いやあ、今回の『青春ウォルダム』第17話は、これまで散りばめられてきた謎が一気に動き出す、まさに神回でしたね!息もつかせぬ展開に、画面の前で固まってしまった方も多いのではないでしょうか?それでは早速、衝撃の第17話の世界に飛び込んでいきましょう!

深まる謎、王妃の恐ろしい計画

物語は、王妃の指示を受けたクォン尚宮が、ハヨン公主とミョンアン大君を夜中に宮殿から連れ出す、という不穏なシーンから始まります。目的はミョンアン大君の心の病を治すため。しかし、案内された寺にいたのは、なんとキム・ミョンジンの師匠である謎の僧侶でした。

師匠は「治療のため」と公主を部屋の外で待たせると、牡丹の花の香りを使い、催眠術でミョンアン大君の記憶を操作。「兄(亡くなったウィヒョン世子)に桃を渡したのは自分ではない」と、偽りの記憶を植え付けてしまったのです。

その頃、外で弟を案じる公主に、覆面の刺客が襲いかかります!絶体絶命のピンチを救ったのは、ハン・ソンオン。彼は、夜間の外出を心配した公主から、事前に護衛を頼まれていたのでした。ソンオンとの激しい斬り合いの末、ついに刺客の覆面が剥がれます。そこに現れた顔は…なんと、イ・ファンの護衛官、テガンと瓜二つだったのです!

計画が狂ったクォン尚宮は、自分が疑われないよう、隠し持っていた短刀で自らを刺すという芝居まで打ちます。恐ろしい執念ですね…。

ついに繋がった点と線!「盾牌調査団」結成へ

一方、萬研堂(マニョンダン)では、イ・ファン、ミン・ジェイ、キム・ミョンジンが事件の真相に迫っていました。ソンオンから刺客の報告を受け、彼らはテガンに双子の兄弟がいるのではないか、という仮説にたどり着きます。

さらにジェイは、師匠が使った牡丹の香りが、人の意識を朦朧とさせるアヘンのような効果を持つことを見抜きます。これまでの事件…シム・ヨンがジェイを恋人だと誤解したのも、ククムが偽りの自白をしたのも、すべてはこの「迷魂術」によるものだったのです。すべての謎が、碧川(ピョクチョン)から逃れてきた者たちと、開城(ケソン)という土地に繋がっていると確信した彼ら。

ここで立ち上がったのが、我らがキム・ミョンジン!彼は碧川の民とテガンの双子の謎を解明するため、「盾牌(じゅんぱい)調査団」の結成を宣言し、自ら団長に就任。世子(イ・ファン)とは知らずに「世子様には後で報告する!」と胸を張る姿は、シリアスな展開の中の癒やしでしたね。

衝撃のクライマックス!裏切り者は誰だ

宮殿に戻ったソンオンは、刺客の顔がテガンと同じだったことをファンに報告。そこに居合わせたテガンは、自分に双子の兄がいるかもしれないと知り、衝撃を受けます。彼自身も、幼い頃に兄がいた記憶がおぼろげにあるものの、死んだものと思っていたのでした。

そして、物語は最悪の形でクライマックスを迎えます。

王妃は、ファンたちが真相に近づいていることを察し、先手を打ってソンオンを呼び出すなど、不気味な動きを見せます。

その夜、テガンは書庫でついに双子の兄と再会。しかし、その密会現場をジェイが目撃してしまいます。ジェイは、テガンがずっと自分たちを騙していた裏切り者だと誤解。「世子様に知らせる!」と叫ぶ彼女の口を封じるため、テガンの兄はジェイの首に手をかけ…。信じていた仲間の、信じがたい光景。ここで終わるなんて、あんまりです!

『青春ウォルダム 呪われた王宮』第17話の感想

今回は、物語の核心に迫る重要な手がかりが次々と明かされ、各キャラクターの思惑が複雑に絡み合う様子に強く引き込まれました。特に、これまで忠実な護衛官として描かれてきたテガンに双子の兄弟がいたという事実は、物語に新たな深みとサスペンスをもたらしています。王妃の底知れない野心と、その手足となって動くクォン尚宮の冷酷さには、改めて戦慄を覚えました。彼女たちがなぜ、同じ一族であるはずの公主まで手にかけようとするのか、その動機が今後の大きな焦点となりそうです。純粋な心を持つ登場人物たちが、次々と陰謀に巻き込まれていく姿は見ていて心苦しいですが、この苦難を乗り越えた先にある真実を見届けたいという気持ちが一層強くなりました。

つづく