太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第8話ネタバレ

ついに下された非情なる決断

イ・バンウォン、ついにやっちゃいましたね…。父イ・ソンゲの軍を集め、腹心であるチョ・ヨンギュとチョ・ヨンム(キム・ボムレ)に、あの高麗の忠臣チョン・モンジュの暗殺を指示!ヨンギュとヨンムも、バンウォンの覚悟に応える形で、この危険な任務を引き受けるんです。

その頃、チョン・モンジュは、なんとイ・ソンゲの怪我を見舞いに来ていました。イ・ソンゲも、モンジュが自分にとって危険な存在だと知りつつも、「最後まで忠臣であれ。それが無理なら自分のもとに来い」と声をかけるんですね。うーん、この二人の間にある複雑な信頼と対立…たまりません! モンジュもまた、イ・ソンゲが良い王になるだろうと分かりつつも、高麗への忠義を貫くことを選ぶんです。この信念のぶつかり合い、まさに男たちのドラマ!

血に染まる善竹橋、そして父の怒り

そして、運命の時。イ・バンウォンの命を受けた者たちは、白昼堂々、チョン・モンジュを襲撃! 彼は無念にも、路上で命を落としてしまいます…。さらにバンウォンは、その遺体を軍で包囲させ、誰にも弔いをさせないという徹底ぶり。これは、イ家への反対勢力に対する強烈なメッセージですね。この知らせを聞いた王様は、恐怖のあまり、イ・ソンゲ派の役人たちへの拷問を中止。結果的に、彼らの命は救われることになりました。

しかし、この知らせを受けた父イ・ソンゲの怒りは凄まじかった! 「二度と家の敷居をまたぐな!」と、イ・バンウォンを勘当してしまうんです。あんなに信頼し合っていた父子の間に、決定的な亀裂が…。バンウォンは、父の怒りと自らの行動の重さに打ちのめされ、病に倒れてしまいます。

追い打ちをかける兄たち、深まる父の失望

バンウォンが病床に伏している間に、なんと今度は兄たちが動きます。彼らは、チョン・モンジュに近い役人を脅して、「黒幕はチョン・モンジュだ」という証言を引き出し、彼の首を晒し者にしてしまうんです! これを知ったイ・ソンゲは、さらに激怒。ハン氏(イェ・スジョン)が生んだ息子たちへの失望を隠せません。この状況、まさに泥沼…。

暗躍する継母カン氏の思惑

そんな中、継母のカン氏(演者不明ですが、神徳王后カン氏ですね)が、イ・ソンゲを慰めるフリをして、「子供たちは大きくなれば言うことを聞かなくなるものですわ」と、火に油を注ぐようなことを言うんです! これでイ・ソンゲの怒りはさらにヒートアップ。「息子たちが自分に逆らうことは許さん!」と、怒りを新たにする始末。カン氏、なかなかやりますねぇ…。彼女の真意はどこにあるんでしょうか?

バンウォンの後悔と、チョン・ドジョンの助言

ようやく意識を取り戻したイ・バンウォン。チョン・モンジュの首が晒されたと聞き、深い自責の念にかられます。そんな彼に、チョン・ドジョンが助言するんですね。「包囲を解き、チョン・モンジュ殿の遺族に弔いをさせてあげなさい」と。バンウォンはすぐにこれを受け入れます。そして、ドジョンに「父上が王位に就くよう説得してほしい。このような悲劇を繰り返さないために」と懇願するんです。バンウォンなりに、国の未来を考えての行動だったんですね。

王位への葛藤、そしてカン氏の囁き

しかし、イ・ソンゲは「高麗の反逆者」という汚名を着ることを恐れ、頑なに王位を拒否。自分をこんな窮地に追い込んだ息子たち、特にバンウォンら五兄弟を許せず、門前払いにしてしまいます。

ここでまた、カン氏の出番です! 彼女は、自分が産んだ子供たちを連れてきてイ・ソンゲの機嫌を取り、彼が少し心を開いたところで、「王位に就かれることが、あなたの宿命なのです」と囁くんですね。この言葉は、イ・ソンゲの心に深く響いた様子。ついに、彼も王位を意識し始めた…!?

『太宗イ・バンウォン~龍の国~』第8話は、息をのむ展開の連続でした。イ・バンウォンが下したチョン・モンジュ暗殺という非情な決断は、あまりにも衝撃的で、その後の彼の苦悩や父イ・ソンゲとの間に生じた深い溝を思うと、胸が締め付けられる思いです。

特に印象的だったのは、イ・ソンゲの怒りと失望の深さです。信頼していた息子たちの行動に、彼の心がどれほど揺れ動いたのか、その表情から痛いほど伝わってきました。また、継母カン氏の巧みな立ち回りは、物語にさらなる複雑さをもたらし、彼女の真意がどこにあるのか、非常に気になるところです。

チョン・モンジュという大きな存在を失ったことで、物語は新たな局面へと動き出したように感じます。イ・バンウォンが自らの行動を後悔し、チョン・ドジョンに父の説得を託す場面は、彼の人間的な一面を垣間見ることができ、今後の彼の成長にも期待が持てました。

つづく