呑金/タングム 第9話 あらすじネタバレ

前回、ジェイを巡る誤解から、ヨルグクはホンランがジェイを人質に取ったと完全に思い込んじゃってるんですよね。そんな中、ムジンが「ホンランの偽りの身分の証拠を握っている」とヨルグクに接触!でも、ただじゃ教えませんよ、この男も。交換条件として、ギルドマスターへの返り咲きと、なんとジェイと結婚するためにヨルグクに自分を勘当してほしい、なんて言い出す始末。ヨルグクもこれを呑んで、ホンラン捕獲をムジンに命じるんです。いやはや、ジェイへの執着がすごい…。

一方、ヨニは息子ホンランがヨルグクにハメられたと信じて疑いません。「息子を助け出すのよ!ジェイとムジンは始末して!」と、ユクソンに全護衛を率いて救出に向かわせるんですから、母の愛は強し、ですね。

そして、忘れてはいけないのがコッニム。彼女はギュハに、この混乱に乗じてヨルグクの後ろ盾となっている大物を突き止めるよう指示。さらに、副頭領とも裏で繋がっていて、ヨルグクとヨニの兵の足止め、ホンランの捜索、そしてジェイの暗殺を命じるんです。この最後の命令には、さすがのイネも顔を曇らせていましたね…。一体何を考えてるんだ、コッニム!

その頃、ホンランとジェイは夜の野営中。「逃げ出したこと、後悔してる?」と尋ねるホンランに、ジェイは「あなたが愛を教えてくれた。あなたとなら何でも乗り越えられる」と健気な答え。うーん、泣かせるじゃないですか!しかし、そんな二人の束の間の平和も長くは続かず、ムジン、ヨニ、そしてコッニムの手勢が迫ってきます。でも、そこはホンランとジェイ!三つの追跡隊がお互いを牽制し合っている隙に、なんとか逃げ延びることに成功!見てるこっちもヒヤヒヤでしたよ。

ムジンは、ジェイが残した別れの手紙を読み返します。「ホンランと共に自分の生きる目的を見つけた。あなたもギルドとは別に自分の目的を見つけてほしい」という内容に、彼は「ギルドじゃなくて、君が欲しかったんだ」と伝えられなかった想いを噛み締めるのでした。切ない…。そして、部下に密かに命じて、ヨニの兵や暗殺者たちを誤った方向に誘導させ、自分が誰よりも早くジェイのもとへたどり着こうとするんです。どこまでもジェイ、ジェイなんですね、彼は。

しかし、二人の運も尽きる時が…。物資を調達しに町へ入ったジェイが見つかってしまい、なんとか逃げたものの、毒矢を受けてしまうんです!ホンランは彼女を洞窟に隠し、必死に看病します。ジェイが回復すると、彼は追手を引き離すためにおとりになり、自分を狙う暗殺者たちと対峙。「彼女が無事になったら必ず戻って任務を果たす」と約束し、彼らもそれを受け入れるという意外な展開!そして、急いでジェイの元へ戻るホンラン。

ところが、洞窟にジェイの姿はなく、ホンランはパニック状態!でも大丈夫、彼女はホンランを探しに出ていただけでした。再会を喜び、二人は洞窟で一夜を共にします。でも、ホンランは背中の刺青をずっと隠したまま…。この刺青、一体何が隠されているんでしょうね?

一方、ヨルグクは終わりの見えない捜索に業を煮やし、なんと大君に軍隊の派遣を要請!大君はヨルグクの不遜な態度に罰を与えようとしますが、ヨルグクには切り札があったんです。そう、何を隠そう、ホンランの背中の刺青こそが、大君の陰陽の傑作だったという衝撃の事実!ええええ!?ここで大君が絡んでくるとは!

森の中、親切な旅人に助けられ、山中の廃屋を教えてもらったホンランとジェイ。そこでの生活は穏やかで、二人はつかの間の幸せを噛みしめます。ジェイは無邪気にはしゃぎ、ホンランも彼女に優しく寄り添う。ある夜、ジェイが兄を思って泣いていると、ホンランは「決して君を離さない」と約束するのでした。もう、このシーンは涙なしには見られません!ホンランが露天商から簪(かんざし)を買ってジェイに贈ったり、可愛らしい日常が描かれるんですが…幸せな時間は長くは続かないんですよね、ドラマって。ある日、ホンランが咳き込み、一瞬視界がぼやける描写が。首の傷跡も炎症を起こしていて、彼の表情にも不安がよぎります。これ、絶対何かありますよね…。

そして案の定、悪い知らせが。ムジンの部下が例の旅人たちを見つけ出し、彼らを脅してジェイに薬を盛らせ、誘拐しようとします!ホンランは必死に止めようとしますが、ムジンの手下たちとの戦いで手一杯。そこへヨニの兵も現れ、ジェイを殺そうと大乱戦に!まさに血の海!その混乱の最中、大君の近衛兵が完全武装で現れ、ホンランとジェイはシム家へと連行されてしまうんです。一体どうなっちゃうの!?

そして、第9話のラストシーン。ヨルグクはホンランに自白を迫りますが、ホンランはただ不敵に笑うだけ。怒ったヨルグクは、ホンランの服を引き裂き、彼の背中の刺青を白日の下に晒します!それを見たヨニとジェイは、言葉を失い、ただただ愕然とするばかり。ホンランは恥じらい、自分の体を隠そうとします。彼にとって、その刺青は自分を非人間的な存在にする拷問の証だったんですね…。ああ、なんて残酷な終わり方!

呑金/タングム 第9話 感想

『呑金/タングム』第9話、今回も各キャラクターの感情が激しくぶつかり合い、目が離せない展開でしたね。ホンランとジェイが過酷な逃避行の中でお互いを想い合う姿には胸を打たれましたが、それを取り巻くムジンの執念、母ヨニの愛、そしてコッニムの冷徹な策略が、物語を一層複雑で深みのあるものにしています。

特に、ホンランの背中に隠された刺青の秘密が、まさか大君にまで繋がっているとは驚きでした。これが彼の過去や、今後の運命にどう関わってくるのか、非常に気になるところです。ラストシーンでその刺青が衆人の目に晒され、ホンランが絶望に打ちひしがれる姿は、見ているこちらも胸が痛みました。この衝撃的な出来事が、登場人物たちの関係性や物語全体にどのような波紋を広げていくのか、今後の展開を注意深く見守りたいと思います。

つづく