第15話、怒涛の展開でしたね!あの憎き刺客チョンが捕まったと思ったら、巨大な怨霊は王妃のお腹の子を…なんと、食らってしまったんです!あまりにも衝撃的な展開に、見ているこっちの心臓が止まりそうでした。
一体なぜ怨霊がこんな真似を?と調査を進めると、なんと鬼封石の力が無くなっていることが判明。そして、その犯人は…なんとソン内官!家族をプンサンに人質に取られ、やむを得ずだったと泣き崩れるソン内官の姿は、見ていて辛かった…。
王妃様は最期まで気丈に振る舞い、王と世子に優しい言葉をかけ息を引き取られました。もう涙腺崩壊ですよ。ヨリも自分を責めて、ついに禁じ手である死神召喚を決意することに…。自分の命を犠牲にしてまで、大切な人を守ろうとするヨリの姿には胸を打たれました。
一方、アン大臣はプンサンと密会するも、その様子をソ内禁衛将に見られてしまい、二人とも御用となりました。拷問を受けても不敵に笑うプンサン。王はプンサンの処刑を命じますが…。カンチョリと大妃ママもあの怪しい祈祷師に詰め寄りますが、祈祷師は二人を嘲笑うだけで…。全てが解決したかに見えましたが、王は深い悲しみに沈んでしまいます。
ユン家では、カンチョリとユン夫人の間には気まずい空気が流れていましたが、カンチョリが贈ったかんざしをユン夫人がつけていることに気づき、二人の距離は少し縮まった様子。ユン夫人がカンチョリを受け入れるまで時間がかかったことを謝ると、カンチョリは「あなたは良い母親だ」と優しく慰めます。このシーン、ほっこりしましたね。
ヨリはカラスノエンドウのお茶を見つけ、カソプに尋ねると、それがカンチョリの真珠を使うのに役立つと知り、複雑な気持ちになります。その後、世子を慰めるカンチョリの姿を見て、さらに胸が締め付けられるヨリ…。
そして、悪夢にうなされる王。自分の祖先の罪を償う覚悟はできていると訴える王ですが、怨霊は激怒し、過去の記憶を見せます。
過去では、チョンが縄を解き、野蛮人たちを止めようとしますが、時すでに遅し。ほとんどの人が殺されてしまいます。生き残ったのはチョンの息子、つまりカンチョリが昇天するのを見た少年だけでした。燃え盛る矢が降り注ぐ中、チョンは幼い息子を守ろうと必死になります。王の身代わりを見て、全ては王のせいだと、死ぬ間際に王への深い恨みを残します。
現代に戻り、怨霊は、イ・ソン王の王座は無実の人々の血の上に築かれたものだと非難します。王の血筋が途絶えるまで復讐はやめないと宣言し、王にその様子をずっと見続けさせると言い放ちます。
そんな中、カンチョリはヨリを街に連れ出し、デートで元気づけようとします。星に願い事をするヨリとカンチョリが微笑ましい…のも束の間、プンサンの処刑が中断され、なんとカンチョリとヨリに逮捕状が出されます!ソ内禁衛将は二人を匿い、王が怨霊に憑依されていることに気づきます。
大妃ママは王に詰め寄りますが、王は不気味な笑みを浮かべるだけ。大妃ママは標的の血筋ではないものの、逆らうなら殺すと脅されます。そして、王は周りの者を全て追い出し、プンサン、ソン内官、刺客チョンを側近にします。王から怨霊の臭いを感じ、大妃ママは確信します。王は完全に憑依されていると…。
ヨリとカンチョリはチェ・ウォヌに助けを求めますが、信じてもらえず…。しかし、インソンのおかげで一晩泊めてもらえることに。
ソ内禁衛将は宮殿に戻り、世子が危険にさらされていることを皆に知らせます。憑依された王が世子を殺そうとしたその時、大妃ママが世子を逃がします!しかし、刺客チョンがチェ家まで世子を尾行し、王に報告してしまいます。
世子は、大妃ママのかんざしを持ってチェ家に到着。姪であるインソンの証言もあり、チェ・ウォヌもついに王の憑依を信じます。王と兵士たちがチェ家に到着すると、チェ・ウォヌは時間稼ぎをし、他の者は逃走します。しかし、怨霊はチェ・ウォヌがチェ・ギルソンの末裔だと気づき、抵抗をやめなければ殺すと脅します。兵士たちが世子を見つけ、ソ内禁衛将が応戦する中、ヨリは世子と共に逃げます。
そして、第15話のラストは…カンチョリが登場し、憑依された王と対峙!手に汗握る展開で、来週が待ちきれません!
『鬼宮(ききゅう)』第15話の感想
第15話は、息つく暇もない怒涛の展開で、まさに衝撃の連続でした。王妃の悲劇的な最期、ソン内官の裏切り、そして王への憑依…次々と起こる出来事に、感情が揺さぶられっぱなしでした。特に、王妃が息を引き取るシーンは、その気高さに涙が止まりませんでした。愛する家族を守るため、自らの命を犠牲にしようとするヨリの決意にも心を打たれました。
これまで様々な困難を乗り越えてきたカンチョリとヨリですが、王の憑依という予想だにしなかった事態に直面し、今後の展開がますます読めなくなってきました。チェ・ウォヌの登場やソ内禁衛将の活躍など、希望の光も見え隠れする一方で、圧倒的な力を持つ怨霊に立ち向かう彼らの運命がどうなるのか、不安と期待が入り混じった複雑な気持ちです。
プンサンの処刑が中断された理由や、怨霊がチェ・ウォヌをチェ・ギルソンの末裔だと見抜いた点など、気になる伏線も散りばめられており、次回の展開に期待が高まります。カンチョリと憑依された王の対決、そして世子の運命はいかに…? 早く続きが見たい!
つづく