第2話は、まさにその直後からスタート!手に汗握る展開と、登場人物たちの深い背景が見えてきて、ますます目が離せなくなりました。早速、第2話のあらすじと感想をネタバレありで語っていきたいと思います!

激闘の果て…ウィギョム、まさかの勝利

前回の一撃で有利になったかと思いきや、やはりケンカ慣れしているスンジュンは手強い!すぐに反撃されてしまいます。絶体絶命のウィギョムですが、ここで謎の転校生ユンギのアドバイスが光ります。「スンジュンに抱きついて、一緒に階段を転げ落ちろ」と。

無茶苦茶な作戦ですが、これを実行したウィギョム。階段落ちでスンジュンが膝を痛めた隙を突き、立てなくなるまで殴りつけて、なんと勝利を収めてしまうんです!これには親友のホンイたちも唖然。そしてユンギは、ウィギョムの秘めた才能にますます確信を深めた様子でした。

戦いの後、父からの連絡で塾に向かうウィギョム。ユンギは服を貸してくれ、顔の痣を隠すクリームまで渡してくれます。なんだかんだ面倒見がいいですよね、彼。しかし塾では、成績のことで父親が講師と口論しているのを目撃してしまいます。家族からのプレッシャーが重くのしかかる、ウィギョムの辛い日常が垣間見えた瞬間でした。

さらなる脅威「上級生グループ」の影

一方、まさかの敗北を喫したスンジュンは、いじめっ子グループの上級生たちに呼び出されていました。リーダー格のジヒョクは、「新入生に負けるとは何事だ」と激怒。レンガで頭を殴ってでも報復しろ、と非情な命令を下します。

そして放課後、彼らはウィギョムを待ち伏せ。スンジュンが背後から木製スティックでウィギョムの頭を殴りつけるという、衝撃の展開に…。意識を失うウィギョム。ユンギは両親にバレないように救急車を呼ぶのをためらいますが、結局呼ばざるを得ない状況に。薄れゆく意識の中、ウィギョムは兄が遺体袋で家から運び出される過去の光景を思い出していました。この家族には、何か深い悲しみがあるようですね…。

病院での出会いと、芽生える罪悪感

病院で目を覚ましたウィギョムのもとに、心配した両親が駆けつけます。ユンギは「バス停に向かう途中で階段から落ちた」と嘘をついてくれましたが、両親の心配は尋常ではありません。特に父親は「お前は病気になることさえ許されないんだ」と、どこか追い詰められた様子。そして母親は、救急処置室に運ばれる他の患者を見てパニック発作を起こしてしまいます。やはり、亡くなった兄のことがトラウマになっているようです。

そんな中、ウィギョムの様子が気になったスンジュンが病院に現れます。そこで偶然、パニックを起こしているウィギョムの母親と遭遇。彼女を助けようとしますが、彼女はスンジュンの制服を見て、ウィギョムの同級生だと気づきます。そして、彼の顔の傷を見て「手当てしないと痕になるわよ。息子を持つと心配が絶えないわ」と優しく声をかけるのです。

この母親の言葉に、スンジュンは罪悪感でいっぱいになり、ただ謝ってその場を去ることしかできませんでした。彼もただの悪党ではない、複雑な心情が描かれた名シーンでしたね。

屋上での対決!今、反撃の狼煙が上がる

退院後、ウィギョムはスンジュンに「もう関わらないでほしい」と伝えますが、上級生のジヒョクたちがそれを許すはずがありませんでした。昼休み、ウィギョムとユンギは屋上に呼び出されます。

ジヒョクはウィギョムを一方的に殴りつけ、スンジュンに謝罪するように強要。さらに、スンジュンにウィギョムを殴るよう命じます。しかし、ウィギョムの母親の言葉を思い出していたスンジュンは、その命令を拒否。逆上したジヒョクは、今度はスンジュンに暴力を振るい始めます。

その光景を見ていたウィギョム。もう、彼が黙っていることはできませんでした。

「ジヒョクを倒したら、あと何人残ってる?」

隣に立つユンギに、ウィギョムは静かに尋ねます。ユンギは冷静に「あと2人。そいつらを倒せば、もう敵はいない」と分析。

ついに、ウィギョムが自らの意志で立ち上がることを決意した瞬間です!気弱な優等生が、大切なものを守るためにヒーローへと覚醒する…まさに王道の展開に胸が熱くなりました!

第3話では、ウィギョムの本格的な反撃が始まりそうですね。そして、敵だったスンジュンとの共闘はあるのか?ユンギの謎めいた行動の真意は?

『ONE:ハイスクール・ヒーローズ』第2話の感想

第2話では、ウィギョムの戦いが新たな段階に入りました。上級生ジヒョクという、より大きな悪意が登場し、物語の緊張感が一気に高まります。暴力がエスカレートする一方で、敵であるはずのスンジュンがウィギョムの母親と出会い、罪悪感を覚えるシーンは非常に印象的でした。彼の人間的な一面が描かれたことで、キャラクターの奥行きが深まったように感じます。ラストシーンで、友人を守るために自ら立ち向かうことを決意したウィギョム。彼の内面的な強さの目覚めと、今後の人間関係の変化に注目です。

つづく