前回、ジンモの車の後部座席で倒れたミョンジが、ドヒョクたちの必死の救護で病院に運び込まれるところからスタート。ドヒョクは冷静に指示を出し、ジュランとチョルウにはエリカとフィリップを病院へ連れてくるよう、モネにはハナの世話を、そして自身は警察へ通報と、まさにリーダーシップを発揮!

『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』第11話 あらすじ・ネタバレ

一方、Kの指示で動いていたイクホは、ミョンジとハナを取り逃がしたことをKに報告。Kは「警察が絶対に見つけられない場所に潜伏しろ」と指示し、ルカには自宅や近所の防犯カメラ映像をすべて消去させようとします。そこにオ・サンシク刑事率いる警察が到着するも、Kは居留守を使って捜査を拒否!相変わらずのふてぶてしさです。

病院ではミョンジが緊急手術。弾丸は摘出できたものの、出血多量で危険な状態に…。ジンモの輸血と、エリカが持っていた何かの記録(これが後々重要になるのかも?)のおかげで手術は成功したものの、心臓の近くを撃たれたため予断を許さない状況が続きます。

ドヒョクはイクホの車のドライブレコーダー映像(後部座席で意識不明のミョンジが映っている!)を警察に提出。そして、Kが取り調べを受けるタイミングで、キタクとミヨンがSトークサーバーからチャンソンのDV疑惑に関する記事をリーク!これでチャンソンも警察に呼ばれ、Kを助け出すことができなくなります。ナイス連携プレー!

病院では、モネが母親にハナの世話を頼みます。ギョンスは姪の危機を知らされていなかったことに激怒。そりゃそうですよね…。ハナは、ミョンジが自分を庇って撃たれたことで自分を責めてしまいます。その姿を見たモネは心を痛め、母親に相談。母親は「あなたがハナの母親だと認めたことが第一歩。許されるために、娘にふさわしいことをしなさい」とアドバイス。多くの人がハナを見守っている、とも。この言葉がモネの背中を押すことになるんですね。

警察署では、Kの部屋が綺麗サッパリ証拠隠滅されていて、サンシク刑事も頭を抱えます。でも、指紋ひとつない不自然さが逆に怪しいと、Kの拘束は継続。

ドヒョクは、イクホが消えたことを警察に伝え、Kを拘束し続けるためには40時間以内にイクホを見つけなければならないと焦ります。そしてついに、モネがKの娘を産んだことを公表する決意を固め、チーム全員でKの悪行を暴くために協力することに!

ドヒョクは自分がシム会長の実の息子であることを明かすことから始め、モネもKの子を産んだことを告白すると言います。まずキタクがSトークでミョンジ銃撃事件とKの関与を報道。同時にジンモは、Kが再開発プロジェクトの承認を拒否したミョンジを狙った証拠として、カゴク地区の土地所有権について調査を開始します。

キタクがイクホの居場所を突き止めますが、一足遅く逃げられた後。イクホは配達員に変装し、拘留中のKから次の指示を受けます。なんとKは白紙の小切手を渡し、「この件を解決すれば家族の面倒は一生見る」と約束。これを受けたイクホは、ミョンジと同姓同名の別の女性を殺害し、現行犯逮捕されるという衝撃の行動に!

イクホは「再開発を潰されてジンモ市長に恨みがあった。腹いせに世の中のミョンジを皆殺しにしようとした」と供述。さらに警察内部にも買収された刑事がいて、Kに不利な証拠はすべて削除。サンシク刑事もKを釈放せざるを得なくなります。そして、Kを迎えに来たのは…なんとチャンソン!彼が刑事を買収した張本人で、二人はドヒョクを潰すために手を組むことに。悪役同士が手を組むなんて、最悪の展開じゃないですか!

Kとチャンソンの釈放で、ドヒョクたちは再び窮地に。残された道は自分たちの罪を告白することだけ。しかしジュランは、Kに殺されるか刑務所行きになることを恐れて躊躇します。ジンモも、ハナがサイコパス殺人鬼の娘として一生を生きることになるのを心配し、モネがハナを利用することに反対。でも、ジュラン以外のメンバーは、すべてを正すために危険を冒す覚悟を決めています。

ジュランも内心では後悔していて、チョルウに「正しい生き方をやめてしまったことを認めるのが怖い」と本音を吐露。かつて命を救うためなら何でもできた自分を思い出し、チョルウも初めて警察官になり正義を誓った頃を回想します。この二人の葛藤、人間味があってグッときますね。

そんな中、Kが病院に現れ、ミョンジの治療費を払うと申し出ます。その時、ミョンジの病室からコードブルー(緊急事態発生)のアナウンスが!ジンモはKと対峙するのをやめてミョンジの元へ。Kは「ミョンジは目覚めない」と冷酷に言い放ちます。医師はジンモに、家族に別れを告げる準備をするよう宣告…。ハナはギョンスからミョンジの状態を聞き、どうしても会いに行くと主張します。

ドヒョクと、今や彼の味方となったKの元部下たちは時間がありません。ミョンジが生きているうちに記者会見を開かなければ!そこでハナが、記者会見でKがノ会長夫人を殺害したこと、そして自分がKの娘であることを証言すると申し出ます。この小さな勇気に心を動かされたジュランは考えを改め、チョルウと共に記者会見への参加を決意!

一方、Kはあまりにも静かな状況を不審に思います。そこへチャンソンから電話があり、ソンチャングループで記者会見が開かれると思い込み、急行。Kは部下たちに済州島での殺戮映像を送りつけて妨害しようとしますが、誰もその脅しには屈しませんでした。

そしてついに、エピソードの最後。モネ、ジンモ、ドヒョク、ジュラン、チョルウが選ばれた報道陣の前で、パン・ダミ事件の真相とKが犯した罪について、それぞれの口から語り始めます。その頃、病院では…なんとミョンジが目を開いたんです!うわー!最後の最後に希望の光が!

『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』第11話 感想

第11話は、Kの非情な策略と、それに対峙するドヒョクたちの覚悟が際立つ、非常に濃密なエピソードでした。ミョンジの容態が緊迫する中、ドヒョクたちが一丸となってKの悪事を暴こうと奔走する姿には、思わず力が入りました。特に、Kが証拠を完璧に消し去り、警察内部にまで手を回して捜査を妨害する手口は、その用意周到さと影響力にただただ驚かされるばかりです。

そのような圧倒的な困難に直面しながらも、モネがハナの母親としての責任と向き合い、そしてハナ自身がKの罪を告発するために声を上げようとする決意には、心を揺さぶられました。幼いハナが示した勇気と、それを受け止めて支えようとする周囲の人々の姿は、暗闇の中の希望のように感じられました。また、ジュランが自身の過去の過ちと向き合い、苦悩の末に仲間たちと共に真実を語ることを選ぶ過程も、人間味あふれる描写で深く印象に残っています。

Kとチャンソンという強大な悪が結託し、絶望的な状況が続く中で、ドヒョクたちが最後の手段として選んだ「真実の告白」。この記者会見がどのような波紋を呼ぶのか、そして物語の最後にミョンジが意識を取り戻したという事実は、今後の展開に大きな変化をもたらす予感をさせます。

つづく