呑金/タングム3話ネタバレ

いやー、今回の『呑金/タングム』第3話も、息つく暇もないくらいハラハラドキドキの連続でしたね!冒頭からいきなりジェイとホンランがバンソクの手下たちに囲まれちゃって、もうどうなっちゃうの?!って感じ。ホンラン、鐘の音で一瞬フラついちゃった隙に、バンソクがジェイを人質に!でもそこは我らがホンラン、ジェイと入れ替わるフリしてバンソクを崖から蹴り落とすっていう荒業で切り抜けました。さすがです!ただ、逃げる途中でジェイが足首をひねっちゃって…。ホンラン、「傷は放置するな」なんてぶっきらぼうに言いながら、ジェイをお米の袋みたいに担いで運ぶ姿は、ちょっと笑っちゃいましたけど、ムジンたちが現れたらスッとジェイを置いていっちゃうあたり、相変わらずクールというか、ミステリアスですよね。

ジェイは、そんなホンランの乱暴な態度に心が揺れ動いているみたい。昔、幼いホンランが「世界は君に優しくなる」って約束してくれたことを思い出しちゃうんですね。切ない…。屋根の上にいるホンランとジェイの視線が交錯するのを、ムジンが不安そうに見つめているシーンも印象的でした。

さて、事件の捜査ですが、唯一の手がかりだったメイドが死んじゃって、ホンランもかなり焦ってる様子。子供たちを誘拐する「雪だるま男」が、子供たちを「画家」のところに連れて行って、その画家に精気を吸い取らせている…なんて恐ろしい話も出てきました。ホンランは次にギルドのメンバーを調べることにしたみたいです。

そんな中、隠遁生活から戻ってきたハンピョン大君が登場。なんだかスランプ気味みたいですね。街ではドゥリョンの絵を巡って買い手が争奪戦を繰り広げているのを目撃したり、孤児の少年にやたらと親切にして、ほとんど養子にしちゃう勢い。そして、このやり取りを偶然ホンランが見ていたっていうのも、何かの伏線なんでしょうか?

ラッキーなことに、ホンランはヨルグクに同行してハンピョン大君に会えることに。なんと12年前、大君は幼いホンランを探すために軍まで動員していたっていうじゃないですか!でも、大君のアトリエが森の中にあるってことで、ホンランはまだ彼を疑っているみたい。アトリエに着くと、大君は絵を描くのを中断してまで二人を熱烈に歓迎。ホンランが外に出ると、例の孤児の少年がすごく優しく扱われているのを目撃します。

これらのことから、ハンピョン大君は「悪の画家」ではなさそう、という結論に。しかもホンラン、大君が右利きで、筆致も「悪の画家」とは違う優しいタッチだってことまで見抜いちゃいました。さすがの洞察力!

一方、ジェイはホンランを虫で怖がらせようと、ちょっとお茶目ないたずらを仕掛けます。昔、幼いホンランが虫を怖がっていたっていうエピソードも可愛かったですね。ジェイが葉っぱを虫に見せかけるいたずらに、まんまと引っかかるホンラン。でも今のホンランは、同じ葉っぱのいたずらでジェイに仕返し!このやり取り、ちょっとキュンとしちゃいました。でも、その後ホンランが平気で虫を掴んで去っていくのを見て、ジェイは混乱。後を追うと、泣いている子供を心配そうに見守るホンランの姿が…。母親が現れるまで、ずっと気にかけていたみたい。やっぱり優しいところもあるんですよね。

アトリエでは、大君がヨルグクに「ドゥリョン」について尋ねていました。ドゥリョンは死体や獣を描き、死に際の男たちをモデルに強制する…なんていうスキャンダラスな噂が、逆に彼の名声を高めているとか。大君は「生命を捉える自分の筆致は誰にも真似できない」と、ドゥリョンのやり方を侮辱的だと感じているようです。

その頃、ムジンはホンランに劣等感を抱いていた従兄弟のホンシクと接触。そして、ホンランが偽物だと暴くためのとんでもない計画を思いついちゃったみたいなんです!その夜、ジェイがホンランと手を使ったかくれんぼで遊ぼうとしたところにムジンが割って入り、「ホンランの正体を暴く計画がある」とジェイに告げます。えー、どうなっちゃうの?!

