女装させられたスンニャン、タンギセの魔の手が迫る!

前回、タンギセに捕まってしまったスンニャン。なんと今回は、無理やり女装させられてタンギセの部屋へ!美しいスンニャンの姿に、あのタンギセも思わず言葉を失うほど。タンギセは「俺に屈すれば、燕京に戻ってから側室にしてやる」なんて言い出す始末。でも、我らがスンニャンがそんなことで屈するはずがありません!

虎視眈々と逃げる機会をうかがうスンニャンは、あえてタンギセを「権力に媚びる小者!」と挑発!怒り狂ったタンギセから、どうにか逃げ出そうと必死です。その時、床に落ちた酒壺の破片をこっそり拾うスンニャン…!一体どうするつもりなんでしょうか!?

スンニャンは女だった!衝撃の事実とワン・ユの決断

そんな中、あのキョム・ビョンスが、タンギセがスンニャンを側室にしようとしていることを偶然聞いてしまいます。「もしスンニャンがタンギセの側室になったら、俺に復讐しに来るに違いない!」とビビりまくったキョム・ビョンスは、なんとワン・ユに「スンニャンは女だ!」とバラしてしまうんです!これにはワン・ユも驚きを隠せません。

タンギセがスンニャンに襲いかかろうとしたその瞬間、間一髪でワン・ユが登場!タンギセを打ちのめします。しかし、スンニャンは「ここで彼を殺してはダメ!」とワン・ユを制止。大局を見据えるスンニャンの冷静な判断、さすがです。

仲間たちの救出作戦と、再びの危機

一方、大青島で矢に射られて海に落ちたパク副将は、なんと漁師に助けられて生きていました!スンニャンを助けるために、ここまで駆けつけてくれたんですね。パン内官もワン・ユとスンニャンが危険だと察知し、パン・シヌは放火して二人を助け出そうとしますが…。

残念ながら、パン・シヌたちの救出作戦は失敗。ワン・ユとスンニャンは捕らえられ、柱に縛り付けられてしまいます。スンニャンは、自分が女であることを隠していたことをワン・ユに謝罪するのでした…。

宮廷ではタファンとタナシルリの結婚準備が着々と…

その頃、宮廷ではヨンチョル丞相が、タファンとタナシルリの結婚の日取りを強引に決定。皇太后は不満たらたらですが、どうすることもできず、せめてタナシルリをしっかり教育しようと考えます。

しかし、このタナシルリがなかなかのじゃじゃ馬!朝早くからの起床や、歩き方の練習、内訓の暗唱など、厳しいしきたりに耐えられず「皇后になんてなりたくない!」と叫び出す始末。それを聞いたタファンは、内心大喜び!そりゃそうですよね(笑)。皇太后は、そんなタナシルリの態度を見て、何かを準備させるのですが…これが後々、とんでもないことになるんです。

タナシルリはタファンに「私の世話係は実家から連れてきた者に変えて!」「正式にプロポーズして!」「花がたくさん咲いている庭園をちょうだい!」とワガママ放題。タファンは、なんと庭園の花を全て引っこ抜かせてしまうという、斜め上の対応を見せます。この二人、前途多難すぎますね…。

それぞれの思惑、スンニャンとワン・ユの過酷な運命

辺境へ向かう道中、ペガンは自分の選択が間違っていたのではないかと後悔の念に駆られます。

一方、タンギセは、貢物が焼失したことでヨンチョルが再びワン・ユを高麗王に封じるのではないかと気が気ではありません。そこで瀋陽王は、ワン・ユをペガンが向かっている辺境へ送り、そこで死なせてしまおうという恐ろしい提案をします。

スンニャンは、強制的に連行されていくワン・ユに「必ず生き延びてください!」と必死に訴えかけます。二人の絆の強さに涙…。

ペガンの軍隊改革と、スンニャンの新たな試練

ペガンが到着した部隊は、兵士たちは痩せこけ、武器もろくにないという悲惨な状況。そこでペガンは、私腹を肥やしていた副将を処刑!タルトルと共に厳しい軍規を定め、軍隊の立て直しを図ります。このペガンとタルトルのコンビ、頼りになりそうです!

一方、スンニャンは瀋陽王の命令で食事も与えられず、タンギセからは「俺の側室になるか、元の奴婢になるか選べ」と迫られます。しかしスンニャンは「一生奴婢で結構!」とキッパリ。その気高さ、本当に痺れます!

皇太后は、タナシルリに麝香(じゃこう)を焚いた香炉を贈ります。何も知らないタナシルリは「皇太后が私に賄賂を?」なんて得意気ですが、これがとんでもない罠だとは夢にも思っていません…。

燕京に到着したスンニャン。タンギセはトクマン公公に「スンニャンを宮殿から追い出せ。後で俺が連れ去る」と指示。貢女たちは身体検査を受けますが、スンニャンは肩に傷があるため追い出されそうになります。しかし、「父は狩人でした」と嘘をつき、なんとか洗濯房で働くことになりました。

ところが、洗濯房ではチョ尚宮という意地の悪い女官長に目をつけられ、足揉みをさせられた挙句、理不尽に叩かれるなど、早速いじめのターゲットに…。スンニャンの苦難はまだまだ続きます。

ワン・ユ、辺境での再起と、スンニャンに迫る影

ヨンチョルは、ワン・ユが辺境へ行ったと聞いて最初は激怒しますが、瀋陽王が「高麗王自ら志願したのです。もし突厥を追い払うことに成功すれば、手柄にもなります」と上手く言いくるめ、なんとか機嫌を直します。

ワン・ユは部下たちと共に辺境へ送られ、ペガンと合流。そこで高麗の兵士たちが捕らえられていると聞き、彼らと共に過ごすことを申し出ます。パク・ブルファ(パク副将)から、逃亡兵が処刑されたため陣営の雰囲気が非常に悪いと聞かされたワン・ユは、タンギセが自分をこの辺境へ送った本当の理由を悟ります。そこはシルクロードの重要な関所であり、現在は突厥が占領している場所だったのです。ワン・ユは、この逆境をどう乗り越えるのでしょうか?

そして、夜。チョ尚宮はスンニャンを倉庫に縛り付け、鞭で打ち据えるという非道な仕打ちを!まさにその時、偶然通りかかったタファンが倉庫の明かりに気づき、様子を見に近づいてきます。女官たちは皇帝の突然の来訪に慌てふためき、スンニャンも驚きを隠せません。

つづく