前回、パク氏が懐妊したかもしれないってところで終わったけど、やっぱり一筋縄ではいかなかったわね。元皇帝タファンは、役立たずの自分をスンニャンに笑い飛ばしてくれって自嘲気味。そんな中、パク氏が重刑場に引きずり出されて、そこで懐妊の真偽を確かめるっていうんだから、もうタナシルリ皇后とその一派の陰湿さには反吐が出るわ!

ヨンチョル木児丞相なんて、「もし嘘だったら、その場で処刑だ!」なんて息巻いちゃって、もう見てられない!御医たちが代わる代わる脈を診るんだけど、その緊張感ったらなかったわよ。そして…ついにパク氏の懐妊が確定!しかも、お腹の子は健康そのものだって!これには、さすがのタナシルリたちも顔面蒼白、周りは騒然よ!

実はこれ、我らがスンニャンのファインプレーだったの!趙宮長がタンギセの手先だって気づいたスンニャンは、すぐにトゥクマン公公に相談。トゥクマン公公の協力で、パク氏に届けられるお茶やお菓子に含まれる堕胎薬の量を、ほんのちょっぴりに減らしてたっていうんだから、もう頭が上がらないわ!おかげで、パク氏と赤ちゃんは無事だったのよ。

皇太后はここぞとばかりに、「噂を流した皇后をどう処分するおつもり?」ってヨンチョル木児丞相を問い詰めるんだけど、ヨンチョル木児丞相もタナシルリが自分の娘だから、せいぜい「皇上の許しが出るまで、ムシロの上で跪いて反省させます」くらいで幕引きを図ろうとするの。でも皇太后は納得しないわよね。そんな中、タファンはタンギセがスンニャンを殺気立った目つきで睨んでるのを見逃さなかった。

案の定、タンギセはスンニャンを書房に引きずり込んで、「よくも俺たちを騙してくれたな!」って激怒。でも、スンニャンは以前タナシルリ皇后と交わした、皇后の印が押された証書を突きつけて反撃!「これがある限り、手出しはできないはずよ」ってね。タンギセは「お前は廃主のために動いているんだろう!」って言うけど、スンニャンは「母親の仇を討つためよ」ときっぱり。かっこいい!

タナシルリは結局、装飾品を全部外して、大明殿で雨風に打たれながら跪く羽目に。夜には気を失っちゃうんだけど、自業自得よね。

一方、パク氏は正五品の才人に封じられて、スンニャンへの感謝でいっぱい。そりゃそうよね、命の恩人だもの。

ヨンチョル木児丞相は、今回の件で神経をすり減らしたのか、怒り心頭でタンギセに八つ当たり。杯を投げつけて怪我させちゃうくらいだから、相当イラついてるみたい。

そんな中、瀋陽王がやってきて、「廃主たちは全滅しました!」なんて衝撃の報告をするの!ヨンチョル木児丞相は目を剥いてたけど、これってまさか…?

場面は変わって、なんとワン・ユは生きていたのよ!パン・シヌがペガンたちを解放して、みんなワン・ユに助けられたことを知るの。ワン・ユは、自分たちを盾や囮にしたペガンたちを殺さず、むしろ「これはちょっとしたお返しだよ」って感じで、バトゥルの死体も偽物だったことを明かすの。さすがワン・ユ様、器が違うわ!

さらに、燕飛秀もワン・ユに助けられてた!ワン・ユは「敵の敵は味方だ」って言って、元に追い詰められた高麗と突厥で、共に未来を築こうって提案するの。しびれるわー!

宮廷では、スンニャンが宮女に昇進して、部屋も変わったんだけど、趙宮長は面白くないみたいで、プンプン怒ってたわ。

タンギセは諦めきれずにスンニャンを殺そうとするんだけど、スンニャンはまだ宮廷を出ることを考えてるの。そんな時、趙宮長が「トゥクマン公公がお呼びよ」ってスンニャンを呼び出すの。怪しいわよね…。案の定、スンニャンの背後から刺客が!でも、そこへコルタが颯爽と現れて、刺客をあっという間に片付けちゃうの。コルタ、仕事できる!

