まず冒頭、我らがイナがまたまた鋭い洞察力を見せつけるのよ。ユンスが「ザ・ワンシティ」っていう高級マンションを13戸もゲットしてたって事実を突き止めるんだけど、そのうち12戸は家族用。でも残りの1戸、5802号室だけは、取得から2ヶ月後にチモクに譲渡されてるの。で、そのチモクは1ヶ月後に当時の婚約者だったミヨンにその部屋をプレゼント。この部屋自体には何も事件性はなかったんだけど…。

イナとハンセムはピーンとくるわけ。「これ、絶対なんかヤバいことの報酬でしょ!」って。ユンス、チモク、ミヨンの3人が何か犯罪を犯して、ドンフンがそれを隠蔽したんじゃないか、ってね。でも、ドンフンの見返りは何だったんだろう? っていうのが新たな疑問。

しかも、例のパズルのピースがまた意味深なんだよね。ドンフンが人形を撃つ姿、ミヨンが少女に何か囁いてる姿、チモクが腕章つけて女性たちと踊ってる姿、そしてユンスが砂の城を壊す姿…。これらが彼らの犯した罪を示唆してるんじゃないかって、もうミステリー好きにはたまらない展開!

捜査が行き詰まって、イナとハンセムはいつものようにちょっとした口論。まあ、これも二人の通常運転だよね(笑)。コーヒーブレイクの後、ハンセムはドンフン兄のドンスに、ドンフンの人となりについて聞き込みするの。ドンスは警戒しつつも、ドンフンは非常に優秀だったけど、ジョンブ連続殺人事件で世間のスケープゴートにされたって語るんだ。うーん、これも何か裏がありそう…。

一方、イナはセラピーへ。イ医師はイナの同居人に興味津々みたいだけど、イナは叔父さんの事件について話したい気分。誰にとっても良い人でいることはできないってことを受け入れ始めてるみたい。叔父さんの殺害事件の記憶を封印してたのは、真相を知るのが怖かったからだって。イ医師も何か共感するところがあるみたいだけど、イナが突っ込もうとするとピシャリ。先生も何か秘密抱えてるのかな?

セラピーの帰り際、イナはナム巡査部長とバッタリ。秘密にうんざりしたナム巡査部長は、ミヨンの死に罪悪感を感じてることを打ち明けるの。でも、イナは相変わらずクール。「ミヨンが赤信号を無視したのは助けを求める叫びだったかもしれないけど、もしあなたが彼女を停めてたら、二人とも殺されてたかもよ」って。うーん、イナ様、さすがです!

さて、謎解きに戻って、イナとハンセムは叔父ドンフンの担当事件を洗い直し。ハンセムは汚職の可能性も視野に入れて、イナに「叔父さんを偏見なくプロファイルできる?」って釘を刺す。その頃、ドンスもヒョン署長に、ハンセムがドンフンのことを嗅ぎまわってるって警告。でも、二人ともドンフンの死の動機については腑に落ちてない様子。

ついにハンセムが手がかりを見つけるの!ミョンソン日報の名誉毀損事件。原告はジョンブ事件の最後の被害者の兄。この名誉毀損事件、ドンフンが3ヶ月後に棄却してたんだよね。怪しい、怪しすぎる!

二人が原告に会いに行くと、衝撃の事実が!ミョンソン日報のイ・ガンヒョン記者が、証拠もないのに妹をエスコート呼ばわりしたって。でも、その記者が自殺したことで、彼は正義が果たされたと感じてるらしい。これにはイナもハンセムもビックリ。イ記者の事件ファイルを調べると、イナも知ってるオ・チョルジンって名前との通話記録が多数。そして、なんとパズルのピースを発見!イ記者はドンフンが死ぬ8ヶ月前に亡くなっていて、二人は彼がパズルキラーの最初の犠牲者だと気づくの。ひえー、繋がってきた!

ハンセムはヤン警部に洗いざらい報告するんだけど、ヤン警部は「イナを信用するな」と警告。ヒョン署長も古い事件を掘り返すハンセムに説明を求めるけど、ハンセムが証拠を持ってくると約束すると折れる。

イナが証拠を徹底的に調べてる間、ハンセムは担当刑事に聞き込み。そこで、ヤン警部が異動前にこの事件を担当してたって知って、またまた衝撃! イナの方は、新たなパズルを発見。それは、目が縫い付けられた男がカメラを持ってる絵…。怖すぎ!

ヤン警部は、グリフィンバーの裏で動いてる防犯カメラを見つけたチェ・サンを尋問しようとするんだけど、サンは行方不明のハンカチについて聞かれると、なんだか挙動不審。そこにハンセムが現れて、ヤン警部と二人きりで対峙! ハンセムは、ミステリーが好きで警官になったけど、正義を信じるヤン警部を尊敬してたって。だからこそ、今のヤン警部の態度が許せない。「あなたはパズルキラーの共犯者なんですか!?」って、ついに核心を突く質問をぶつけるの!

ヤン警部は、イ・ガンヒョン記者の事件について黙ってたのはイナを信用してないからだって説明。ガンヒョンが死んだ日、息子のソヌクは数学の勉強会をしてて、その場にいた友達の一人がイナだった! ガンヒョンは午後10時から深夜0時の間に死亡。イナは午後11時に屋上に行って、午前0時23分に出ていく姿が防犯カメラに映ってた。アリバイはない。ドンフンは、ヤン警部がしつこく捜査するから彼を異動させたと…。え、イナが容疑者!?

イナの回想シーンでは、酔っ払ったガンヒョンがオ・チョルジンに助けを求めてる場面に到着する様子が。11時に息苦しさを感じて屋上へ行くと、しばらくして男が建物に入っていくのを目撃してた。

案の定、ハンセムはイナに「なんでイ記者との繋がりを黙ってたんだ!」って問い詰める。イナは「ヤン警部だってあなたが問い詰めるまで黙ってたでしょ」と反論。そして、「私を信じるか、ヤン警部を信じるか、どっちか選んで」と最後通牒! うわー、究極の選択!

翌日、イナはオ・チョルジンがドンフンの友人だと気づき、彼を訪ねて済州島へ。ガンヒョンのことを尋ねると、チョルジンの友好的な態度は一変、脅迫的な雰囲気に…。

一方、考え込んでたハンセムがイナの様子を見に行くと…なんと、イナが殺人容疑で逮捕されてるじゃないの!

そして、ラストシーン! 波止場の作業員が、溺死したチョルジンの遺体を引き上げているイナを発見する…。

『ナインパズル』第7話、今回も怒涛の展開でした。ユンス達の不正疑惑、ドンフンが関与した過去の事件、イ・ガンヒョン記者の死と新たな謎が次々提示されました。イナが過去の事件の重要参考人だった事実は物語に深みを与え、彼女の行動原理や抱える秘密が一層気になります。ラストのイナ逮捕は衝撃的で、彼女が本当に罪を犯したのか、あるいは何者かの策略なのか、多くの疑問を残しました。

つづく