存在になってしまったかのような、なんとも言えない表情が切なかったですね。オクニョは「私の身分は関係ない、何も変わらない」と伝えますが、テウォンの心は複雑に揺れ動きます。この二人の関係がどうなっていくのか、胸が締め付けられる思いでした。
チョン・ナンジョンの策略と、王の逆襲
一方、悪女チョン・ナンジョンとユン・ウォニョンは、オクニョの出生の秘密を握るイ・ミョンホンを捕らえ、オクニョの父親が誰なのかを吐かせようとします。しかし、口を割らないイ・ミョンホンに業を煮やしたユン・ウォニョンは、彼を利用して政敵であるカン・ソノを陥れるという卑劣な策を思いつきます。
ユン・ウォニョンは王様の前で、「イ・ミョンホンという罪人をカン・ソノがかくまっていた」と告発し、カン・ソノを大逆罪に仕立て上げようとしました。しかし、王様はユン・ウォニョンたちの魂胆をすでに見抜いています。王様は逆にこの状況を利用し、ユン・ウォニョン一派の過去の悪事を暴くことを決意するのです。王様がユン・ウォニョンに「先王の毒殺未遂事件を調査する」と告げた時の、ユン・ウォニョンの凍りついた表情は、まさに痛快でしたね!
大逆転!人参取引の結末
追い詰められたのは、オクニョも同じでした。チョン・ナンジョンの商団を罠にはめるはずだった偽の人参取引計画がばれてしまい、大量の在庫を抱えて大ピンチに!
ところが、ここで奇跡が起こります。テウォンがかつて縁を結んだ明の商人から、ちょうど人参を買い付けたいという連絡が舞い込んだのです!まさに「嘘から出た誠」。オクニョたちは、抱えていた人参を当初の計画以上の高値で売りさばくことに成功。逆に、オクニョを出し抜いたと喜んでいたチョン・ナンジョンは、安値で手放した人参が高騰したことを知り、怒りに震えるのでした。この鮮やかな逆転劇には、思わずガッツポーズしてしまいました!
最後の対決へ…仕掛けられた罠
ついに、ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンは、自分たちの破滅を避けるため、イ・ミョンホンとオクニョの暗殺を決意。腹心であるチョン・ウチにその実行を命じます。
チョン・ウチはオクニョを人気のない場所へとおびき出します。「お前を殺す時が来たようだ」と勝ち誇るチョン・ウチ。しかし、それはすべてオクニョが仕掛けた罠でした!
「死ぬのは私のほうではないようです」
オクニョの合図と共に、隠れていた仲間たちが一斉に現れ、形勢は逆転。驚くチョン・ウチに、オクニョは静かに、しかし力強く言い放ちます。これまで何度も苦しめられてきた宿敵を、自らの知略で追い詰めていくオクニョの姿は、本当に頼もしく、胸がすく思いでしたね。
『オクニョ 運命の女(ひと)』第47話の感想
今回は、登場人物それぞれの覚悟が光る、非常に見ごたえのある回でした。オクニョが王女であるという事実に戸惑いながらも、彼女を守るという決意を新たにするテウォンの姿。そして、自分の身分がどうであれ、愛する人との関係は変わらないと伝えるオクニョの強さ。二人の絆が試される場面は、これまでの苦難を知っているからこそ、より一層心に響きました。
また、これまでは母である文定(ムンジョン)王后の陰に隠れがちだった王様が、自らの意志で悪を一掃しようと決断し、堂々とユン・ウォニョンと対峙する姿には、大きな成長を感じました。物語が最終章に向けて一気に加速し、正義が果たされる瞬間への期待が大きく膨らむ、そんな力強い一話だったと思います。
つづく