どうも!韓ドラにどっぷりハマっているブロガーです。今回は『病院船』第13話の胸が熱くなる展開を、あらすじとネタバレ満載でお届けします!ヒョンの過去のトラウマと、それを乗り越えようとする姿、そしてウンジェとの関係の変化から目が離せません!
トラウマとの対峙、絶体絶命のレスキュー
物語は、バスの転覆事故現場から始まります。横転した車内に取り残された子供を発見したクァク・ヒョン。しかし、彼が車内に入った途端、不安定だった車体が大きく傾き、ヒョンは座席に足を挟まれ動けなくなってしまいます。さらに悪いことに、彼が助けようとした子供はショック状態で呼吸が停止!まさに絶体絶命のピンチです。
外ではソン・ウンジェが必死に車の窓ガラスを割り、医療バッグをヒョンに渡して気管挿管を指示します。しかし、ヒョンは過去の医療ミスがフラッシュバックし、手が震えて動けなくなってしまうのです。見かねたウンジェは、事務長やキム・ジェゴルの制止を振り切り、危険な車内へと自ら乗り込みます。
「先生ならできる」
ウンジェはパニックに陥るヒョンを力強く、そして優しく導きます。彼女の冷静な指導と励ましを受け、ヒョンはついに長年苦しめられてきた心の壁を打ち破り、子供の気管挿管を成功させるのでした。
認められない苦悩と、父子のすれ違い
一方、今回の事故で多くの患者の脱臼を治し、ウンジェの腕の治療もした韓方医のキム・ジェゴル。しかし、韓方医であるというだけで父親からはその功績を全く認めてもらえず、深い失意の底にいました。彼はやりきれない思いを抱え、同僚のチャ・ジュニョンと夜の街で酒を煽るのでした。
ヒョンもまた、父親との関係に複雑な思いを抱えていました。事故の翌日、父の古い友人であるソル・チャンソン先生を連れて療養院を訪れます。父クァク・ソンは、20年ぶりに会った友人のことはすぐに分かったのに、毎日顔を合わせているはずの息子のことは認識できません。その事実に、ヒョンは静かに傷つくのでした。
父の告白と、息子の誕生日
ウンジェは、食事の誘いを一度は断ったものの、ヒョンと一緒に療養院へ向かいます。そこで彼女は、自らが描いた手術の図をクァク・ソンに見せます。すると、彼はその絵がかつて自分が行った手術であると即座に認識しました。
これをきっかけに、クァク・ソンはウンジェに自分の過去の手術資料を託します。そのファイルを開くためのパスワードは、なんとヒョンの誕生日だったのです。その日、奇跡的に意識がはっきりしていたクァク・ソンは、息子のヒョンを認識し、これまで語られなかった本心を打ち明けます。国境なき医師団になったのは、失敗した結婚生活から逃げるためだったこと、そして息子に対してずっと負い目を感じていたこと…。父と子は、長い年月を経てようやく心を通わせることができたのです。
療養院からの帰り道、ウンジェはヒョンを食事に誘います。
「カンジャンケジャン、食べに行きましょう。今日は先生の誕生日でしょ?」
ファイルのパスワードが誕生日だったことを覚えていたウンジェの優しさに、ヒョンは驚きを隠せません。
ヒョンはウンジェを子供の頃の思い出の場所に連れて行きます。彼はそこで必死にくだらない冗談を言って笑おうとしますが、ウンジェはその笑顔が無理をしていることを見抜いていました。
「何かあったんですか?」
彼女のまっすぐな問いかけに、ヒョンの顔から笑顔がすっと消えていくのでした。
『病院船〜ずっと君のそばに〜』第13話の感想
今回のエピソードは、登場人物たちの内面が深く掘り下げられ、非常に見ごたえのある回でした。特に、クァク・ヒョンがソン・ウンジェの支えによって長年のトラウマを克服するシーンは、本作の大きな見どころの一つと言えるでしょう。医師としての成長だけでなく、一人の人間としての再生が描かれており、胸に迫るものがありました。また、これまであまり語られなかったヒョンの父親との関係も明らかになりました。認知症の父が息子を想う気持ち、そして父の愛を知ったヒョンの姿は、涙なしには見られません。一方で、韓方医として認められず苦悩するキム・ジェゴルの姿も描かれ、物語に一層の深みを与えています。それぞれのキャラクターが抱える痛みや葛藤が丁寧に紡がれ、今後の展開への期待感を高めてくれる内容でした。
つづく