いやあ、今回の『オクニョ』も目が離せない展開でしたね! まさかあの人物が、あんな形で再登場するなんて…! それでは早速、第6話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!
密偵オクニョ、誕生
前回のラストで何者かに連れ去られたオクニョ。彼女を待っていたのは、過酷な拷問にも似た最終試験でした。最後まで口を割らなかったオクニョは、見事合格。体探人(チェタミン)と呼ばれる秘密情報機関の一員として、ついに新たな一歩を踏み出します。
彼女に与えられた初任務、それはなんと「明の使節オ・ジャンヒョンの暗殺」。しかし、直接手を下すわけではありません。オクニョの役目は、明へ向かう商団に通訳として潜入し、使節の動向を逐一報告すること。国の運命を左右する重要な任務に、オクニョは覚悟を決めて臨みます。
伝説の密偵、パク・テスの帰還
その頃、典獄署(チョノクソ)では大きな動きが。あの地下牢に20年間も幽閉されていた謎の男、パク・テスが、文定(ムンジョン)王后の特命によって釈放されたのです! 彼のやつれた姿に驚く養父のチ・チョンドゥク。
パク・テスもまた、オクニョと同じく「明の使節暗殺」の任務を命じられていました。彼こそが、この計画を率いる伝説の密偵だったのです。しかし、ユン・ウォニョンは、自分たちに恨みを持つパク・テスの釈放に猛反対。ですが、文定(ムンジョン)王后の決意は固く、計画は進められます。
一方、悪女チョン・ナンジョンは、この暗殺計画をすでに察知していました。使節が死ねば、彼と手を組んだコン・ジェミョンの商団は破産する…と、ほくそ笑むのでした。
運命の再会、そしてすれ違う想い
オクニョは臨時職務として、ユン・テウォンが所属するコン・ジェミョンの商団に通訳として同行することに。 まさかの再会に、何も知らないテウォンは素直に喜びます。オクニョが典獄署の茶母(タモ)を辞めたと聞き、心配する優しい一面も見せます。
一行は国境を越え、最初の宿営地である山海関(さんかいかん)へ。そこでオクニョを待っていたのは、任務の仲間として紹介されたパク・テスでした。
「師匠!」
「オクニョ…なぜお前がここにいる?」
師との思わぬ再会。しかし、パク・テスはオクニョが命がけの任務に就いたことを知り、激しく反対します。「お前は私が生きる希望だった」とまで言い、任務から降りると言い出す始末。しかし、オクニョの固い決意と、彼女を推薦したカン・ソノの説得により、パク・テスは苦渋の決断で彼女の参加を認めるのでした。
暗殺計画、実行の夜
計画はこうです。まず、火薬を仕掛けた使節団の天幕に火矢を放ち、大混乱を引き起こす。その隙に、パク・テスたちが使節を暗殺し、オクニョは使節が持つ密書を奪い取る、という手はずでした。
ついにその夜、計画は実行されます。火矢が放たれ、宿営地は爆発音と炎、そして人々の悲鳴に包まれます。
混乱の中、オクニョは密書を盗み出すために使節の天幕へ。一方、テウォンは状況がわからず、仲間とはぐれてしまいます。その時、彼の前に謎の刺客が立ちはだかりました。
「誰だ?」
同じ頃、使節の天幕に忍び込んだオクニョもまた、別の何者かと遭遇します。
「誰だ?」
暗闇の中、剣を構えるオクニョ。果たして、彼女とテウォンの前に現れた人物の正体は?そして、暗殺計画の行方はどうなるのでしょうか。
『オクニョ 運命の女(ひと)』第6話の感想
オクニョが師と仰ぐパク・テスと、まさか暗殺任務の仲間として再会するとは、運命の皮肉を感じずにはいられませんでした。彼女の強い意志と、彼女を命がけで守ろうとするパク・テスの姿には、胸が締め付けられる思いです。一方で、何も知らずにオクニョとの再会を喜び、気遣うユン・テウォンの姿が、この先の過酷な展開を予感させて切なくなります。都ではチョン・ナンジョンたちの陰謀が渦巻き、オクニョたちの任務の背後にある権力争いの闇の深さも描かれました。それぞれの正義と野望が複雑に絡み合い、物語に一層の深みを与えていると感じます。
つづく