いやー、ついにこの時が来ちゃいましたね!悪逆の限りを尽くしたヨンチョル一派の没落、そして皇后タナシルリの運命やいかに!?手に汗握る展開となった『奇皇后』第38話、早速いってみましょう!

逃亡者タンギセ、父の財宝は見つからず…そして知る衝撃の事実

ヨンチョル一族の反乱は失敗に終わり、親玉ヨンチョルは我らがタファン皇帝に捕らえられました。しかし、長男のタンギセはしぶとく都を脱出!手下たちと合流し、父親が隠したとされる莫大な財宝を山洞で血眼になって探すんですが…これがまあ、見つからない!

「どこにあんだよ、父上の財宝は!」とイライラMAXのタンギSE。側近のヨム・ビョンスも「旦那様、もう諦めましょうよ…こんな無駄なこと…」と呆れ顔。そんな中、部下から衝撃の知らせが!「申し上げます…ヨンチョル様は…すでに処刑されたとのこと…」

「なんですとー!?」って感じですよね。父親があっけなく死んだと知り、タンギセはしばし呆然…。からの、号泣!そりゃそうでしょうよ、いくら悪党でも父親は父親。この悲しみが、また新たな復讐の炎を燃え上がらせるのか…?

歓喜のパレードと冷宮の絶叫

一方、都ではスンニャンとタファン皇帝が、ヨンチョルの亡骸を乗せて市中を行進!民衆は「タファン皇帝バンザーイ!奇貴妃(キ・クィビ)様バンザーイ!」と大歓声。長年の圧政から解放された喜びが爆発してましたね。

その頃、冷宮にいるタナシルリは…父ヨンチョルの処刑を知り、まさに地獄の苦しみ。「おのれータファン!よくも父上をー!」と、部屋の物を手当たり次第に叩き壊して大暴れ。そこにタファン皇帝が登場するも、タナシルリは反省の色ゼロ!むしろ逆ギレでタファンを罵倒しまくり。うーん、最後まで反省しないのね、このお方…。

論功行賞と新たな火種

ヨンチョルという目の上のたんこぶがいなくなり、ご機嫌のタファン皇帝は早速、功臣たちの論功行賞を始めます。でも、最初の褒賞案がイマイチだったみたいで、官僚たちから不満の声が…。そこで頼りになるのが我らがスンニャン!彼女のアドバイスで褒賞内容を修正し、タファンも官僚たちもニッコリ。

しかーし!これを見ていた皇太后の目がギラリ。「ふむ…奇貴妃、なかなかやるではないか。だが、いずれタファンの権力を奪うつもりやも…」。あらら、皇太后様、スンニャンへの警戒心を強めちゃいましたよ。

そして、その皇太后に焚きつけられたのが、なんとペガン将軍!「奇貴妃が将来、女帝にでもなろうものなら…許せん!」と、まさかの敵意むき出し!腹心のタルトルに「今後、奇貴妃の動きに注意しろ!」と命じる始末。タルトルも「え、伯父上、本気ですか!?」とビックリ。ペガン、あなたまでスンニャンを疑うの…?ちょっと悲しい展開です。

タナシルリ、ついに最期の時…!

さあ、いよいよタナシルリの処刑の時が迫ります。トクマン宦官長に連れられ、冷宮から引き出されるタナシルリ。連れてこられた中庭には、大勢の女官や宦官たちが…。落ちぶれた自分を嘲笑っていると感じたタナシルリは、またもや大絶叫!

そこへ、毒薬らしきものが入った器を持った女官が…。タナシルリは「こんなもの飲めるかー!」と器を叩き落とします。タファン皇帝が再び差し出すよう命じても、今度はその器をタファンに投げつける始末!もう、手がつけられません。

その時、スンニャンが静かに登場。「タナシルリ、あなたの罪は死に値します。市場で絞首刑に処す!」と冷徹に宣告。毒薬よりもっと過酷な処刑方法に、周囲は凍りつきます。

さすがのタナシルリも、自分の命運が尽きたことを悟ったのか、最後の望みを口にします。「お願い…最後に息子マハに一目だけ…」。しかし、スンニャンは冷たく言い放ちます。「マハがあなたの実の子ではないという真実、世間に公表してあげましょうか?」。これにはタナシルリも絶句!スンニャン、どこまで知ってるのー!?

市中引き回し、そして…

兵士に連行され、王宮を出ようとしたタナシルリ。そこで偶然、ワン・ユと遭遇します。かつての傲慢な姿は消え、か弱く「私が処刑されるのを見に来ないでください…」と懇願するタナシルリ。ワン・ユも複雑な表情で見送ります。

そして、ついに市場の処刑台へ。見物人でごった返す中、タナシルリは絞首台へと導かれます。その群衆の中には…変装したタンギセと部下たちの姿が!妹が目の前で処刑されるのを見て、タンギセは血の涙を流すのでした…。ああ、なんという悲劇…。

空位の皇后、新たな火種

タナシルリが亡くなり、皇后の座が空位に。タファンはもちろん、スンニャンを次の皇后にと考えていますが…皇太后が猛反対!「奇貴妃だけは絶対に許さん!」と、また新たな宮廷闘争の予感です。

そして、タファンは高麗が元に反旗を翻すことを恐れ、スンニャンに「ワン・ユと協力して、元の脅威に備えてほしい」と頼みます。スンニャンもこれを受け入れ、ワン・ユと会談。二人は再び手を取り合うことになるのでしょうか?

つづく