『呑金/タングム』第2話 あらすじネタバレ
消えた子供と忍び寄る過去の影
物語は、ホンランとイネが行方不明の子供、ソルギを探して地下の奴隷市場に潜入するところからスタート。いきなり不穏な雰囲気ですよね…。
一方、私たちのジェイは、ホームレスの情報屋たちと協力して、この子供の失踪事件を追っています。なんとこの事件、メイドの証言によると「白髪の幽霊」が関わっているらしく、ジェイはこれがホンラン自身の失踪事件と何か繋がりがあるのでは…と疑い始めます。ジェイ、鋭い!
ジェイは、そのメイドから直接話を聞くため、情報屋たちが警察になりすまして屋敷の注意を引いている隙に潜入!そこで彼女が見たのは、子供を守れなかった罰として生き埋めにされていたメイドの姿でした…。ひどい話です。なんとかメイドを救出し、洞窟にかくまうジェイ。メイドはやはり「白髪の幽霊」について語り、ジェイは幼いホンランが悪夢でうなされていた「雪男」のことを思い出すのです。この雪男、一体何者なんでしょうか…?
ホンランの怒りと雪男への執着
その頃、ホンランとイネは人身売買組織のアジトを襲撃!イネが捕らえられた人々を解放する一方で、ホンランは競売人と対峙します。この競売人がまた衝撃的なことを言うんですよ。「ソルギをさらったのは雪男だ」と。それを聞いたホンランの顔色が一変!彼は競売人を焼き殺し、「雪男を見つけ出し、自分の過去を知る」と決意を固めます。フラッシュバックでは、幼いホンランが雪男から逃げる姿が…。どうやら、ホンランの失われた記憶の鍵を握る重要人物のようですね。
ジェイの罪悪感と信じてもらえなかった過去
ジェイは、過去の出来事に罪悪感を抱えていました。ホンランが失踪する3ヶ月前、森で目覚めた幼いホンランは「雪男を見た」とジェイに訴えましたが、ジェイはそれを信じてあげられなかったのです。この後悔が、今のジェイを突き動かしているのかもしれません。
救出された子供たちの一人が、ソルギと共に「墨の匂いがする部屋」に連れて行かれたと証言します。その子は「役立たず」として返されたそうですが、この「墨の匂い」と「雪男」、そして「絵師」の存在が、ホンランの記憶の断片として浮かび上がってきます。誘拐事件の真相に少しずつ近づいている感じがしますね!
シム家の内紛とホンランの巧妙な芝居
シム家では、ムジンが父ヨルグクにホンランの過去を調べるよう進言しますが、継母のヨニは相変わらずムジンを追い出そうと必死。ヨルグクは、ムジンがいなくなれば組合が立ち行かなくなり、ホンランが相続するものがなくなると言ってヨニを黙らせますが、家族の溝は深まるばかりです。
そんな中、ヨニはホンランを寺に呼び出します。そこでホンランは、ある男性の肖像画を見て突然ひれ伏すのです!ヨニは、それが自分の父親(ミン大監)だとホンランが認識したと思い大喜び。ホンランは「祖父の膝の上に乗った記憶と、松の香りがした」と語り、ミン大監が秘密の病のために松の調合薬を飲んでいたことから、ムジンさえもホンランが本物かもしれないと傾きかけます。でも、ジェイだけは「これは全部ホンランの計算ずくの演技よ!」と疑いの目を向けています。この二人の対立、ハラハラしますね!思わず口論になり、ホンランはジェイが洗っていた毛布を破ってしまいます。あらら…。
ホンランの優しさとジェイの孤独な戦い
後日、料理番の女性が、ホンランが幼い頃のホンランと同じように甘いものを食べることに気づきます。そして、ホンランにジェイの刺々しい態度の理由を尋ねられ、彼女が虐待されていた辛い過去を語ります。回想シーンでは、ジェイの母親の法事にたった一人で寄り添ってくれた幼いホンランの姿が…。しかし、それを見つけたヨニは「息子を汚した」とジェイを打ちのめすのでした。本当に、ヨニって人は…。
その夜、ホンランは絵師の悪夢にうなされます。そして、ジェイが一人で母親の法要を行っている洞窟へ向かうのを目撃。ジェイは「寂しいからホンランを返して」と母に泣きながら訴えるのでした。ジェイの孤独が胸に迫ります。
新たな脅威、バンソクの企み
そんな中、ならず者のバンソクがジェイの存在に気づきます。彼はジェイの正体を知り、ムジンが実の妹と不義を働いていると勝手に思い込み、シム家を脅迫するための証拠集めを部下に命じます。とんでもない誤解ですが、これが新たな波乱を呼ぶことに…。
ジェイは、救出したメイドのチョカンを都から逃がす計画を進めていました。しかし、メイドを探していたホンラン、そしてバンソクの手下にその動きを察知されてしまいます!しかも、チョカンは雪男の首に「一」という文字のタトゥーの半分を見た、という重要な情報を持っていたのです!
ムジンの苦悩とホンランへの警告
一方、ムジンはホンランのかつての仲間を見つけ出しますが、その男はホンランを「魂を刈り取る者」と呼び、彼がためらいなく人を殺す冷酷な人間だと証言します。これを聞いたムジンは顔面蒼白!急いで屋敷に戻り、ジェイにメイドの件を尋ねようとするホンランの首に剣を突きつけます!しかし、父ヨルグクが現れると、ホンランはとっさにムジンをかばい、その場を収めます。二人きりになった後、ムジンはジェイに「ホンランには近づくな」と必死に懇願するのでした。ムジンの葛藤も見ていて辛いですね…。
バンソクの卑劣な罠、ジェイ絶体絶命!
バンソクはチョカンを拷問し、雪男の情報を吐かせます。そして、「雨の日に子供の墓で雪男が目撃された」という偽の情報を流し、ジェイをおびき寄せようとします。まんまと罠にはまったジェイは、ムジンや情報屋たちを置き去りにして、指定された場所へ。そこには「タトゥーは“一殺”」というメモと墓の地図が…。本物のホンランの墓かもしれないと思ったジェイは、一人で飛び出してしまうのです!
そして、第2話のラスト!ジェイがたどり着いた「墓」には、チョカンの無残な遺体が…。これはバンソクが仕掛けた罠だったのです!バンソクはジェイを殺し、その遺体を「発見」したことにして懸賞金を得ようという卑劣な計画。絶体絶命のジェイ!
…とその時!颯爽と現れたのは、我らがホンラン!バンソクを一太刀で斬りつけ、「俺の妹に何をした?」と凄むのでした!きゃー!ホンラン様、かっこよすぎます!
『呑金/タングム』第2話 感想
いやはや、『呑金/タングム』第2話、今回も情報がぎっしり詰まっていて、見応えがありましたね! 雪男の謎は深まるばかりで、ホンランの失われた過去に一体何があったのか、想像を掻き立てられます。
ジェイが抱える罪悪感や、ムジンがホンランに対して抱く疑念と弟への情の間で揺れる姿には、思わず感情移入してしまいました。ホンラン自身も、ただの偽物とは思えないような行動や記憶の断片を見せるので、彼の本心がどこにあるのか、非常に気になるところです。
シム家の複雑な人間関係も、物語に一層の深みを与えていますね。そして、バンソクという新たな悪役の登場で、物語がどう動いていくのか、目が離せません。ラストでジェイの危機に駆けつけたホンランの姿は、やはり印象的でした。それぞれのキャラクターの思惑が絡み合い、今後の展開から目が離せない、そんな第2話でした。
つづく