さてさて、前回から不穏な空気が漂っていた王宮だけど、今回はさらに嵐が吹き荒れる予感…!
太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第29話ネタバレ
まず、我らがチュンニョン大君。彼ったら、最近めっきり政務にご執心なのよね。そんな旦那様の様子を見て、奥様のシム氏は気が気じゃないみたい。「世子様がいらっしゃるのだから、あまり首を突っ込まないでくださいませ…」なんて、心配そうに釘を刺すんだけど、チュンニョン大君の情熱は止められないのよ。
一方、当の世子様はというと…おっ、珍しくお勉強に励んでるじゃないの!これには傅役の先生たちも大喜びだし、父である太宗(テジョン)イ・バンウォンも、ちょっとだけホッとしたみたい。でもねぇ、この安堵が長く続かないのが、このドラマのお約束なのよね…。
そんな中、ミン氏一族が力を失ったのをいいことに、ヒョスンぐうしゅがとんでもない行動に出るのよ!「昔、あんたたちミン氏一族が私を殺そうとしたこと、バラされたくなかったら奴婢をよこしなさい!」だって!ひえ~、強気!でも、さすがはミン氏、ここで黙っちゃいないわ。「おだまり!」とばかりに逆に脅し返して、ヒョスンぐうしゅを追い払っちゃうの。いや~、女の戦いって怖いわねぇ…。ヒョスンぐうしゅ、カンカンに怒ってたけど、この恨み、後々面倒なことになるんじゃないかしら…?
さて、世子様のお勉強が終わったということで、イ・バンウォンが祝宴を開いてあげるんだけど、これがまた一波乱の始まりだったのよ。世子様、最初はご機嫌だったんだけど、父上が孝寧(ヒョリョン)大君とチュンニョン大君も呼んだって知って、途端にムスッとしちゃって。もう、子供じゃないんだから!
宴席でイ・バンウォンが息子たちに問題を出したんだけど、やっぱりチュンニョン大君の答えがキレッキレ!それに比べて世子様は…。これがまた世子様のプライドを刺激しちゃったみたいで、宴の後、チュンニョン大君を呼び出して「お前、最近調子に乗ってるんじゃないか?」なんて、お説教よ。でも、チュンニョン大君も負けてないわ!「兄上こそ、ご自分を省みるべきです!」って言い返しちゃって、兄弟喧嘩勃発!あーあ、どうなっちゃうのかしら、この兄弟。
そんなこんなで宮中がギスギスしてる中、イ・バンウォンの長年の忠臣、チョ・ヨンムが「もう年なので、故郷に帰らせてください」って引退を申し出るの。イ・バンウォンも寂しそうだったけど、功臣の願いを無下にはできないわよね。なんだか、一つの時代が終わっていくような、そんな寂しさを感じちゃったわ。
そして、ついに世子様がやらかしちゃうのよ!失脚した大臣、クァク・ソンの屋敷から、美人で評判の妾・オリを無理やり自分の宮殿に連れ帰っちゃったの!しかも、全く悪びれる様子もなし!もう、やりたい放題ね!
時を同じくして、あのヒョスンぐうしゅが、昔、ミン氏一族にひどい目に遭わされたことをイ・バンウォンに告げ口したのよ!これにイ・バンウォンは激怒!ミン氏の三番目と四番目の弟を捕らえて、拷問にかけて真実を吐かせようとするの。もう、宮中は大混乱よ!
ミン氏が駆けつけて「どうか弟たちをお許しください!」って涙ながらに訴えるんだけど、イ・バンウォンの怒りは収まらない。チュンニョン大君も「父上、どうか彼らに弁解の機会を…」ってとりなそうとするんだけど、なんと世子様だけは「父上、あの者たちを厳しく罰してください!」だって!自分の保身のためなら、叔父たちだって切り捨てる気なのね…。結局、ミン氏の弟たちは流罪になっちゃって、ミン氏はさらに大きなショックを受けることになるの。
そして、ミン氏と世子様の間にも深い亀裂が…。世子様、「私が廃位されないために、父上の言う通りにしただけです」なんて言い訳するもんだから、ミン氏は「お前を産んだことを後悔している!」とまで言い放つの。母親にそんなこと言わせるなんて、世子様、本当にどうしちゃったのよ…。
一方、チュンニョン大君の妻・シム氏は、夫が世子になる可能性が出てきたことで、今度は自分の父親であるシム・オンの身に何か起こるんじゃないかって心配し始めるの。シム・オンは「チュンニョンはそんな無茶なことはしない」って娘を慰めるんだけど、権力争いって、本当に周りの人間を不安にさせるわよね。
そして、ついにイ・バンウォンの堪忍袋の緒が切れる時が来たわ!世子様がオリを強奪したこと、そして以前にも素行の悪さが色々あったことを知って、大激怒!「お前のような者は王宮から出ていけ!」って、世子様を追放しちゃったのよ!そして、チュンニョン大君に向かって、こう言ったの。「お前の力で王位を勝ち取ってみせろ。もし大臣たちがお前を支持するなら、余はお前を王にする」って!
つづく