太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第15話ネタバレ
まずね、あのチョン・ドジョンのやりたい放題っぷり!イ・バンウォンの私兵を取り上げるだけじゃ飽き足らず、イ・ソンゲの弟イ・ファサンやイ・バンガンたちまで同じ目に遭わせるなんて、もうムチャクチャですよ!みんな「ふざけんな!」って怒り心頭なのも当然です。
そんな中、さすがはバンウォンの妻ミン氏!ただ者じゃありません。みんなの注目がバンウォンに集まっている隙に、イ・ファサンと手を組んで、こっそり武器を隠しちゃうんですから!この機転、まさに内助の功!いつか来るべき時のために、着々と準備を進めてるんですねぇ。
で、私兵を取り上げたチョン・ドジョンは何を考えてるかと思いきや、「遼東を攻めて明に目にもの見せてやる!」とか言い出す始末。おいおい、そんなことしたら国が滅びかねませんぜ!案の定、臣下たちは「待った!」の大合唱。でも、この男、聞く耳持たず。一体どこまで突っ走るんでしょうか…。
一方、長男のイ・バングァ(キム・ミョンス)は、これが父イ・ソンゲの深謀遠慮なんじゃないかと推測するんです。つまり、息子たちの王位争いを抑えつけて、自分と世子の権威をガツンと見せつけるための作戦だと。だから、父の決定に従おうとするんですね。うーん、長男らしいというか、ちょっと切ないというか…。
でも、我らがイ・バンウォンは黙っちゃいません!「納得できるかー!」とばかりにチョン・ドジョンの元へ乗り込んで、ガンガンに問い詰めます。しかし、チョン・ドジョンは「王が戦争するかどうかなんて、お前が口出すことじゃない!」と一蹴。いやいや、国の将来がかかってるんですよ!?二人の間には火花がバチバチ!見てるこっちもハラハラし通しでした。
そんなピリピリムードの中、バンウォン派のイ・スクポンが兵を率いて都・漢陽にやって来ます。おっ、これはついに決起か!?と一瞬緊張が走りましたが、彼らは鎧こそ着ているものの、武器は持っていなかったんですね。チョン・ドジョンも、さすがに武器なしでは手が出せず、一旦は見逃しますが、疑いの目はますます強くなるばかり。
武器の調達どうしよう…と頭を抱えるバンウォン。そこに、女神降臨!そう、妻のミン氏が「実はね…武器、隠してあるのよ」と囁くんです!これにはバンウォンも満面の笑み!これで反撃の準備がまた一つ整いましたね!
そして、運命の歯車が大きく動き出します。亡きカン氏の三年喪がようやく終わったと思ったら、今度はなんと父イ・ソンゲが病に倒れてしまうんです!バンウォンは「今こそ世子を排除しなければ、奴らは何度でも息を吹き返す!」と、ついに腹を括ります。ミン氏も、その父も、親族たちを味方につけるために奔走!まさに一族総出の戦支度です。
そんな矢先、衝撃の出来事が!街頭でイ・ソンゲが突然、馬から落ちてしまうんです!意識不明の重体との報せに、バンウォンは「天が我に味方した!今しかない!」と、ついに決起の好機が訪れたと確信するんですね!いやー、この展開、鳥肌立ちました!
イ・ソンゲ危篤の知らせは、もちろんチョン・ドジョンの耳にも入ります。彼はこれを逆手に取って、バンウォンたち王子を一網打尽にしようと、王の安否を口実に宮中に呼び出すんです。まさに一触即発!殺る気満々のチョン・ドジョンですが、なぜか最後の最後で命令を下すのをためらってしまう…。彼にもまだ人間らしい心があったのか、それとも何か別の考えがあるのか…?
まさに絶体絶命のピンチ!と思われたその時!イ・ファサンが血相を変えて宮中に駆け込んできて、「奥様(ミン氏)がご危篤です!早くお戻りください!」と叫ぶんです!ええええ!?ミン氏が!?これは一体どういうことなんでしょうか!?罠なのか、それとも…?
その頃、バンウォンは父イ・ソンゲの寝所で世子と直接対峙していました。「兄上は私を殺して世子の座を奪うおつもりでしょう!」と詰め寄る世子。その緊迫したやり取りを、なんと壁一枚隔てた外で、チョン・ドジョンが聞き耳を立てていたんです…!
『太宗イ・バンウォン~龍の国~』第15話、息を詰めて見守るような展開でした。チョン・ドジョンの強引な手法は、もはや誰にも止められないのかと思わせるほどで、それに対するイ・バンウォン側の怒りと焦りがひしひしと伝わってきました。特に、妻ミン氏の冷静な判断力と行動力には感服させられます。彼女の存在が、バンウォンにとってどれほど大きな支えになっているかが改めて示されたように思います。
物語の大きな転換点となりそうなのが、父イ・ソンゲの突然の病と落馬です。これを好機と捉えるバンウォンの決意、そしてそれを利用しようと暗躍するチョン・ドジョンの策略が交錯し、画面から目が離せませんでした。最後の、バンウォンと世子の直接対決、ミン氏危篤の報せ、そしてそれを聞き耳を立てるチョン・ドジョンという構図は、今後の波乱を強く予感させます。各々の思惑が複雑に絡み合い、物語は一層深みを増してきたと感じました。
つづく