まず、タファンが「スンニャンを宮殿に残せ!」ってワン・ユに迫るんだけど、ワン・ユは「いや、ヨンチョル丞相がもう俺の部下にしてくれるって約束したんで」って、さらりとかわすのよ。タファン、怒り心頭でヨンチョルに文句言いに行こうとするんだけど、結局スンニャンが宮殿を出ていくのを止められないの。もう、タファンの涙が切ないったら!
一方、ヨンチョルはタファンに「タナシルリ皇后をちゃんと大事にしろよ。彼女こそが皇后なんだからな!」って釘を刺すんだけど、タファンはスンニャンのことで頭がいっぱいで、どうにもならないって感じで涙を流すのよ。かわいそうに…。
その頃、スンニャンは拷問で受けた傷がひどくて、パン・シヌに診てもらうんだけど、ワン・ユはその痛々しい姿を見て、そばでつきっきりで看病するの。もう、ワン・ユの優しさが沁みるわ~。タファンもタファンで、「俺が無能だからスンニャンが苦しんでるんだ…」って自分を責めてるのよね。
そんな中、タファンはペガンに「ワン・ユとヨンチョルが何を企んでるか調べて、最終的には二人とも消せ!」なんて物騒な命令を下すの。タルタルは「陛下がこんなに冷酷になったのはスンニャンのせいだ」って分析してるけど、ペガンはタルタルにワン・ユをしっかり監視するように命じるのよ。この主従もなかなか油断ならないわよね。
皇太后はタナシルリのところに行って、タンギセがタファンを陥れようとした件でまたまた口論。皇太后は以前贈った香炉をタナシルリが気に入ってるのを見て、「早く子供を産んだらどうだ?」なんて言うんだけど、実は皇太后、タナシルリが絶対に妊娠できないってこと、とっくにお見通しなのよ。怖い怖い!
スンニャンはパク・プルファに薬湯を持ってきてもらって、「昔の私に戻ってワン・ユ様を助けるために、あの小さな矢を探してほしい」って頼むの。いよいよスンニャンの反撃開始かしら!?
タルタルはワン・ユを尾行。ワン・ユたちが毒ガエル(麻酔薬になるらしい)と西域の赤ワインを買ってるのを目撃するの。その直後、ワン・ユがヨンチョルの屋敷へ行ったとの報告が!
ヨンチョルの屋敷では、ワン・ユがとんでもない計画を提案するの。「一度仮死状態になってみませんか?そうすれば敵が炙り出せますよ」って。タンギセとタプジャヘは猛反対するんだけど、ワン・ユはタンギセに用意した麻酔入りの酒を飲ませて気絶させちゃうの。「半日もすれば目覚めますよ」ってヨンチョルに説明して、ヨンチョルもその気になっちゃうのよ。ワン・ユ、大胆不敵すぎる!
タルタルはワン・ユがヨンチョルの屋敷から出てくるのを見て、ペガンは「ワン・ユはヨンチョルに仮死を演じさせようとしてるな。血書のことを考えると、俺たちも巻き込まれるところだった…」ってヒヤヒヤ。パン・シヌたちはワン・ユの「借刀殺人(人を借りて人を殺す)」の計略の凄さに感心しきり。あとは敵が大混乱するのを待つばかりね!
スンニャンは弓の練習で的のど真ん中を射抜くんだけど、それを見てるワン・ユがスンニャンの顔を優しく撫でるもんだから、周りの人たちは気まずそう(笑)。
タファンはスンニャンのことが気になって食事も喉を通らない有様。そこへペガンがやってきて、ワン・ユの密謀を報告するの。
タンギセは父親にワン・ユの用意した酒を飲ませるのをためらうんだけど、ヨンチョルは「これは良い方法だ」って乗り気。タファンはペガンに、ヨンチョルの麻酔酒をこっそり本物の毒酒にすり替えて、ヨンチョルを本当に毒殺し、その混乱に乗じてワン・ユも始末してスンニャンを取り戻そうと画策するのよ!タファン、愛のためなら手段を選ばないわね…。
スンニャンは相変わらず血書探しを手伝うって言うんだけど、ワン・ユは「本当に頑固だな。でも、それがお前の良いところだ」なんて、もうラブラブモード全開!