そして迎えたホンランの誕生日。ムジンは、ホンランの暗殺者だった過去をなじるかのように弓をプレゼント。でもホンランは挑発に乗らず、皆で乾杯することに。ところが!皆が飲んだ後、ホンシクが騒ぎを起こします。なんと、出されたのはザクロ酒で、ホンランはザクロアレルギーだったんです!幼いホンランとホンシクの間だけの秘密だったはずなのに…。

ホンランは突然じんましんが出て、怯えたような表情に。これでホンランがザクロアレルギーなのは確定。そして場面は変わり、なぜかジェイがヨニに打ち据えられています。どうやらジェイが全ての責任を負う形になったみたい。お酒をすり替えたメイドのウルブンと、黒幕のムジンがジェイを庇おうとするけど、ヨニは聞く耳持たず。最終的にホンランがヨニを止めたんだけど、ホンランの失望したような表情に、ヨニもさすがにバツが悪そうでした。

ムジンはホンランの策略だと主張しようとするけど、ジェイはもう疑心暗鬼に疲れ果てています。「もし彼が本物のホンランなら、あなたは彼を殺そうとしたのよ」とムジンに言い放つジェイ。結局、罰として閉じ込められちゃうのはジェイでした。可哀想に…。

この一連の出来事を見ていたヨルグクは、何やら複雑な表情。部下からは、ムジンの評判が地に落ちたことを知らされます。そしてヨルグクは、部下に「ジン・アーツ」からある物を用意するように指示。これもまた不穏な動きですね。

その夜、ジェイは夢を見ます。幼いホンランがネズミのドッペルゲンガーの話をしていて、「もし僕にドッペルゲンガーがいたら、君は僕を見分けられないかもしれない」と心配している夢。目を覚ますと、なんとホンランが食事を運んできてくれました。ホンランは、ジェイが自分を傷つける計画に加担したことに怒りつつも、その理由を理解しようとしています。「僕には誰もいなかった。でも、君の弟という称号は必ず手に入れる」と語るホンラン。その言葉に、ジェイも同情し、彼が苦しんでいないことを願うのでした。

そして、衝撃のラスト!ホンランが密かに貴族と話しているんです。「本物のホンランがザクロアレルギーだってこと、どうして知ってたんですか?」って!えええええ?!やっぱり今のホンランは偽物だったの?!

なんと、この偽ホンランと貴族は、ミンギルドと「画家」の正体を一緒に調査していたんですね!

回想シーンでは、貴族が偽ホンランに毒ツタを渡していました。乾杯の時、偽ホンランはムジンとホンシクの怪しい動きに気づいていて、ザクロ酒を飲んだ後、首に毒ツタを塗ってじんましんを引き起こした…というのが真相だったようです!いやー、まさかそんなトリックがあったとは!ホンラン、一枚上手でしたね!

呑金/タングム3話感想

『呑金/タングム』第3話、今回も目が離せない展開でしたね。ホンランの正体に関する疑惑が深まる一方で、彼が見せる優しさや知略には引き込まれます。特に、ザクロアレルギーの件は巧妙な罠で、見事に裏をかかれました。ジェイがホンランに対して抱く不信感と、それでもどこか惹かれてしまう気持ちの揺れ動きが丁寧に描かれていて、共感せずにはいられません。ムジンの画策が裏目に出る様は少し気の毒にも感じましたが、それもまた物語の深みを増しています。ミンギルドや「画家」の謎も気になるところで、ホンラン(偽)の真の目的が何なのか、今後の展開から目が離せません。登場人物たちの複雑な心情が絡み合い、物語に一層引き込まれた回でした。

つづく