ソンチェクの恋のキューピッド大作戦が、予想の斜め上を行く展開で、もう笑いとドキドキが止まりませんでした!イ・ボン王子の愛が重すぎて…いや、一途すぎて最高でしたね!早速、あらすじとネタバレを詳しく見ていきましょう!
月夜の下では何かが起こる
意識を失っていたソンチェクが目を覚ますと、そこには彼女を心から心配する家族とウリの姿が。そして何より、ソンチェクのために王室の医師まで手配してくれたイ・ボン王子の献身っぷりがすごいんです。兄たちは相変わらず、王子の下心に全く気づいていないのが面白いですよね(笑)。
その頃、当のイ・ボン王子はというと、なんとソンチェクの回復を早める貴重な薬草を求めて、自ら山へ分け入っていました。そこで虎に遭遇するというハプニングに見舞われるも、愛するソンチェクのためなら虎も恐れない!その勇敢な姿に、薬草の持ち主である謎の青年(実は神通力を持つ存在!)も心を動かされたようです。
薬草を持ってソンチェクの元へ戻ってきたイ・ボン。ボロボロの姿の彼をソンチェクが心配すると、その一言で彼の心は鷲掴みにされてしまいます。イ・ボンは、これまで反対していたスギョムの集い(クラブ)への参加をあっさり許可。この急な態度の変化に、ソンチェクも自分の気持ちが揺らぎ始めますが、「いやいや、私は物語を元に戻さなきゃ!」と自分に言い聞かせます。
恋のキューピッド大作戦、開始!…のはずが?
ソンチェクの計画はこうです。本来のヒロインであるウネと、主人公のイ・ボンをくっつける!そのために、友人スギョムが主催するイベントに二人を招待し、仲を取り持とうとします。
しかし、パーティーに颯爽と現れたイ・ボンのオーラに、ソンチェク自身が思わずときめいてしまう始末。しかも、イ・ボンの視線は終始ソンチェクに釘付け。他の男性がソンチェクと話そうものなら、嫉妬むき出しの冷たい態度で場の空気を凍らせます。
ソンチェクはめげません!宝探しゲームを利用して、ウネとイ・ボンが二人きりになるようセッティング。ウリに頼んで木の上から花びらを降らせるというロマンチックな演出まで用意したのに…ネズミに驚いて池に落ちたウネを、イ・ボンはなんと完全無視!ウネがかわいそうで見ていられません…。一方で、二人の様子を覗き見していたソンチェクは壁から落ちてしまい、それをスギョムがしっかりキャッチするという、別のフラグが立ってしまいました。
炎と花火が照らす、衝撃の告白
ソンチェクの計画がことごとく失敗し、ウネがどんどん悲しそうな顔になっていくのを見て、ソンチェクもイライラ。彼女が起爆剤として用意したカクテル(爆弾酒)で場を盛り上げようとしますが、その夜、事態は最悪の方向へ。なんと、パーティー会場で火事が発生してしまうのです!
パニックの中、イ・ボンは一目散にソンチェクの元へ駆け寄り、彼女を抱きかかえて安全な場所へ避難させます。その一方で、スギョムはウネのそばへ駆け寄っていました。この火事で、それぞれの想いのベクトルがはっきりしましたね。
燃え盛る東屋を遠くから見つめる二人。すると突然、夜空に美しい花火が打ち上がります。その光に照らされながら、イ・ボンはソンチェクに向き直り、こう宣言するのです。
「今宵は楽しかった。そなたは、私の妻になる資格を得た」
「この人、本気で言ってる…?」と呆然とするソンチェクの顔で、第3話は幕を閉じました。
『主役の初体験、私が奪っちゃいました』第3話の感想
いやはや、今回もソンチェクの奮闘が空回りする様子が実にコミカルで、見ていて飽きない展開でした。彼女が良かれと思って立てる計画が、ことごとくイ・ボンの一途すぎる愛によって打ち砕かれていく様は、もはや様式美と言えるかもしれません。ウネを助けずに自分の刀を優先するイ・ボンの姿には、彼のソンチェクへの執着の深さが表れていて、少し恐ろしくもあり、同時に彼のキャラクターを際立たせていました。
また、これまで少し影の薄かったスギョムが、ソンチェクを助けたり、ウネを気遣ったりと、その存在感を増してきたのも見逃せないポイントです。四人の関係性が火事をきっかけに明確になり、物語が大きく動き出した印象を受けました。イ・ボンの最後の衝撃的なプロポーズで、今後の展開がますます読めなくなりましたね。
つづく