太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第10話ネタバレ
まさかの裏切り!チョン・ドジョン、バンソク世子擁立へ
前回、バンウォンの父イ・ソンゲ(金永哲さん)が王に即位し、さあ次の世子(セジャ:王位継承者)は誰だ!?ってところで終わりましたよね。当然、功績ナンバーワンのバンウォンかと思いきや…暗雲が立ち込めてきました。
なんと、あれだけバンソク(金真成さん)の世子擁立に反対していたチョン・ドジョンが、ここにきてまさかの心変わり! カン氏(イ・ソンゲの継室)に「バンウォンたちはもう大人だからコントロールしにくいけど、バンソクはまだ幼くて言いなりになるわよ?」なんて囁かれたら、コロッと意見を変えちゃったんですよ! ええーっ!?あのチョン・ドジョン先生までが、そんなことでいいんですか!?ってテレビの前で叫んじゃいましたよ、私。
この知らせを聞いたバンウォン、そりゃもう大ショック!急いで兄さんたちに相談に行くんですけど、兄さんたちはすっかり戦意喪失。「もう諦めろよ…」なんて弱気なこと言っちゃって。いやいや、諦められるわけないでしょー!
策士・ハ・リュンの登場!バンウォンに勝機は?
バンウォンの義父ミン・ジェ(金圭哲さん)は、諦めきれません!かつてバンウォンの人相を見て「こいつはただ者じゃない!」と見抜いた策士・河崙(ハ・リュン)のもとへ駆け込みます。「なんとかバンウォンを助ける方法はないか!?」と。
ハ・リュンさん、さすが策士!ミン・ジェが来るなり「ああ、カン氏の仕業でしょ?止められませんよ」とピシャリ。でもね、ミン・ジェががっかりして帰った後、ニヤリと笑うんですよ。「また来るだろうな」って。うわー、この人、何か企んでる!今後のキーパーソンになりそうな予感!
怒りのバンウォン、父の屋敷へ殴り込み!
頼みの綱だったチョン・ドジョンにも裏切られ、バンウォンはもう我慢の限界!父イ・ソンゲに直談判しようとしますが、チョン・ドジョンは「王の決定だ」と取り付く島もありません。
怒り心頭のバンウォン、今度は父の屋敷に強行突破!カン氏に直接文句を言ってやろうとしたら…なんと、カン氏の子供たちがすでに父の家で我が物顔で暮らしてるじゃないですか!「騙された!」と気づいたバンウォン、怒りのあまりカン氏を斬り殺そうとする寸前まで行っちゃいます!ひえ~、危ない危ない!
そこへ駆けつけたのが、バンウォンの妻ミン氏!土下座してカン氏に許しを請い、なんとかその場を収めます。ミン氏、できた嫁すぎる…!でも、カン氏は「バンウォンを許してやるから、とっとと出てけ!」と追い出す始末。
帰ってきたイ・ソンゲは、怒り狂うバンウォンを見て「お前は狂ったのか!」と一喝。もう、親子関係も最悪ですよ…。ミン氏は表面上はカン氏に従順なフリをしつつも、心の中では「夫と共に復讐してやる…!」と固く誓うのでした。この奥さん、ただ者じゃない!
悲劇の追い打ち…そして、王宮では祝宴が
失意のまま家に帰ったバンウォンとミン氏を待っていたのは、さらなる悲劇でした。二人の間に生まれたばかりの幼い息子が、亡くなってしまったのです…。もう、言葉になりませんよね。バンウォン夫妻の慟哭が、見ていて本当に辛かったです。
その頃、王宮ではイ・ソンゲが意気揚々と王座に座り、功臣たちへの褒賞授与式。カン氏は王妃(中殿:チュンジョン)に、そしてイ・バンソクはついに世子に冊封されます。華やかな祝宴の裏で、バンウォンとミン氏は自らの手で我が子を山に埋葬し、悲しみのあまり家に引きこもってしまうのでした…。この対比が、あまりにも残酷…。
王宮内の不協和音と、カン氏の次なる一手
ミン・ジェは、カン氏がいつかバンウォン一家を排除しようとすると察し、家族に「とにかく目立たず、おとなしくしていろ」と釘を刺します。
一方、めでたく世子になったバンソクですが、その妻が「なんで私は世子嬪(セジャビン:世子の正室)じゃないのよ!」と不満タラタラ。さらに、バンソクのすぐ上の兄イ・バンボンも「なんで弟が世子で、俺じゃないんだよ!」と母親のカン氏に不満爆発。あらら、カン氏の思惑通りにはいかず、家族関係ギスギスしちゃってますね。
『太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~』第10話、見終わってなんとも言えない気持ちになりましたね。信じていたチョン・ドジョンがあっさり手のひらを返したのは、本当にがっかりしました。バンウォンの怒りと悲しみ、特に幼い我が子を失った場面は胸が締め付けられる思いでした。そんなバンウォンを支えるミン氏の強さと覚悟には、ただただ感服するばかりです。
一方で、策士・ハ・リュンの登場は今後の展開に少し光が差したように感じました。彼がどう動くのか、非常に気になります。カン氏の策略はどこまで続くのか、そして王宮内の不穏な空気もハラハラさせられます。バンウォンがこの絶望的な状況からどう立ち上がっていくのか、そしてミン氏との共闘がどう描かれるのか、目が離せません。
つづく