食後、ワン・ユはスンニャンを高麗の特産品が売ってる場所に連れて行くんだけど、スンニャンが楽しそうにしてるのを見て、タファンはまたまた嫉妬の炎メラメラ。ワン・ユは市場に並ぶ高麗の品々を見て、「俺が復位できたら、この密輸品(附元带)を取り締まるのをやめさせる!」って決意を新たにするの。
スンニャンは市場で買ったお土産をホンダンと、ちょっと様子がおかしいノ尚宮に渡すの。するとノ尚宮が突然「血書はチョクホっていう宦官が持っていった!」って言い出すのよ!スンニャンが詳しく聞くと、チョクホはハゲ頭だってことまでは分かったんだけど、行方は知れず…。
その頃、高麗村の村長がお風呂に入ってたら、物音がして慌ててカツラをかぶり、銃を持って警戒。ドアが開くと、そこにいたのはヨム・ビョンス!「数日村を離れたいんですが…」なんて言ってるけど、いきなり「村長、ヒゲ剃ったんですか?」って鋭いツッコミ!村長、ヒゲを付け忘れてたことに気づいて大慌てでヨム・ビョンスを行かせちゃうの。ヨム・ビョンスは「あの村長、絶対武術の達人だ。何か秘密を隠してるに違いない」って怪しむのよ。この村長、一体何者なのかしらね?
タファンはスンニャンを見つけると、強引に連れ去ってキスしようとするんだけど、スンニャンに拒絶されちゃうの。「陛下は私の心の中にいない」って言われて、タファンショック!スンニャンは「キ・ジャオ様の死を思い出してください」って言うんだけど、タファンは「もう償いはしたはずだ」って。ついにスンニャンは「私はキ・ジャオの娘です。だから今、陛下を憎んでいます」って告白!タファンは短剣を抜いて「俺を殺せ」って言うんだけど、スンニャンは「私的な恨みで高麗の人々を巻き込むことはできない。ただ、私のことは忘れてください」って言って去っていくの。タファンの涙を見て、スンニャンも父親を思い出してさらに辛くなるのよね…。このシーン、胸が締め付けられたわ…。
タルタルは、麻酔酒が保管されてる隠し棚の鍵がタンギセの物だと突き止めて、鍵を手に入れる方法を思いつくの。ペガンがわざとタンギセにぶつかって鍵を落とさせ、その隙にタルタルが鍵を踏んづけて、靴についた跡から合鍵を作っちゃうのよ!タルタル、仕事早すぎ!ペガンが見張る中、タルタルは麻酔酒を毒酒にすり替え完了!そこへヨンチョルがやってきて、宮中にモンゴル式のテント(ゲル)を建てると宣言。これは内外に緊張状態をアピールするためみたい。さらに、ワン・ユのことも完全には信用してないから、彼も呼ぶようにペガンに命じるの。
皇太后はゲルを建てるって聞いて激怒!タナシルリにヨンチョルの行動を止めるように言うんだけど、タナシルリは「父が陰の敵を見つけ出すのに賛成だから止めません」って。その後、ヨンチョルが皇太后のところにやってきて、皇太后を軟禁しちゃうの!皇太后は「お前は皇宮を滅ぼす気か!」って怒鳴るけど、ヨンチョルは「私は国を守ろうとしているのだ」って聞く耳持たず。皇太后の部屋の扉は釘で打ち付けられ、タナシルリは溜飲を下げるのだった…。
大臣たちがヨンチョルのゲルに集まってくるのを見て、スンニャンはワン・ユに「疑われているかもしれないから気をつけて」って忠告。
タルタルは酒のすり替えが成功したことをタファンに報告。タファンはスンニャンがゲルに入っていくのを見つめるの。
タファンが席に着くと、ヨンチョルが新しい朝廷の綱紀を発表。宴席でヨンチョルのために用意された酒が運ばれてきて、毒見役が一口。タルタルはペガンに「毒が回るまでまだ時間がある」って小声で伝えるの。そして、皆が見守る中、ヨンチョル自らその赤ワインを飲み干すのよ!
ヨンチョルは杯を置くと、「皆に舞を披露しよう」と言って刀を抜いて舞い始めるの。刀を向けられた人たちはビクビク。パン将軍とチュク大人も刀を抜いて場を盛り上げる(?)。ヨンチョルは誰が自分に逆らっているのか分からないまま…。
その時、スンニャンは宮女が血を吐くのを見て、酒がすり替えられたことに気づくの!
そしてついに、皆が見ている前でヨンチョルが倒れ、口から血を吐くのよ!タファンは(次の番はワン・ユだ…)って心の中でほくそ笑むのであった…。
つづく