どうも!『病院船』の沼にどっぷりハマっているブロガーです。第9話、今回も人間模様がギュッと詰まった見ごたえのある回でしたね!それでは早速、あらすじとネタバレからいってみましょう!
夜も明けきらないうちから、ウンジェ(ソン・ウンジェ)が目覚めると、なんとヒョン(クァク・ヒョン)が一人で黙々と救急処置の練習をしているではありませんか。真面目な彼の姿に、朝からキュンときちゃいます。
その日の病院船は、患者さんでごった返し、まさに戦場!そんな中、看護師のアリム(ユ・アリム)は、自分の持ち場そっちのけで外科手術の様子をこっそり覗き見。彼女の夢は、手術室で働くことだったんですね。その熱意を汲んだウンジェは、分厚い専門書を渡し、「これをマスターしてテストに合格すれば、簡単な手術に入れてあげる」と、まさかのチャンスを与えるんです!あの氷のように冷たかったウンジェが…!この変化にはヒョンも看護師長もびっくり。ウンジェの中に芽生えた優しさが垣間見えた瞬間でした。
忙しい一日の終わり、船長が皆のために用意してくれたご馳走、羊の丸焼きパーティーが始まろうとしたその時…!またしても急患の知らせが。慌てて駆けつけると、そこにいたのはなんとアリムの彼氏!しかも、付き添っているのはアリムの親友でもある院長の秘書。状況からして、どう見ても浮気の真っ最中に起きた事故のようで…。しかも怪我は骨折ではなく、もっとデリケートな場所からの出血!船内は一瞬にしてゴシップの渦に巻き込まれます(笑)。
この騒動のおかげで、ジェゴル(キム・ジェゴル)が実は大病院の院長の息子だということもバレてしまい、てんやわんや。
怒りと悲しみで我を忘れたアリムは、裏切った彼氏の手術なんてさせないと手術室に乗り込みます。しかし、ウンジェはそんな彼女に「プロの看護師として、感情を捨ててこの手術に参加しなさい」と冷静に、しかし力強く告げるのです。アリムは一度は部屋を飛び出しますが、涙を拭いて手術着をまとい、プロとして手術に臨みました。
雨が降る手術後の甲板で、一人佇むアリム。そこへウンジェがビールを片手にやってきて、二人は静かに語り合います。厳しいけれど、本当は温かい。ウンジェの不器用な優しさが、アリムの傷ついた心を少しだけ癒したことでしょう。
一方、ヒョンは自身のトラウマを克服するため、巨済病院の救急室でボランティアを始めることを決意。ウンジェは「医者は失敗から成長するのよ」と、彼の背中をそっと押します。二人の間にも、確かな信頼関係が築かれていくのを感じますね。
そしてラスト、二人が働く救急室に運ばれてきた急患は、なんとヒョンが気にかけていた希望小学校の先生で…!?ここで終わるなんて、続きが気になりすぎます!
『病院船〜ずっと君のそばに〜』第9話の感想
今回のエピソードは、看護師アリムの成長物語に深く心を動かされました。恋人の裏切りという最も辛い形でプライベートな問題に直面しながらも、ウンジェの厳しい言葉に奮起し、プロフェッショナルとして職務を全うしようとする姿は非常に印象的でした。泣きながらも手術室に戻ってきた彼女の瞳には、看護師としての強い覚悟が宿っていたように思います。そして、そんな彼女に静かに寄り添うウンジェの姿にも、これまでの彼女にはなかった人間的な深みと温かさを感じました。ヒョンも自らの弱さと向き合い始め、登場人物たちがそれぞれの壁を乗り越えようと一歩を踏み出す、力強いメッセージ性のある回だったと感じます。
つづく