餌【ミッキ】

ストーリー

2010年、韓国で大規模な金融詐欺事件が発生。数万人の被害者を生んだこの事件の主犯であるノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は、中国へ逃亡後、交通事故で死亡したと公式に報道されました。しかし、彼の死の真相には多くの謎が残されており、被害者たちはその死を信じず、彼の行方を追い続けていました。

それから8年後の2023年。「ノ・サンチョンは生きている」というメッセージと共に、謎の連続殺人事件が発生します。暴力犯罪捜査三課の刑事ク・ドハン(チャン・グンソク)は、この前代未聞の事件の捜査を担当することになります。当初、ドハンは殺人事件そのものに集中していましたが、詐欺事件の被害者たちの深い苦しみと絶望を目の当たりにするうちに、彼の心境に変化が訪れます。

捜査の過程で、ドハンは詐欺事件の被害者の一人であるイ・ビョンジュンを殺人容疑で逮捕。そんな中、被害者家族であり、事件の真相を追う記者チョン・ナヨン(イ・エリヤ)がドハンの前に現れます。立場も考え方も異なる二人は、当初互いに疑念を抱き反発し合いますが、次々と起こる同様の殺人事件を前に、ノ・サンチョンという巨大な謎を解明するため、そしてこれ以上の悲劇を止めるために、危険な真相追及へと共に足を踏み入れていきます。

本作は、過去の詐欺事件と現在の連続殺人事件という、異なる二つの事件が複雑に絡み合い、予測不可能な展開と衝撃的などんでん返しが連続するクライムスリラーです。巧みに仕掛けられた「餌」と、それに翻弄される人々の姿を通して、圧倒的な緊張感と深い余韻を残します。

作品情報

  • 全12話(BS12版 全15話)
  • 韓国語音声・日本語字幕

補足情報

  • このドラマは、主演のチャン・グンソクが兵役を終えて5年ぶりにドラマ復帰を果たした作品であり、役作りのために演技指導を受け、髭を伸ばすなど新たな一面を見せています。
  • 共演のイ・エリヤも、役作りのために運転免許を取得したとされています。
  • 物語の背景には、2004年に韓国で実際に発生し、主犯が中国へ逃亡後、死亡したとされるものの、その死には多くの疑問が残る「チョ・ヒパル詐欺事件」との類似点も指摘されています。ただし、監督は特定の事件をモデルにしたわけではなく、21世紀初頭から中盤にかけて起きた複数の詐欺事件を総合的に作品へ取り入れたと語っており、脚本家の個人的な経験も反映されているとのことです。

ネタバレ

  1. 【餌(ミッキ)第1話ネタバレ】死んだはずの巨額詐欺師が生きていた!?

    2020年、巨額詐欺事件の首謀者ノ・サンチョンは海外逃亡中に事故死したと報道された。8年後の2023年、刑事ク・ドハンの周囲で、「ノ・サンチョンに殺される」という謎のメッセージを残した連続殺人事件が発生。容疑者として逮捕されたイ・ビョンジュンは、サンチョンの詐欺被害者であり、「サンチョンは生きている」と証言する。捜査を進めるドハンは、サンチョン逃亡事件に上司のカン・ジョンフンが関わっていたことを知り、さらに殺人現場からはサンチョンのものと一致する指紋が発見される。そして、新たな殺人を示唆する通報が入り、謎が深まる中で幕を閉じる。

  2. 餌【ミッキ】2話あらすじネタバレ!連続殺人の影に潜むノ・サンチョンの過去と被害者たちの執念

    2006年、高利貸しだったノ・サンチョンは詐欺に遭い、これが後の巨大詐欺事件へと繋がる可能性が示唆される。2023年、仮面の殺人鬼によってヨンジンが殺害され、ク・ドハン刑事は捜査を開始。ヨンジンの周辺捜査から、彼がノ・サンチョンへの復讐と金の回収を目論んでいたことが判明する。警察はノ・サンチョン生存の可能性を疑いつつも、公にはできない状況にあった。そんな中、主犯格とされたビョンジュンが釈放され尾行されるが、彼は姿をくらます。直後、パク・グァンシン市議会議員が同様の手口で殺害され、現場近くでビョンジュンと記者チョン・ナヨンがドハンに発見される。ナヨンの過去が明らかになり、彼女の父親がノ・サンチョンの詐欺被害者で焼身自殺していたこと、そして彼女自身も復讐を誓っていたことが描かれる。警察上層部のチャンフン次長は事件の早期解決を望む一方、ドハンに対して複雑な評価を下す。最後に、ノ・サンチョンの名が関わる殺人はこれが3件目であること、そして最初の殺人が1ヶ月前に起きていたことが明かされる。

  3. 【餌(ミッキ)】3話ネタバレ感想!衝撃の過去と連続殺人犯の正体は?

