いやー、今回の『ナインパズル』第5話、またまたとんでもない展開でしたね!冒頭から、いきなり不気味なパズルの絵がイナの元に送り付けられるシーンで始まるんですが、そこに描かれていたのはなんと……チモクがバラバラにされる様子!これにはイナも凍りつきます。そして気づくんですよね、「チモクはパズルキラーのターゲットだったんだ!」って。でも、直接手を下したのはヤンヒだったわけで、パズルキラーはヤンヒを巧みに操っていたってことなんですよ。うーん、このパズルキラー、本当に頭がキレるというか、悪知恵が働くというか…。
ナインパズル 第5話 あらすじネタバレ
ヤンヒとの面会、そして新たな殺人事件
イナは刑務所にいるヤンヒを訪ねて、パズルのこと、そしてどうやって自分が罠にはめられたのかをヤンヒ自身に気づかせます。ヤンヒとジェウクがスーツケースを湖まで運んだこと、そしてパズルキラーがわざとタイヤの痕跡を偽装して、警察をスーツケースに導いたこと…。ヤンヒもようやく自分が利用されたことを悟ったみたいですね。
そんな中、また新たな殺人事件が発生しちゃうんです!被害者はチェ・ヨンハンという年配の工場作業員。1年間の長期休暇から戻ってきたばかりで、職場の休憩室で同僚3人と復帰祝いのパーティーをしていたところ、ソジュに混入されたニコチンで殺害されてしまったんです。いったい誰が、何のために…?
イナとハンセム、今回も衝突しながら(?)共同捜査!
事件現場に、いつものように(?)好奇心から現れたイナ。そこでナム刑事を見つけて、同じセラピークリニックに通ってることをネタにちょっと親しくなろうとするんですけど、ナム刑事はみんなの前では知らんぷり。相変わらずイナにツンケンしてるハンセム刑事は、イナの姿を見るなりイライラモード全開!「なんで俺のプロファイリング能力で彼女の正体を見破って、この敵意を終わらせられないんだ!」って思ってるみたいですけど、イナさん、そんな単純な相手じゃないですからねぇ(笑)。
さて、事件の方ですが、犯行現場はきれいに片付けられていて、計画的な犯行の匂いがプンプン。防犯カメラには、同僚たちが夜8時頃に集まって、時間差で退室していく様子が映っていました。この同僚3人がまた、みんな怪しいんですよ!
- チョンチョル:最後まで休憩室に残っていて、チェ・ヨンハンの死を発見した人物。
- カプジェ:ニコチンを大量に注文していて、しかもパーティーの途中で「帰る」と宣言していた。
- ドクムン:自分はソジュを飲まないのに、なぜかソジュを買ってきた張本人。しかも、パーティーに来る前に愛人のところに寄っていたとかいないとか…。
みんなお互いに罪をなすりつけ合ってる感じで、誰が犯人でもおかしくない状況。でも、奇妙なことに、全員が被害者のチェ・ヨンハンとは仲が良かったっていうんです。動機が見当たらないんですよねぇ。
そんな中、イナとハンセムがまたまた休憩室でバッタリ。動機について話し合ううちに、ハンセムお得意の(?)探偵小説からのインスピレーションが炸裂!イナはそんなハンセムを半ば強引に彼の部屋へ連れ込み、容疑者たちのロールプレイングをさせるんです。最初は戸惑っていたハンセムも、だんだんノリノリになっちゃって(笑)。そして二人は、もしかしたら犯人は別にいて、この3人をわざと疑わせようとしているんじゃないか、という結論にたどり着きます。
浮かび上がる意外な人物と、1年前の悲劇
そこで捜査線上に浮上してきたのが、タバコを吸う清掃員のヨムさん。彼は休憩室でパーティーをされるのを快く思っていなかったみたいですが、だからといって4人を殺害するほどの動機があるとは思えません。しかし、このヨムさんの口から、1年前に起きた衝撃的な出来事が語られるんです…。
一方、なかなか動機が見つからずイライラが募るイナは、セラピストのイ博士に愚痴をこぼします。イ博士は「被害者自身を調べてみては?彼は本当にターゲットだったのかしら?」とアドバイス。この一言が、イナに新たな視点を与えることになるんですね。
ハンセムはヨムさんから、被害者のチェ・ヨンハンの息子ドンギョンが1年前に亡くなっていたことを聞き出します。イナは、そんな大事なことを教えてくれなかったハンセムにちょっとお冠でしたが、すぐに気を取り直して二人で捜査を再開。チェ・ヨンハンの家に向かうと、そこは驚くほどきれいに片付けられていて、がらんとしていました。ただ一つ、4人の男たちが写った写真だけが残されていて…。ハンセムは、以前自殺を図ろうとした彼の病気の友人も、同じように家をきれいに片付けていたことを思い出します。そこでイナは気づくんです。「チェ・ヨンハンは自殺したんだ!そして、あの3人の同僚を罰するために、彼らを犯人に仕立て上げようとしたんだ!」と。
