いやはや、今回の『青春ウォルダム』第16話、とんでもない事実が次々と明らかになりましたね!長年イ・ファンを苦しめてきた「呪い」の正体から、まさかのあの人物の秘密まで、息つく暇もない展開でした。早速、詳しく振り返っていきましょう!
衝撃の告白!兄殺しの呪いの真相
物語は、ミョンアン大君の衝撃的な告白から幕を開けます。亡きウィヒョン世子の幻覚に怯えるミョンアン大君は、母である王妃の前でついに真実を口にしてしまうのです。「私が兄上に桃を渡したのです」と。
そう、10年前に薬を服用していたウィヒョン世子に、禁忌である桃を渡したのは、当時まだ幼かったミョンアン大君だったのです。しかし、彼をそそのかしたのは、なんとあの右議政チョ・ウォンボでした。幼い大君を利用して世子を死に追いやり、その罪をイ・ファンになすりつけようとしたウォンボの策略…あまりにも卑劣ですよね。
この事実を知った王妃は、怒りと絶望に打ち震えます。愛する息子が、知らぬ間に兄殺しの道具として使われていたのですから、その心痛は計り知れません。王妃はウォンボへの復讐を固く誓うのでした。
嫉妬する世子様と、すれ違う想い
一方、私たちの世子イ・ファンは、ミン・ジェイ(コ・スンドル)への想いを募らせています。彼女と侍女のガラムが事件解決後に暮らせるようにと、こっそり家まで用意するなんて、どこまで優しいんでしょうか。
しかし、そんなファンの心をかき乱すのが、ジェイの「想い人」の存在。ファンは「その男は誰だ!」と気が気でなく、内官の姿のジェイに嫉妬心をむき出しにします。ジェイが想い人のことを「文武両道ですごい方です」と、明らかにファンのことを指して説明しても、本人は全く気づかないのがもどかしくも微笑ましいシーンでした。
迫る魔の手と、新たな手がかり
その頃、悪の親玉チョ・ウォンボは、10年前の碧川(ピョクチョン)の事件の真相を知るパク・ハンスという男を始末しようと暗殺者を送ります。ファンと護衛のテガンもパク・ハンスを追いますが、一歩及ばず、彼は致命傷を負わされてしまいます。
しかし、パク・ハンスは息絶える寸前、「ソン家の娘が…宮中に…」という謎の言葉をファンに遺します。これは一体何を意味するのか?新たな謎が、ファンとジェイの前に立ちはだかります。
最大のサプライズ!テガンは双子だった!?
そして今回最大の驚きが、ラストで明らかになりました。ジェイは、厨房へ向かったはずのテガンが、全く別の場所から現れたことに違和感を覚えます。時を同じくして、萬研堂(マンヨンダン)のキム・ミョンジンも、テガンの行動の矛盾に気づき、ファンに報告。
二人の証言を聞いたファンは、ついに一つの結論にたどり着きます。「テガンは…双子かもしれない」。これまでのテガンの不可解な行動や、神出鬼没ぶりが、この「双子説」ですべて繋がった瞬間でした。鳥肌が立ちましたね!
王妃はチョ・ウォンボへの復讐計画を実行に移し始め、謎の刺客に「公主を暗殺せよ」と書いた密書を渡すなど、宮殿内はますますきな臭い空気に包まれていきます。一体、これからどうなってしまうのでしょうか。
『青春ウォルダム 呪われた王宮』第16話の感想
今回のエピソードは、物語の根幹を揺るがす事実が次々と明かされ、非常に見応えがありました。10年間ファンを苦しめ続けた呪いの正体が、まさか政敵の奸計と幼い弟の無垢な行動が引き起こした悲劇だったとは、胸が締め付けられる思いです。そして、その事実に直面し、復讐の鬼と化す王妃の姿には、母としての強さと哀しみが満ちていました。
恋愛模様では、ジェイの想い人が自分だと気づかずに嫉妬するファンの姿が、彼の人間的な魅力を引き立てていて印象的でした。シリアスな展開の中の、心和むひと時でしたね。
そして何よりの衝撃は「テガン双子説」です。これまでの小さな違和感の伏線が、一気につながるカタルシスは格別でした。多くの謎が解明に向かう一方で、王妃の復讐や碧川の謎といった新たな火種も生まれ、物語はさらに深みを増したように感じます。緻密に練られた脚本に、ただただ感服するばかりです。
つづく