いやはや、今回も目が離せない展開の連続でしたね!『青春ウォルダム 呪われた王宮』第10話、早速振り返っていきましょう!
まず、世子イ・ファンとハン・ソンオンの関係に、ようやく光が差してきました。呪いのせいでギクシャクしていた二人ですが、ファンは変わらずソンオンを友として認め、一緒に訓練へ行こうと誘います。このシーン、見ているこちらもホッとしましたよね。
その夜、ファンは内官コ・スンドルとして仕えるミン・ジェイに夜食を差し入れ、二人きりで酒を酌み交わします。帽子を脱ぎ、女性の姿に戻ったジェイと語り合うファンの姿は、なんとも微笑ましいものでした。ジェイは、ソンオンは良い人だけれど、結婚は望んでいないこと、そして事件の真相を突き止め、ファンの内官として生きていきたいという本心を打ち明けます。ファンもまた、ジェイの正体をソンオンに打ち明ける決意を固めるのでした。
しかし、この和やかな時間もつかの間…なんと、この二人の会話をファンの護衛であるテガンが聞いてしまったのです!これでジェイが女性であるという最大の秘密が、また一人に知られてしまいました。テガンの忠誠心は本物ですが、この先どう動くのか、新たな不安要素が生まれてしまいましたね。
一方、ジェイの侍女ガラムと、変わり者の両班キム・ミョンジンの間にも進展が。親から無理やり見合いをさせられ、相手の女性に侮辱されて落ち込むミョンジン。それを見ていられなかったガラムは、こっそりその女性をつまずかせて仕返し!そして「弱音を吐くな」とミョンジンを力強く励ます姿は、なんとも頼もしい!二人のコミカルながらも心温まる関係は、このドラマの癒しですね。
そして物語は、いよいよ核心の謎へと迫ります。ファンは、父である王に、右議政チョ・ウォンボが左議政ハン・ジュンオン(ソンオンの父)を陥れようとしたことを報告します。さらに、一連の事件の背後にある10年前の「碧川(ピョクチョン)の乱」について本格的に調査を開始。ソンオンの協力を得て、当時の記録を調べると、討伐の責任者がなんと、あのチョ・ウォンボだったことが判明します。
ファンたちは、事件の関係者が皆、碧川出身であることに気づきます。時を同じくして、ソンオンは「碧川出身の謎の女が東宮殿にいる」という不穏な情報を耳にします。一体誰のことなのか…?謎が謎を呼ぶ展開に、ますます引き込まれてしまいます!
『青春ウォルダム 呪われた王宮』第10話の感想
今回は、これまで張り詰めていた人間関係が少しずつ氷解し、新たな協力体制が生まれる希望の回でした。特にファンとソンオンが再び友情を取り戻し、共に事件の真相究明に乗り出す姿は、今後の展開に大きな期待を抱かせます。ファンとジェイの距離も縮まり、お互いを深く理解し合う様子には心温まるものがありました。
しかし、その一方で平和な時間だけでは終わらせてくれないのがこのドラマの巧みさ。テガンにジェイの正体が知られてしまったり、ガラムが懸賞金目当ての者たちに気づかれたりと、いつ火が付いてもおかしくない危険がすぐそばに迫っています。そして、物語の根幹をなす「碧川の乱」の全貌が少しずつ明らかになり、過去の因縁が現在にどう繋がっているのか、知的好奇心を強く刺激されました。味方と敵、そして謎の人物が入り乱れ、物語の深みが一層増したように感じます。
つづく