太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第31話ネタバレ
ついに来た、運命の決断!世子交代、その波紋は…?
物語は、イ・バンウォンが重臣たちの前で、とんでもない爆弾を投下するところからスタート! 「世子、チェンジで!」…そう、ついに長男である世子の廃位と、三男・チュンニョン大君を新たな世子に立てることを宣言したんです!
ほとんどの大臣は「さすが王様、英断です!」とばかりに賛成ムード。まぁ、これまでの世子のやんちゃっぷりを見てたら、ねぇ? でも、ただ一人、気骨のある黄喜(ファン・ヒ)だけが「お待ちください!」と反対の声を上げます。しかし、王命に逆らえばどうなるか…ファン・ヒはあっけなく流罪に。うーん、正論を言っても、タイミングと相手が重要ってことでしょうか…。
父の非情な一手?ヤンニョン大君、涙の譲位と父の深謀遠慮
一方、当の世子様はというと…やっぱり自分の立場、ウスウス感づいてたみたい。「あー、俺、もう潮時かな…」って感じで、父イ・バンウォンに「弟のチュンニョンに世子の座を譲ります」としおらしい手紙を書くんですね。なんだか切なくなっちゃいます…。
でも、百戦錬磨のイ・バンウォン、この手紙をただ受け取るだけじゃ終わらない! なんと、この手紙を臣下たちの前でバーンと公開! 「ほら見ろ!世子自身が『もうやる気ナシ!』って言ってるぞ!お前らが期待してた世子は、こんなヤツだったんだよ!」とばかりに、臣下たちの世子への未練をバッサリ断ち切っちゃうんです。これには、「えげつなっ!」と思いつつも、廃位された世子の命を守るための、父なりの非情な一手だったのかもしれませんね…。
涙の別れと新たな始まり、そしてミン氏の怒り爆発!
結局、世子は「ヤンニョン大君」という新しい名前をもらい、都を追われることに。でも、いつでも母であるミン氏に会えるように、都の近くに住まいを用意されるっていう、ほんのちょっぴりだけ優しい配慮も。ヤンニョン大君は、母ミン氏にこれまでのことを謝罪し、家族みんなで寂しく宮殿を後にします。
そして、入れ替わるように、チュンニョン大君が新しい世子として、家族を引き連れて華々しく入宮! これで一件落着…とは、やっぱりならないのがこのドラマの面白いところ!
イ・バンウォンのやり方に、妻であるミン氏の怒りが大爆発! 「こんな仕打ち、もう我慢できないわ!」と、ついに宮殿を出て実家に帰ってしまうんです。去り際には、新しく世子嬪(セジャビン)となったシム氏に、「あんたの一族も、ウチみたいに悲惨な目に遭いたくなければ、くれぐれも調子に乗んじゃないわよ!」と、強烈すぎる置き土産を残して…。ひぇ~、女の恨み、恐るべし!
王位は譲っても実権は渡さぬ!上王イ・バンウォンの恐るべき執念
そして、イ・バンウォン、なんとあっという間に王位を忠寧(新しい王様ですね!)に譲っちゃいます! 「はい、今日からお前が王ね!」って感じで。でも、自分は「上王(サンワン)」となって、裏でぜーんぶ操る気満々! 特に、国の力の源である兵権(軍の指揮権)は、これっぽっちも手放す気なし! まさに「隠居?何それ美味しいの?」状態。いやはや、この方の権力欲、底が知れません…。
忍び寄る新たな火種…王の舅・シム・オンに最大のピンチ!?
そんな中、新しい王様の奥さんのお父さん、つまり舅にあたるシム・オンが、明への使者に任命されます。するとどうでしょう! 「お舅様、おめでとうございます!」「さすがです!」なんて、おべっか使いの連中がわんさか押しかけてきて、超ド派手な壮行会状態に! シム・オン本人は、「やめてくれー!上王様が見てる!怒られたらどうすんだよ!」って、内心ヒヤヒヤもんなんですけどね。このお調子者たち、後で大変なことになるぞ…。
そして、まさにその不安が的中! ある日、姜尚仁(カン・サンイン)っていう役人が、とんでもないミスをやらかしちゃうんです。兵権に関する超重要な書類を、上王イ・バンウォンじゃなくて、新しい王様に提出しちゃった! これがイ・バンウォンの逆鱗に触れないわけがない!
「誰の差し金だー!白状しろー!」と、カン・サンインは厳しい拷問にかけられます。あまりの苦しさに耐えきれず、カン・サンインが口にした名前は…なんと「シ、シム・オン様です…」。オーマイガーッ!
これを聞いたイ・バンウォン、即座に「カン・サンインは死刑!シム・オンは逮捕だ!」と非情な命令を下します。
自分の大切な舅がいきなり罪人にされちゃって、新しい王様(チュンニョン)は大慌て! 父である上王イ・バンウォンの元へすっ飛んで行って、「お待ちください、父上! まずはちゃんとシム・オンに弁明の機会を与えてください!」と必死に食い下がります。
つづく