前回のラスト、ドンジュとハンナのキスシーンで終わるなんて、反則すぎませんでしたか?あの余韻に浸る間もなく、第8話はとんでもない展開の連続でした。甘い雰囲気から一転、手に汗握るサスペンスとアクションがてんこ盛り!早速、怒涛の8話を振り返っていきましょう!
甘い朝から一転、捜査は新たな局面へ
あの衝撃のキスの後、ドンジュはハンナの家に泊まることに。でも、二人の間に甘い時間が流れたのは束の間。ハンナは警察署の地域交流イベントへ向かい、ドンジュはというと…なんと署長から30日間の停職処分を言い渡されてしまいます。まあ、ドンジュが署長にマッサージをしてあげて、少しだけ機嫌が直ったのが唯一の救いでしょうか(笑)
停職中のドンジュをよそに、特別チームは捜査を続行します。今回のターゲットは、麻薬の供給ルート。その頃、悪の元締めミン・ジュヨンは、船の出航が迫り、部下たちから急かされていました。しかし、ジュヨンは「ドンジュたちが苦しむのを見るのが楽しい」と不敵な笑みを浮かべます。この男の自信、本当に腹が立ちますよね!
手がかりは「ヒアリ」!?港での攻防戦
チームは、麻薬(エフェドリン)が仁川港に隠されていることを突き止めます。そのきっかけとなったのが、なんとマンシクが「ヒアリ」に刺されたこと!去年も港で発見されたこのアリが、ロシア経由で運ばれた麻薬のコンテナに付着していた、というわけです。この意外な手がかり、お見事でした!
チームは検疫作業員になりすまし、港へ潜入。そこでジュヨンの部下ヨンハを捕まえますが、彼女は発作を起こしたフリをしてまんまと逃走。抜け目ないですね…。そして、チームはついに麻薬を発見しますが、ここでトラブル発生!ジョンヒョンがヒアリに刺され、アレルギーで倒れてしまったのです。注射が大嫌いなジョンヒョンは「注射だけは勘弁してくれ!」と大絶叫。見かねたドンジュが彼を気絶させ、その隙に注射するという、シリアスな状況の中にも笑える一幕がありました。
ジョンヒョンの過去とドンジュの気づき
その後、ドンジュはジョンヒョンの部屋に泊まることになります。そこで彼が見つけたのは、ジョンヒョンがフェンシング選手だった頃の新聞記事。彼は試合中の事故で目を負傷し、選手生命を絶たれていたのです。そして、その怪我をした目というのが、以前ドンジュが殴ってしまったのと同じ側でした。この事実に気づいたドンジュの胸中は、かなり複雑だったでしょうね。二人の間に流れる微妙な空気が、今後の関係にどう影響していくのか、見逃せません。
最悪の罠!トンネルでの死闘
麻薬を奪われたジュヨンは、すぐさま反撃計画を実行します。死んだと思われていたイ・クァンセを使い、チームに「警察内部に内通者がいる」という偽情報を流してかく乱。さらに、署長を操って暴動鎮圧を口実に機動隊を別の場所へ向かわせ、麻薬輸送車の警備を手薄にさせるという、恐ろしくも巧妙な罠を仕掛けます。
そして、輸送車がトンネルに差し掛かった瞬間、ジュヨン一味の襲撃が始まりました。ジェホンの車は横転させられ、チームは次々と敵に囲まれてしまいます。ドンジュはバイク集団を相手に孤軍奮闘しますが、他のメンバーの安否はわからないまま…。最悪のクリフハンガーで8話は幕を閉じました。
『グッドボーイ』第8話の感想
今回は、物語の緩急が実に見事な回でした。冒頭のドンジュとハンナの恋愛模様で視聴者を少し安心させたかと思えば、そこから一気に緊迫した捜査劇へと引きずり込む。特に、ヒアリに刺されたジョンヒョンを巡るコミカルなやり取りは、シリアスな展開の中での良いアクセントになっていました。しかし、それも束の間、終盤で待っていたのはジュヨンが仕掛けた周到かつ冷酷な罠です。主人公たちが絶体絶命の危機に陥る展開は、物語に一層の深みと緊張感を与えています。ドンジュが知ってしまったジョンヒョンの過去も、今後の人間ドラマに大きく関わってきそうで、目が離せません。アクション、サスペンス、そして人間ドラマのすべてが高次元で融合した、非常に満足度の高いエピソードでした。
つづく