まず度肝を抜かれたのが、我らがタルタル様(トクマン)の冷酷非情な一手! 王宮へ向かう道中、捕らえた黒幕(黒幕商人)を前に、まるで値踏みするかのように命の値段を吊り上げさせるんですよ。最初は5万両、次は10万両…それでもタルタル様は眉一つ動かさない。結局、黒幕は「俺を殺したら後悔するぞ!」なんて捨て台詞を吐くも、あっけなく斬り捨てられちゃいました。いやぁ、あの静かな怒り、ゾクゾクしましたね!
そして、その刃は次にヨンビスに向けられるんです! 囚人車から引きずり出されるヨンビス、絶体絶命か…!? と思いきや、ここでワン・ユ様が「待った!」をかける! 部下たちも一斉に阻止に入り、タルタル様もさすがに今回は矛を収めました。ふぅ、危なかった…。
一方、宮廷ではタナシルリ皇后がいよいよ冷宮送り。皇太后とスンニャンが見守る中、皇后の印章は取り上げられ、最愛の息子とも引き離される始末。そりゃあ、タナシルリも黙っちゃいません。「毒ナツメ事件の黒幕はスンニャンに違いない!」と兄のタンギセに調査を命じます。この執念、恐ろしい…。
その頃、ヨンチョル丞相は黒幕が「自害した」というタルタル様の報告に衝撃を受けます。娘を陥れた真犯人探しは暗礁に乗り上げたかと思いきや、タルタル様、実はペガン将軍と裏で繋がっていて、ヨンチョルが自分たちを疑い始めていることを報告。この腹の探り合い、たまりませんな!
さて、王都に戻ったワン・ユ様。すぐにスンニャンに会おうとしないんですよ。部下たちは「早く会ってあげてくださいよ~」って感じなんですが、ワン・ユ様は「今の俺が会えば、彼女の心を乱すだけだ」と…。くぅ~、この切ない配慮! でも結局、タファン皇帝の許可を得て、ついにスンニャンと再会の時が! 短い会話の後、一人残されたスンニャンは、ワン・ユ様への想いを断ち切れず、声を殺して泣き崩れるのでした…。このシーン、涙なしには見られません!
そんな感傷に浸る間もなく、とんでもない事件が発生! ヨンチョル丞相が、なんと食事中のタファン皇帝の元へ乗り込み、強引に自邸へ連行! そこで書かせたのは…まさかの「譲位の詔書」!! 皇帝の玉璽まで押させられ、タファンはなすすべもありません。
宮殿に戻ったタファンから事の次第を聞いた皇太后は卒倒寸前! しかし、我らがスンニャンは冷静でした。「タルタル様とペガン将軍に助けを求めましょう!」と即座に提案。さすがです!
しかし、事態はさらに悪化。ヨンチョルとタファン、それぞれが行省主たちを宴に招くのですが、なんと行省主たちは全員ヨンチョルの屋敷へ! 彼らはヨンチョルに多額の借金があり、タファンが退位すれば借金が帳消しになるという算段だったのです。うわー、金で動くのか、お前たちー!
万事休すか…と思われたその時! なんと、この状況を打開する鍵を握っていたのが、意外にもワン・ユ様だったんです! 行省主たちの借金の証拠となる帳簿を見つけ出し、それをタファン側に渡すよう手配。部下たちも「これは間接的にスンニャン様を助けるためですね…」と感づくわけです。帳簿を受け取ったスンニャンは驚きを隠せませんが、タルタル様はワン・ユ様の指示通り、差出人の名は伏せるのでした。この男気!
そして、希望の光も…! 全員がヨンチョル側についたと思われた行省主たちでしたが、なんと3人だけはタファン皇帝の宴に出席したのです! 彼らを前に、タファンは「決して諦めない!」と力強く宣言。さあ、ここからどう反撃していくのか!?
つづく