悲しい復讐劇の真相
3人の同僚たちは、ドンギョンのことについて尋問されます。回想シーンでは、みんながドンギョンを可愛がっていた様子が描かれます。しかし、ある日、チェ・ヨンハンが不在の時、3人はドンギョンに危険な作業を任せて休憩に入ってしまいます。そして、ドンギョンの腕が機械に挟まる事故が発生。彼らが駆けつけた時にはすでに手遅れで、ドンギョンは亡くなってしまったのです。さらにひどいことに、3人は警察を呼ぶ前に、どうやって自分たちのミスを隠蔽するかを話し合っていたのでした…。現在、3人は悲しみと罪悪感に打ちひしがれている様子。
そして、チェ・ヨンハンの自殺の真相が明らかに。パーティーが始まる前、チェ・ヨンハンはソジュに毒を仕込んでいました。パーティーが始まると、カプジェは電話で席を外し、ドクムンはトイレへ、そしてチョンチョルは眠り込んでしまいます。その隙に、チェ・ヨンハンは自ら毒入りのソジュを飲み干し、苦しみながら息絶えたのでした…。なんとも悲しい復讐劇ですよね。息子を失った悲しみと、同僚たちへの怒りが、彼をこんな行動に駆り立ててしまったのでしょうか。
イナの新たな気づきと、パズルキラーの真の目的とは?
セラピーで、イナはチェ・ヨンハンの決断が理解できないとこぼします。「あまりにもずさんな計画だ」と。イ博士は、そんなイナを見て少し驚いた様子。そして、「困難な状況に陥った時、他人を傷つける人もいれば、自分自身を傷つける人もいる。チェさんとあなたは似ているわ、二人とも優しいのよ。だから、どうしようもなくなると、心を閉ざしてしまう」と分析します。イナは、そんな弱い自分を突き付けられて少しむくれますが、その言葉からあるアイデアを思いつくんですね。
イナはまたまたハンセムのアパートに押しかけ(笑)、今度はソジュを持参。「私がどっちのタイプか当ててみて」とハンセムに迫ります。イ博士の言葉を思い出したのか、ハンセムは「君は他人を殺すような人間じゃない」と、そのソジュを飲み干します。もちろん、毒なんて入っていません。よかった、ハンセム、無事でした!
ようやくハンセムが自分を信頼してくれたことを感じたイナ。そして、彼女は新たな仮説を打ち立てます。パズルに描かれている人物たちは、みんな何かしら「気味の悪い」共通点がある。これは、パズルキラーの犠牲者たちが、実は過去に何か罪を犯した「加害者」である可能性を示唆しているのではないか、と。ドンフン、ミヨン、そしてチモクは、パズルキラー自身を傷つけた人物たちなのかもしれない…。そして、パズルを完成させるためには、あと6人の「加害者」が殺される可能性がある、と。
『ナインパズル』第5話の感想:悲劇の連鎖と深まる謎、人間の心の複雑さに言葉を失う
いやはや、今回の『ナインパズル』第5話、見終わった後、なんとも言えない気持ちになりましたね。冒頭からイナちゃんに送り付けられた衝撃的なパズルの絵、あれは本当にゾッとしました。チモクさんがパズルキラーの標的だったなんて…。そして、ヤンヒさんが知らず知らずのうちに利用されていたというのも、やるせない話です。
そして、新たに起こった工場での殺人事件。最初は同僚たちの誰が犯人なんだろうとハラハラしながら見ていたんですが、まさか被害者であるチェ・ヨンハンさん自身が仕組んだ悲しい復讐劇だったとは…。息子さんを亡くした悲しみ、そして同僚たちへの怒り、その複雑な感情が彼をあんな行動に走らせてしまったのかと思うと、胸が締め付けられるようでした。彼の計画が「ずさんだ」とイナちゃんは言っていましたが、追い詰められた人間の行動って、そういうものなのかもしれませんね。
イナちゃんとハンセム刑事の関係も、少しずつ変化が見えてきたような気がします。最初は反発しあっていた二人ですが、なんだかんだ言いながら一緒に捜査して、ハンセム刑事がイナちゃんを少し認めたようなシーンは、ちょっとホッとしました。
そして、ラスト!完成したパズルに現れた顔…。あれはいったい誰なんでしょう?イナちゃんの「パズルキラーの犠牲者は、実は過去の加害者だったのかもしれない」という仮説も、すごく気になります。一つの事件が解決したかと思えば、さらに大きな謎が深まっていく…。このドラマ、本当に人間の心の奥深さや複雑さを巧みに描いていますよね。見終わった後、色々なことを考えさせられました。物語がこれからどんな真相にたどり着くのか、じっくりと見届けたいと思います。
つづく