    2006年、ノ・サンチョンはキム・ソンデ議員に詐欺に遭い、その復讐の過程でパク・グァンシン議員を脅迫して仲間に引き入れる。彼らはヨンジンという人物が起こした詐欺事件の隠蔽に関与していた。 2023年、パク・グァンシン議員が殺害され、コ・ドハン刑事は連続殺人事件とノ・サンチョンの関連を疑う。容疑者としてイ・ビョクジュンが逮捕され自白するが、ドハンは偽証と見抜き独自に捜査を続行。その中で、チョン・ジョンフン副本部長が過去にサンチョンの釈放に関わっていたことや、サンチョンが2011年に詐欺被害者たちを組織的に黙らせようとしていたことが明らかになる。ドハンは最初の殺人事件があったキョンチョンで、副本部長が事件現場のCCTVに映っていたことを発見する。釈放されたナヨンは一連の事件を記事にしようとし、拘置所ではビョクジュンが副本部長に何かを伝える。

  4. 『餌【ミッキ】』4話ネタバレ感想!衝撃の過去と「追跡者」の正体は?

    市議会議員グァンシンの葬儀から幕を開ける第4話。過去の詐欺事件の首謀者ノ・サンチョンとグァンシン、そしてキム・ソンデの最初の犯行が描かれる。時は流れ2023年、連続殺人事件の最初の被害者が、サンチョンと共に逃亡したチョン・ソラムと判明。刑事ク・ドハンは捜査を進める中で、上層部の圧力や情報操作を感じ取る。一方、被害者グループは「追跡者」を名乗る謎の人物の指示で警察を撹乱。ナヨン記者はドハンと協力しつつも、過去に被害者たちを裏切ったジョンフン刑事への不信感を募らせる。ソラムの過去の行動や死の真相、そしてナヨンが語る「兄のような存在」である真犯人の可能性が浮上し、物語はさらに混迷を深めていく。ノ・サンチョン生存説、謎の「リスト」の存在など、多くの謎が提示され、息詰まる展開が続く。

  5. 『餌【ミッキ】』第5話ネタバレ感想!新たな犠牲者と深まる謎、黒幕の正体は一体誰だ!?

    2007年、サンチョンたちは巧妙な詐欺で事業を拡大。2023年、ジョンフン次長は自らの危険を感じ、ドハンにソラムの情報を提供。連続殺人容疑でチョン・ジェファンが浮上するが、彼は謎の死を遂げる。過去の2011年には、ヨンジンがサンチョンの金塊の情報を掴み、ジョンフン刑事とニアミスしていた。そして現在、ジョンフン次長が失踪し、事件はさらに混迷を深める。 ふぅ~、こんな感じかな?第5話も本当に目が離せない展開だったよね!みんなの感想もぜひコメントで教えてねー!それじゃ、また次回のブログで会いましょ!バイバーイ! はい、承知いたしました。『餌【ミッキ】』第5話の感想ですね。約200字で、指定された比喩表現を避けて作成します。

  6. 【餌ミッキ】6話ネタバレ!衝撃のラストと新たな謎、黒幕は一体誰だ?

    2023年、連続殺人事件の容疑者とされたノ・ジェファンが自ら命を絶った姿で発見される。彼の携帯電話からは犯行を告白する遺書が見つかるが、刑事のク・ドハンと記者のチョン・ナヨンは彼の死に疑問を抱く。一方、ジェファンに拉致されたと思われていたイ・ジョンフン副本部長が保護されるが、その証言には不審な点が見られた。ドハンとナヨンは独自に捜査を進め、過去にジェファンと接点のあった詐欺師ハン・ダジョンに辿り着く。ダジョンの周辺を洗う中で、ドハンの妹が過去にダジョンと繋がりのある人物に殺害されていた事実が明らかになる。2011年の回想では、巨大詐欺事件の主犯ノ・サンチョンを巡る当時の刑事ジョンフンや、サンチョンの秘密を知るソラム、そして彼女を助けようとして罪を犯すことになったジェファンの過去が描かれる。現代では、ジェファンの死で事件は終結かと思われた矢先、死んだはずのジェファンから再び被害者たちへメッセージが届き、事態はさらに混迷を深める。そしてラスト、ジョンフン副本部長が衝撃的な光景を目の当たりにする。

キャスト、登場人物

餌【ミッキ】

ク・ドハン
チャン・グンソク

餌【ミッキ】

ノ・サンチョン
ホ・ソンテ

餌【ミッキ】

チョン・ナヨン
イ・エリヤ

餌【ミッキ】

カン・ジョンフン
イ・ソンウク