前回、タファンにそっくりな雑用係として宮中に潜り込んだスンニャン。父の仇を討つ機会を虎視眈々と狙うけど、そう簡単にはいかないのが宮廷ドラマの面白いところよね!
タファンはスンニャンを見て「本当に(昔の知り合いに)よく似ている」ってしみじみ。そこへ皇太后がやってきて、タファンをパク氏の舞を見に連れて行っちゃうの。タファンは仕方なく、スンニャンにお茶をもう一度持ってこさせるんだけど、スンニャンったらお茶を淹れる時に、こっそり茶針を髪に隠して、タファンを暗殺するチャンスを狙ってるのよ!怖い怖い!
でもね、タファンが席を立とうとしたまさにその時、皇太后が「今夜、パク氏に世継ぎを身ごもらせなさい!」って命令するの。タファンは「母上も燕帖(ヨンチョル)と同じで私を無視するのか!」って内心イライラ。スンニャンはあと一歩のところで復讐の機会を逃しちゃったわ。皇太后はトゥクマンに、パク氏を綺麗に着飾らせて皇帝の寝宮に送るよう命じて、「タナシルリに笑われないようにね!」だって。女の戦いもバチバチね!
一方、タナシルリは尚宮に「自分から陛下と床入りしては?」って勧められるんだけど、「私の美貌は天下第一よ!」って自信満々。まあ、その自信もいつまで続くことやら…?
タファンはパク氏が寝宮に送られてきてご機嫌斜め。皇太后は殿外でひざまずいて、「これ以上、燕帖(ヨンチョル)の操り人形にさせるわけにはいきません!」って訴えるの。結局、タファンは渋々パク氏と一夜を共にすることに…。皇太后も必死よね。
場面は変わって、ワン・ユ。キョム・ピョンスとの武術対決は超白熱!ワン・ユは一度倒れそうになるんだけど、意識が朦朧とする中でスンニャンの激励の声が聞こえたような気がして、奮い立って戦い続けるの。そして見事キョム・ピョンスを打ち負かすんだけど、なんとキョム・ピョンスの剣の柄には鉄が仕込まれてたのよ!卑怯者!みんな「キョム・ピョンスを殺せ!」って叫ぶんだけど、ワン・ユは剣を投げ捨てて「卑怯者め!」と罵るだけ。さすがワン・ユ様、器が大きいわ!
高麗の人々がワン・ユに歓声を送る中、ワン・ユはその機に乗じてみんなの士気を高め、「必ず自分のために戦え!」って鼓舞するの。その場にいた人々は感動して次々とひざまずいたわ。リーダーシップがすごい!でも、キョム・ピョンスはタプジャヘに「必ず機会を見つけてワン・ユを殺す」って誓ってるから、まだまだ油断できないわね。
ワン・ユたちに武器が支給されるんだけど、みんな武器が少なくてボロボロだって不満タラタラ。そこへキョム・ピョンスがやってきて、全員前線に行くようにって通告。みんなが不満を漏らしてる最中に、なんと突厥が陣営の外で鬨の声をあげてるのよ!もう、踏んだり蹴ったりね。
後宮では、宮女たちが「ある宮女が陛下のお手つきになったらしいわよ~」なんて噂話で盛り上がってるの。その笑い声が、タナシルリと話していたタンギセの耳に入っちゃったからさあ大変!タンギセがチョ尚宮を問い詰めて、「高麗の女が陛下のお手つきになった」ってことを聞き出しちゃうの。それを聞いたタナシルリはショックで倒れそうになりながら、高麗出身の宮女を全員呼び出すのよ。パク氏が緊張してるのを見抜いて、引きずり出そうとしたその時!皇太后が止めに入ったんだけど、タナシルリは父親(ヨンチョル)の権力を笠に着て強気。皇太后も手が出せないかと思いきや、突然パク氏が吐き気を催したの!皇太后は「これは吉兆!世継ぎを身ごもった者を動かせば謀反と同じよ!」って大喜び。パク氏、ナイスタイミング!
