呑金/タングム第8話ネタバレ

前回、ホンランの正体に気づき始めたジェイ。第8話の冒頭、ホンランに真実を問い詰めようと向かうんですが、ふと彼の誕生日の会話を思い出すんです。「自分には誰もいなかった」と悲しげに語っていたホンランの姿…。一体彼は何者なの?ジェイの心は揺れに揺れます。

結局、ジェイはホンランと対峙する代わりに、ヨルグクに「ムジンと一緒に普通の生活を送らせてほしい」と懇願。なんとヨルグクはこれを許可!でも、これに黙っちゃいないのがホンランですよ!ジェイを連れ去ろうとするムジンに激しく詰め寄ります。ここでムジンが衝撃の一言!ホンランの奴隷時代の名前「ロデント・スクラップ(げっ歯類のクズ)」を口にして脅すんです。ひえ~、そんな過去があったなんて…。でもムジンは、ジェイが一緒に去るなら、その秘密は守ると約束します。

ムジンの側近は、なぜホンランの正体を暴いてギルドを取り戻さないのか不思議で仕方ない様子。でもムジンには、辛い時期を支えてくれたジェイを失えないという強い想いと、命を救ってくれたホンランへの恩義があったんですね。切ない…。

一方、ジェイは仲間の一人にホンランへの複雑な想いを打ち明けます。「彼と兄妹じゃないと知ってホッとした」と。それはつまり、本物のホンランがまだ行方不明だということでもあるんですけどね…。自分を許せないジェイは、だからこそここを離れる必要があると感じていたんです。

さてさて、ギルドの情勢も動き出しますよ!商人たちの間では、ヨニがホンランをギルドマスターに指名したことで、「ヨルグクは完全に権力を失った」なんて噂が飛び交います。そんな中、突然現れた大君!彼はホンランの完璧な容姿に感嘆し、どうやら彼を手に入れたい様子…?ヨルグクはそれを牽制しつつ、ソン一族の訴えで、行方不明の子供たちと「雪男」に関する王室の捜査が入ることを警告します。すると大君、陰陽のバランスを回復するために絵を描くと言い出し、ヨルグクに協力を求めるんです。昔、陰陽の傑作を描いたけど失くしちゃった、なんて意味深なことも言ってましたね。一体何を企んでるのやら…。

ホンランは、ソン・スナムの検査結果の写しを手に入れます。彼の皮膚は焼けただれ、石灰、ミョウバン、ヒ素の痕跡が!暗殺者たちが毒物の出所を追うと、なんと絵師の子供たちが監禁されていた洞窟にたどり着きます。フラッシュバックでは、幼いイネとホンランが、肌を青白くするために毒物に浸され、洞窟で絵師に刺青を施される衝撃的な過去が…!うわぁ、想像するだけで胸が痛い…。

その頃、ムジンはジェイに2羽の文鳥を贈ります。「生涯を共にする鳥なんだ」って、ロマンチック!ジェイもそれを受け入れ、二人の絆は深まるかに見えましたが…その様子を悲しげに見つめるホンランの姿が切なすぎました。

そんな中、まさかの人物が動きます!バンソクがヨルグクに「ホンランは偽物だ」と告げ口するんです。彼の話には、ホンランが暗殺者と組んでギルドを乗っ取ろうとしているとか、雪男とスナムの誘拐の罪をヨルグクに着せようとしているとか、図らずも真実に近い内容も含まれていました。証拠として、バンソクはスナムの服の痕跡から見つけた廃窯にヨルグクを連れて行くんですが…これが命取りに!

真実に近づきすぎたバンソクを、ヨルグクはなんと雪男に殺害させます!ええええ!?ヨルグク、お前もグルだったんかーい!衝撃の事実!ヨルグクは悪の絵師と雪男と共謀していたんです!急いでアジトに向かうと、そこには左手で絵を描いているドゥリョンの姿が。ヨルグクは窯の件でドゥリョンを叱責しますが、ドゥリョンは「自分はかけがえのない存在だ」と鼻であしらいます。こいつら、真っ黒じゃないですか…。

一方、ホンランは絵師の手下の一人を追跡し、拷問の末にアジトを聞き出します。そしてその手下を殺害。アジトではホンランの暗殺者たちと絵師の手下たちの間で激しい戦闘が勃発!ホンランが雪男と対峙する頃には、ヨルグクはすでに逃走済み。そしてついに雪男の正体が明らかに!幽霊なんかじゃなく、背が高く青白い肌の男。その体にはびっしりと刺青が…!彼もまた、絵師の「人間のキャンバス」の一人だったんですね。戦闘でホンランの服は破れ、その背中にある刺青をヨルグクの側近が目撃してしまいます!まずい!

さらに多くの暗殺者が到着すると、雪男は逃走。ホンランはアジトでドゥリョンを見つけますが、彼はすでにヨルグクによって殺されていました。フラッシュバックで、ホンランが悪の絵師の左胸を刺した場面が映し出されますが、ドゥリョンにはその傷跡がありません。そう、彼は悪の絵師本人ではなく、子供たちの世話をしていた手下に過ぎなかったんです。がっかりだよ、ホンラン…。

失意のまま家に戻ったホンラン。料理人から、ジェイが出発する前に仲直りするよう懇願されます。そして翌朝、ついにホンランはジェイに全てを告白!奴隷だった過去、拷問の日々…。それに対し、ジェイもまた「あなたを愛している」と告白!うおおお、やっと気持ちが通じ合った!ホンランはジェイに、ムジンと一緒に行かないでくれと必死に頼みます。

その頃、ヨルグクの側近は「ホンランは偽物です。本物のホンランなら、絵師に刺青をさせることなど旦那様が決して許さなかったはず」とヨルグクに報告。しかし、ホンランとジェイはすでに姿を消していました。ムジンは、カゴから放たれた文鳥と置き手紙を見つけ、怒りに震えます。そしてラストシーン!ジェイとホンランが馬に乗り、二人でどこかへ走り去っていく姿が…!

呑金/タングム第8話感想

『呑金/タングム』第8話は、登場人物たちの運命が大きく揺れ動いた回でしたね。ホンランとジェイが互いの想いを確かめ合い、共に困難な道を選んだ場面は胸に迫るものがありました。一方で、信頼していたヨルグクの裏切りと、彼が悪の絵師と繋がっていたという事実は、ただただ衝撃的で、物語に一層の深みを与えています。ホンランが背負ってきた過酷な過去の描写も、彼の行動原理を理解する上で非常に重要で、痛ましさを感じずにはいられません。雪男の正体やドゥリョンの最期など、次々と明かされる事実に目が離せない濃密な一時間でした。物語の核心に迫る展開が多く、各キャラクターの感情の機微も丁寧に描かれていたと感じます。

つづく