スンニャンが連れてこられたのは、タファンの前。タファンはスンニャンが持っていた薬の処方箋を探させようとするんだけど、結局見つかったのはタナシルリ皇后との約束の証書。タファンはそれを燃やしちゃって、スンニャンの出宮の夢は絶たれちゃったの…。

スンニャンを殺そうとした刺客は、タンギセの手下に始末されて、タファンの手がかりも途絶えちゃう。でも、タファンはタナシルリをこのまま許すつもりはないみたい。

タナシルリは、タファンが見舞いに来ると聞いて、病を押して身支度を整えるんだけど、タファンは「なぜあんな酷いことをしたんだ」って冷たく問い詰めるだけ。タナシルリは「陛下はいつも私を無視するじゃないですか!一度でいいから優しくしてほしかった…」って涙ながらに訴えるんだけど、タファンは何も言わずに去っていくの。なんだか、ちょっとだけタナシルリが可哀想にも思えちゃったわ。

スンニャンは、タファンの身の回りの世話をするように命じられて、一瞬ためらうけど、結局引き受けることに。

タファンはスンニャンに「動くな」って命じて、彼女の絵を描き始めるの。そして、「なぜ男のふりをしていたんだ?」って聞くんだけど、スンニャンは答えずに、ただ宮廷を出たいとだけ。タファンはそれを拒否。

夜、タファンが休んでいるそばで、スンニャンは詩を読んで聞かせるの。それでもスンニャンは出宮を願い出るんだけど、タファンは「なぜだ?」って。スンニャンは「高麗王に会いたいんです」って正直に答えるの。それを聞いたタファンはすごく悲しそうな顔をして、「お前が他の誰かのものになるのは許さない。俺のそばにいるのが一番安全なんだ」って言うのよ。うーん、タファンの独占欲もなかなかね…。

そんな時、コルタがスンニャンに「高麗王は戦死した」って伝えるの!スンニャンは、その知らせを受け入れられなくて、泣き崩れちゃう。タファンも、ワン・ユやペガン、タルタルが戦死したと聞いて、すごく驚いてた。

ワン・ユの死を知って、スンニャンは悲しみに打ちひしがれて、「これからどうやって生きていけばいいの…」って。タファンは、そんなスンニャンの姿を扉の陰から見ていて、胸を痛めてるみたい。

日に日に痩せていくスンニャンを見かねたタファンは、自分の食事の毒見役をスンニャンに任せるの。これは、スンニャンに少しでも多く食べさせようっていうタファンの優しさなのよね。わざと鶏の脚をちぎってスンニャンに食べさせたりして、不器用だけど、タファンなりに心配してるのが伝わってくるわ。

タファンはスンニャンに「主人が死んだからそんなに悲しいのか?」って聞くんだけど、スンニャンは答えないの。

夜、タファンはスンニャンを散歩に誘って、わざとからかったりするの。スンニャンも仕返ししたりして、少しずつ笑顔を取り戻していくのを見て、タファンは安心したみたい。

一方、その頃!ワン・ユは部下たちと燕京の近くまで来ていたの!休む間もなく進軍するワン・ユを見て、ヨム・ビョンスがペガンに「あんなに急ぐのは、スンニャンに会いたいからですよ。スンニャンは女ですから」って耳打ちするの。それを聞いたペガンは、びっくり仰天!そりゃそうよね、今まで男だと思ってたんだから!

夜になって、チョンバギが城内に忍び込んで偵察してきた結果、なんと瀋陽王が妓楼にいるって言うじゃない!その頃、瀋陽王は妓女に馬鹿にされて、カンカンに怒ってたんだけど、そこに突然ワン・ユが現れるの!瀋陽王は、死んだはずのワン・ユを見て、幽霊でも見たかのような顔!でも、すぐに「高麗王がそう簡単に死ぬわけないと思ってたぜ」って。この再会は熱いわ!

宮廷では、スンニャンが病に倒れちゃったの!タファンは慌てて駆けつけて、宮廷の掟を破って御医を呼ぶの。意識が朦朧とする中で、スンニャンはワン・ユが帰ってきた夢を見るんだけど、そのワン・ユがタンギセに殺されちゃうっていう悪夢…。

そんな時!チャン・スニョンが「ペガン様たちが生きて帰ってきました!高麗王もご一緒です!」って報告に来たの!その瞬間、悪夢にうなされてたスンニャンが、「殿下…殿下…!」って叫び続けて…。

つづく