いやー、前回、転校初日にして早くも学校のヤンキーグループを返り討ちにしたウィギョム。謎の同級生ユンギのアドバイスもあって、なんだか最強ヒーローへの道を歩み始めた…かと思いきや!第3話は、そんな単純な話じゃなかった!家庭の事情という、もっと根深くて厄介な問題がウィギョムを襲います。

それでは早速、『ONE:ハイスクール・ヒーローズ』第3話のあらすじ&ネタバレ、行ってみましょう!

新たな敵と父の教え

前回、屋上でジヒョクを鮮やかにノックアウトしたウィギョム。その勝ちっぷりがあまりに見事で、今までジヒョクたちにくっついていたスンジュンも「俺、もうパシリやめるわ…」とまさかの改心!ウィギョムの一発が、早くも学校のパワーバランスを崩し始めてる感じ、ワクワクしますよね!

しかし、話はそれで終わりません。負けたジヒョクが泣きついたのは、さらに上の先輩、スンシク。こいつがまた、いかにも悪そうなオーラを放ってるわけですよ。早速、塾帰りのウィギョムを待ち伏せして「ちょっとツラ貸せや」と絡んできます。

まさに一触即発!…かと思いきや、そこへ高級車で颯爽と現れたのは、なんとウィギョムのお父さん!スンシクたちも思わずビビって退散します。

車中、父はウィギョムにこう語りかけます。「短絡的な力に執着するな。本当に強い力とは、耐え忍ぶことで得られるものだ」と。うーん、深い…。でも、今のウィギョムにはちょっと難しい教えかもしれませんね。

ユンギの教えと「忍耐」の実践

翌日、ウィギョムは早速、師匠(と勝手に呼びたい)ユンギにスンシクのことを報告。するとユンギは「昨日戦ったばかりだろ。拳も体も休ませてやれ」とクールなアドバイス。

その言葉通り、教室に乗り込んできたスンシクに頭からジュースをぶっかけられても、ウィギョムはグッとこらえて反撃しません。父の言葉とユンギのアドバイスを胸に、「忍耐」を実践したんですね。やられたままのウィギョムを見て、ユンギは「よく耐えた」と静かに称えるのでした。

息が詰まる家族の集い

週末、ウィギョムは両親と共に祖父の誕生日パーティーへ。しかし、そこは笑顔あふれるお祝いの席…ではありませんでした。

エリート一家の中で、医者にならなかったウィギョムの父は、叔母たちからチクチクと嫌味を言われる始末。そして、この家の頂点に君臨する権威的な祖父が、ウィギョムにとって最大の壁となります。

祖父は、まだ未成年のウィギョムに「年長者から酒を注がれたら飲むのが礼儀だ」とワインを強要。さらに、「前のエリート校に戻れ。今の学校などお前にふさわしくない」と命令します。

ここで、ウィギョムは勇気を振り絞って言い返すんです。「あの学校に戻れと言うなら、僕は死にます」と。

この一言が、場の空気を凍りつかせます。パーティーの後、ウィギョムは庭で亡き兄の幻影を見てしまい、錯乱してプールに転落。母親はパニック発作を起こし、父親は必死に彼を助け出すという大惨事に…。

結局、この騒動のせいで両親は祖父から激しく叱責され、ウィギョムは祖父に何も言い返せなかった自分、そして家族を苦しめてしまった自分を責めるのでした。

決壊する感情、そして衝撃の結末へ

祖父に立ち向かえなかった無力感と後悔。その行き場のない怒りは、学校で再びウィギョムを挑発してきたスンシクに向けられます。

「以前のお前に何もできなかった自分が恥ずかしい」

そう言い放ったウィギョムは、先日やられたお返しとばかりに、スンシクの頭にコーラをぶっかけます!ユンギの制止も振り切っての、完全な宣戦布告!

そして迎えた昼休み。バンド練習室で、ついにウィギョムとスンシクのタイマンが始まります。ユンギが見守る中、スンシクは「俺の仲間になるか、ここで戦うか」と選択を迫りますが、ウィギョムの答えはもちろん「戦う」。

しかし…今回は様子が違いました。祖父の家での一件で心身ともに疲弊していたのか、ウィギョムの動きは鈍い。スンシクの猛攻を防ぎきれず、ついに首を絞め上げられ、意識が…。

え、嘘でしょ!?ここでウィギョムが負けるなんて!最強ヒーローの誕生かと思いきや、まさかの完敗…。意識が遠のいていくウィギョムの姿で、第3話は幕を閉じます。

いやー、衝撃的すぎません!?家庭の問題という内なる敵と、スンシクという外なる敵。二つのプレッシャーに押しつぶされそうになるウィギョムは、このまま沈んでしまうのか?それとも、この敗北をバネに、さらに強く立ち上がるのか!?

『ONE:ハイスクール・ヒーローズ』第3話の感想

第3話は、単なる学園アクションものから一歩踏み込み、主人公ウィギョムの抱える内面的な葛藤が深く描かれた回でした。学校での物理的な強さとは裏腹に、家庭、特に権威的な祖父の前では無力であるという対比が鮮烈です。父の言う「忍耐による力」と、ユンギの助言、そして亡き兄への想いが複雑に絡み合い、彼の行動を突き動かしているのが伝わってきます。ラストの衝撃的な敗北は、彼が真の強さを手に入れるための試練なのでしょう。ウィギョムがこの苦境をどう乗り越えるのか、その過程から目が離せません。

つづく