太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第12話ネタバレ
明国への危険な旅路、そして国内の不穏な動き
まず、我らがイ・バンウォン。明国への使節として、命がけの旅に出ることを決意するんですよね。朝鮮の未来のためとはいえ、この決断にはヒヤヒヤさせられました。だって、明の皇帝を説得するなんて、どう考えても無茶ぶりじゃないですか?でも、そこはバンウォン、持ち前の度胸と交渉術でなんとかしようと奮闘します。
一方、朝鮮国内では、カン氏(後の神徳王后)が相変わらずピリピリモード。バンウォンが妻ミン氏の一族の力を借りて自分たちを脅かすんじゃないかと、気が気じゃない様子。なんと、自分の婿にミン氏一族を見張らせるという徹底ぶり!女の執念、恐るべし…と思っていたら、今度は世子嬪のユ氏が内官と密通したっていう衝撃のスキャンダルが勃発!カン氏の怒りは頂点に達し、ユ氏を宮中から追い出しちゃうんです。いやはや、ドロドロしてきましたねぇ。
王朝交代の陰で進む粛清と遷都
そして、父であるイ・ソンゲも、政権の不安定さを痛感している様子。なんと、高麗王室の末裔であるワン氏一族の根絶やしを命じるという非情な決断を下します。さらに、民衆の高麗復興への望みを断ち切るために、都を漢陽(現在のソウル)へ移すことを強行!新しい国を作るって、本当に血なまぐさいんですね…。
このワン氏一族の粛清を実行したチョ・ヨンギュは、幼い子供まで手にかけることになり、かつてチョン・モンジュを殺害した過去のトラウマも蘇って、すっかり心が折れてしまいます。「もう、こんな役目はごめんだ…」と、官職を辞すことを考えるまでに。彼の苦悩、見ているこっちも辛かったです。
新しい国への期待と不安、そしてバンウォンの帰還
新しい朝鮮の役人になることをためらう知識人が多い中、ミン・ジェ(キム・ギュチョル)は、「王が誰であろうと関係ない」と言い放つイ・スクポンという人物を見出し、彼を登用。さらにハ・リュンたちも朝廷に呼び戻し、なんとか国政を安定させようと動き出します。
その頃、明国にいたバンウォンは、必死の交渉の末、ついに明の皇帝を説得!「朝鮮は決して無闇に戦を起こしたりはしない」と信じさせることに成功します。いやー、さすがバンウォン!
そして半年後、バンウォンはついに朝鮮へ帰国!出迎えた妻ミン氏に、「朝鮮を強くして、国を守り抜く」と力強く宣言します。このシーン、グッときましたね!
しかし、父イ・ソンゲの態度は冷ややか。そして、カン氏に至っては、まるで「生きて帰ってくるとは思わなかった」と言わんばかりの憎悪に満ちた視線!ひぃぃ、怖い!唯一、世子だけがバンウォンの無事を心から喜んでくれるのが、ちょっとした救いでした。
カン氏、病に倒れる…そして最後の対決!
漢陽への遷都が強行された直後、なんとカン氏が病に倒れてしまいます。子供たちがどんなに祈祷を捧げても、病状は悪化するばかり。もはや、命の灯火も消えかかっている状態です。
死を悟ったカン氏は、イ・ソンゲに「最後に世子に会いたい」と懇願。イ・ソンゲが一時的に席を外したその時、バンウォンがカン氏の見舞いに現れるんです!
「世子に危害は加えない」と口では約束するバンウォン。しかし、カン氏は全く信用していません。最後の力を振り絞り、「お前を道連れにしてやる!」とばかりにバンウォンの首を絞めようとするんです!まさに執念!その瞬間、イ・ソンゲが戻ってきて、間一髪のところで止めに入りますが…。
いやー、最後の最後まで目が離せない展開でしたね!カン氏のバンウォンへの憎しみ、そしてバンウォンの内に秘めた決意。これから一体どうなっちゃうんでしょうか!?
つづく