ヨンチョルはタファンに「なぜ宮女との間に世継ぎをもうけたのだ!」って詰問。タファンは昔ヨンチョルにひざまずいて懇願した時のことを思い出して、緊張のあまりヨンチョルに許しを請う始末。ヨンチョルは最後に「タナシルリが涙を流す時が、皇宮が血に染まる日だと思え!」って警告。怖すぎるわ、この義父…。
タファンは息抜きに宮殿を飛び出して、宦官たちの追跡をかわしているうちに、スンニャンに似たムスリ(雑用係)を見つけて追いかけるの。
スンニャンはタファンに見つめられてビックリ!タファンはスンニャンにお茶を淹れさせて、「アランという兄はいるか?」って尋ねるの。スンニャンが黙っていると、タファンは「アランに会いたすぎて、こんな偶然があるわけないか」って自分に言い聞かせるの。切ないわね…。見張りが手薄になったのを見て、スンニャンが髪の茶針に手を伸ばした瞬間、タファンが「動くな!」って。タファンは茶針を取り上げて地面に捨て、「ムスリでもこんな簪はつけるべきではない」と言って、玉佩をスンニャンに贈ろうとするの。でもスンニャンは受け取らない。そこへタナシルリが割って入ってきて玉佩を奪い取り、スンニャンに強烈な平手打ち!タファンは激怒するけど、タナシルリは「父に言いつけるわ!」って。タファンはタナシルリを追いかけて行っちゃった。スンニャン、災難続きね…。
スンニャンは玉佩を拾って湖に投げ捨て、涙を拭うの。その様子を遠くから見ていたパク氏が静かに頷いていたわ。何か思うところがあるのかしら?
夜、バヤン将軍は「突厥にはバートルという猛将がいる。顔に傷があるためいつも仮面をつけている」って呟いてる。そのバートルは部下に盾を構えさせ、敵の矢を受けるとすぐに撤退するっていう戦法を5日間も続けてるの。みんな何でそんなことするのか理解できないんだけど、ワン・ユは敵の進路と退路が違うこと、敵が地形を熟知していて自分たちが不利なことを見抜いてるの。さすが知将!
バヤンはバートルを追撃するんだけど、途中でタルタルが「これ以上追うと伏兵がいるかもしれません」って進言して、バヤンは悔しがりながらも追撃を断念。
昼間、兵士たちがぐっすり眠り込んでいると、バートルがまた奇襲をかけてきて、元の兵士は多数死傷。バヤンは「シルクロードは何としても守らねばならん!」って決意を新たにするの。
ワン・ユはバヤンにシルクロードを渡すわけにはいかないって考えて、部下に偵察兵に地形を調査させ、猟師に罠を作らせ、パク・プルファには残りの高麗兵を精鋭部隊に育てて突厥と戦う準備をさせるよう命じるの。ワン・ユの逆襲が始まるかしら!?
一方、バートルは謎の女将軍に「元軍に対する計略は成功しました」って報告してる。この女将軍、一体誰なのかしら?気になるわ!
タプジャヘは「廃主に手柄を立てさせるわけにはいかない」って言ってて、キョム・ピョンスも「どのみち奴は俺の手に掛かって死ぬ」なんて物騒なこと言ってる。パク・プルファはキョム・ピョンスを見て、憎々しげに歯ぎしりしてる。因縁の対決も避けられそうにないわね。
夜、スンニャンはこっそりタファンの寝宮に忍び込んで、髪から茶針を抜いていよいよ…!って時に、パク氏が起きてきてスンニャンを止めるの。「あなたが皇帝を殺せば、宮中にいる高麗人は皆巻き添えになるのよ」って。そして、「あなたが過去に男装して誰かを救ったとしても、今の唯一の復讐は、必死に生き抜いて、全ての人々を踏みつけにすること。それこそが本当の復讐よ」って諭すの。さらに「今回は見逃すけど、次は密告するわ」とまで。パク氏、厳しいけど正論かも…。スンニャンは泣き崩れて、寝室に戻って呆然としちゃうの。復讐って難しいわね…。
ワン・ユは夢の中でスンニャンを「私的な恨みで仲間を巻き込むな」と叱責。スンニャンは「復讐以外はどうでもいい」って答えるんだけど、ワン・ユは突然「本当に会いたい」って言うの。スンニャンが「殿下!」って叫ぶと、それはただの夢だったの。ホンダンがスンニャンが高熱を出しているのに気づいて心配してくれる。友情って素敵ね。
タファンは弓の練習で的に近いところに矢が当たり、「アランが見ていたらどんなに良かったか」って興奮してる。そこへスンニャンがお茶を持ってくるんだけど、心の中はワン・ユへの想いでいっぱい。タファンが何度もスンニャンを呼ぶんだけど、高熱のせいでタファンがワン・ユに見えちゃって、「殿下!」と叫んで気絶しちゃうの!どうなっちゃうの、スンニャン!?そしてタファンの反応は!?
つづく