太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第21話ネタバレ

夫婦のパワーゲーム勃発!「半分よこせ!」にイ・バンウォンドン引き?

前回、ついに王位に就いたイ・バンウォン。でも、ホッとしたのも束の間、奥さんのミン氏がとんでもないことを言い出すんですよ!「あんたが王になれたのは誰のおかげ?私の功績も忘れてんじゃないわよ!権力の半分、私にちょうだい!」って。いやいや、ミン氏、気持ちはわかるけど、それはストレートすぎやしませんか?

さすがのイ・バンウォンも、これにはドン引き。「え、マジで言ってる?」って感じで、みるみるミン氏から距離を置き始めます。そりゃそうですよね、苦労して手に入れた権力、やすやすと渡せるわけないじゃないですか。夫婦の間に、早くも暗雲が立ち込めてきましたよ…。

親父、逃亡!?イ・バンウォンの怒りMAX!

そんな中、もっと頭の痛い問題が!なんと、兄のイ・バングァが、父であるイ・ソンゲをこっそり逃がしちゃったっていうじゃないですか!これを知ったイ・バンウォン、ブチギレですよ!「チョ・ヨンム!今すぐ親父を追え!」と命じ、自分は兄イ・バングァのもとへダッシュ!

イ・バングァは「親父はもう政権を覆そうなんて考えてないよ。お寺で静かに暮らしたいだけなんだ。息子として、それくらいさせてやろうじゃないか。俺は王位をお前に譲ったら、宮殿を出ていくつもりだ」なんて言うんですが…うーん、イ・バンウォンからしたら、信じられるわけないですよね。あのイ・ソンゲが、そんなおとなしくしてるタマでしょうか?

「私、正々堂々朝鮮の主人になるの!」ミン氏、強気の交渉術(ただし失敗)

一方、夫イ・バンウォンに避けられまくりのミン氏。実家の両親からは「あんたは単純すぎるのよ!直接『権力よこせ』なんて言うからダメなの!前の奥さんのカン氏みたいに、うまくおだてて手懐けないと!」なんてお説教される始末。

でもね、ミン氏は強気なんです。「私は正々堂々と朝鮮の主人になりたいの!小細工なんてしたくないわ!」と、まったく妥協する気なし。うーん、この夫婦、どっちも頑固だから、こじれると長引きそうですねぇ…。

私兵撤廃!ミン氏、協力の裏には下心アリ?

さて、イ・バンウォンは王権強化のために「私兵撤廃」という、とんでもない政策を打ち出します。当然、功臣たちは大反対!側近のハ・リュンからは「まずは奥様の一族を説得するのが先決ですよ」とアドバイスされますが、ミン氏の顔も見たくないイ・バンウォンはガンとして家に帰ろうとしません。

しびれを切らしたミン氏、自ら宮殿に乗り込んできます。「苦しい時は一緒に頑張ったのに、良い思いをする時は私を仲間外れにするのね!」と涙ながらに訴えつつも、「でも、私兵撤廃には協力するわ」と約束。おっ、ミン氏、ちょっとは折れたか?と思いきや、ちゃっかり「これで恩を売って、権力の半分ゲットだぜ!」と企んでいる様子。女って怖いですねぇ~。

去りゆく者たち…そして、イ・ソンゲの逆襲準備!

イ・バンウォンが王になるのを見届け、弟のイ・バンイは「これで俺の役目は終わりだ」と静かに去る準備。イ・ジランも、息子の引き止めを振り切って、故郷で畑仕事をする決意を固めます。なんだか寂しくなりますね…。

しかし、そんな感傷に浸っている場合じゃありませんでした!あのイ・ソンゲ、やっぱり大人しくなんてしていなかった!密かに兵を集め、イ・バンウォンへの逆襲準備を着々と進めていたんです!しかも、監視に来たチョ・ヨンムに対して「俺を裏切った代償は高くつくぞ!」と宣戦布告!ひえぇ~、やっぱりこうなったか!

非情なる王の決断!チョ・ヨンム、涙の武装解除

チョ・ヨンムが家に帰ると、なんと自分の私兵が取り上げられている真っ最中!怒り心頭で役人と大立ち回りを演じますが、そこにイ・バンウォンが登場。「チョ・ヨンム、命令に従え。お前自身の手で武装解除し、官府に届けろ」と、非情な命令を下します。かつての同志に、ここまでやらせるか…イ・バンウォン、王としての覚悟が垣間見えますね。チョ・ヨンムは涙をのんで従うしかありませんでした。

そしてイ・バンウォンは、チョ・ヨンムと、私兵撤廃に最後まで抵抗したイ・ゴイを地方に左遷!容赦ないですねぇ。

夫婦、ついに政敵へ…「お前は俺の臣下だ」

全ての障害を取り除いたイ・バンウォン。最後に訪れたのは、妻ミン氏のもとでした。「子供たちの名前を考えよう」なんて、一見優しい言葉をかけますが、その本心は…「お前は今日から、俺の臣下だ。俺の命令に絶対に従え」。

うわーっ!ついに言っちゃいましたよ!これにはミン氏もカチン!この瞬間から、ミン氏は夫イ・バンウォンの「政敵」となることを決意するのでした…。王座を巡る夫婦の戦いは、まだ始まったばかりなのかもしれませんね。

『太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~』第21話、見応えがありましたね。イ・バンウォンと妻ミン氏の関係が、権力を前にしてこうも変わってしまうのかと、その変化に注目しました。ミン氏の「権力の半分を」というストレートな要求と、それに対するイ・バンウォンの冷ややかな態度は、夫婦というよりもはや政治的な駆け引きそのもの。彼女が協力を申し出る裏で、虎視眈々と権力を狙う姿には、なかなかの執念を感じます。

一方で、父イ・ソンゲの逆襲の準備も着々と進んでいて、物語にさらなる緊張感を与えていますね。イ・バンウォンが私兵撤廃という強硬手段で反対勢力を抑え込み、かつての同志チョ・ヨンムにまで非情な決断を迫る場面は、王としての孤独と覚悟が際立っていました。

つづく